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カテゴリ:きのこと発酵文化「月のしずく」
今年の昭和の日の「大戦殉難北方異民族慰霊第41年大祭」も無事斎了。 祭典の第二部では、かっての戦さの記憶をリアルタイムで語ってくれる田中楽風さん(91歳)とも生きてめぐり合うことができ、この日晴れの舞台を飾っていただきました。ようやくこの慰霊祭も世代の壁を突き抜けて普遍的な厭戦思想の文化防衛の機能を果たしはじめ、感無量です。
写真提供 小川晶 駅尻の桐の裸木春日浴び軋む動輪 この準備に着手した春浅き頃のきのこポエム。重い動輪がきしみながら動きだせば、あっという間にこの日が巡ってきました。
昨日までの枯れ木に桐の花開く旅立ちの朝 ムックきのこクラブも長い巡礼の旅の折り返し点に差し掛かり、NEOムックきのこクラブとして機関誌もなんとか昭和の日に間に合いました。春先から毎朝見上げていた古色蒼然たる桐の木に少し異変が起こり、よく見てみるとなんと花が開きはじめているではありませんか。そのよろこびの気持をきのこポエム24音詩にまとめました。
さて次年度からはじまるきのこ暦8年へ向け「月のしずく」というさざれ石が、ごっとん転がりはじめ巌(いわお)となる日まで、まつわりつく苔や火の粉を払いながら新たな旅をはじめたいと思っています。もちろん、これまで同様、不揃いのきのこのままの孤独な旅ではありますが、ちょっと背伸びを心がけ、時折声を掛け合いながら、さまざまなピークを乗り越えて終わりのない旅を続けましょう。 スーパーきのこ時代の僕たちの役割は、この「月のしずく」を羅針盤として航海を続けていきます。「異」として無視され、私たち庶民の日常世界から不気味なものとして遠ざけられてきたきのこ。この異民族慰霊祭も、そんな「異」なものの代表であるきのこを愛する心やさしい人たちの文化祭としての位置づけで、次年度の慰霊祭までにも、さまざまな催しを企画いたします。どうぞお楽しみに。 さて、書家に依頼していた題字も早々と届きましたので、卯月の朔より「月のしずく2号」5月号に着手いたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月06日 12時49分16秒
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