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カテゴリ:きのこと発酵文化「月のしずく」
寺田本家の発芽玄米酒「むすび」五人娘はいつもサプライズをもたらしてくれるなにわ女の山口さんが持参してくれたなま酒。これが、彦根の今は亡きポン友・石田岩男さんの奥様が贈ってくれた鮒ずしと絶妙の組み合わせ。この鮒ずしも極上のもので、前代未聞の味わいでうっとりしました。僕は久しく味盲(みもう、すなわち味のわからぬどうしようもない奴という意味)と呼ばれてきましたが、それはどんなものでもぺろりと平らげることからそう呼び習わされてきたまでの事。まずいはわからずともうまいはわかります。そんな僕が久々にびっくり仰天したうまさでした。とりわけ「むすび」とのコンビネーションは最高でした。 発酵文化探訪の最初の一歩は「花の生涯」ならぬ「きのこの生涯」をまっとうされた彦根城下の石田岩男さんの悼友紀行から始まりました。
彦根と猫の関連が今いち不明ながら、彦根はこんなゆるキャラも有名だとか。 以下は極上鮒ずしのストリップ・ショー。
この小雨の彦根にマダラと同道した人たちは、えらからしっぽまですっかり平らげて、くるんでいた飯まで食べてしまいました。おそらくこの鮒にとっては、琵琶湖でノホホンと生きて、時々ブラックバスと追っかけっこして、手ごろなところで行きずりの恋に落ちて身ごもるだけの人生しかなかったはず。しかし、こうしてわれとわが身を発酵・発酵とうなされて発光しはじめた変な人たちに思い切り愛でられて食い尽くされたほうがどんなにか幸せな人生だったでしょう。 鮒ちゃんの尻尾をしゃぶりながら、「僕を骨まで食ってくれる人など絶対に現われそうにないので、それと比べるとこの鮒ちゃんは実にしあわせな奴だなぁ」と、ちょっとジェラシイすら感じました。 近江のお鮒様、彦根の石田くんの奥様。本当にありがとう!!。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月21日 21時58分38秒
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