古代の海運の知識を補強する目的で読み始めた書物が面白すぎて、つい夜更かししてしまい、午前1時過ぎに床に入ったのですが、深夜3時に鳥の声で目覚めました。
外が意外に明るいので、テラスに出てみますと、月は雲の向こうなのですが空全体に月の光が行きわたり昼のような明るさです。ハマヒヨドリが、月の気配に誘われてさえずり続けていて、それは夜明けまで続きました。
Wiki pediaより転載 写真はオス
イソヒヨドリ Monticola solitarius
僕たちはハマヒヨドリと呼んでいますが、正式にはイソヒヨドリというみたいです。日本では磯や海辺でよくみかけることからこんな名前がついていますが、本来は崖や内陸部の高いところが好きと見え、マンション群の高所で鳴いています。
ヒヨドリに似ていますがツグミ科で、オスはブルーと茶のコントラストが美しい鳥です。そろそろ営巣期に入ると見えて、切なさのつのる妻問いのさえずりでした。
さえずりを子守歌にもうひと眠りしての夜明け。目覚めると猛烈な春の嵐の虎落笛(もがりぶえ)に入れ替わっていました。必死で耐えていた樹上の桜を散らす嵐となりそうです。
駅までひとっ走りしてまもなく期限の切れる通勤定期を買い求め、ついでに散髪屋さんに立ち寄り、、午後は自宅で睡魔と闘いながらの読書とコンテンツ制作。
1日1冊。読んだ尻から忘れていくので、読んだ後は短い作者の著述の企図と後日のためのメモをノートにしながら読み進めています。