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カテゴリ:ヘテロソフィア・アート
今年度も川西美術協会展が開催された。様々な作家の意欲的な作品が並び、毎年楽しみにしてきたが、本年の画伯の作品はこの2点だ。上の作品は画廊エントランスのウインドウを飾る作品で、タイトルも「とりあえず」とあるように急に依頼されて短時間で仕上げたものと聞く。しかし、この作家は幾通りかの構想を常に考えているようで、様々な古代テンペラ画の断片をデコパージュしたような作品のアイデアは、急に思いついてできるものではない。 もう1点はタイトルは「行方」。具象と異なり、抽象画(日本画)作品は、印象で良し悪しを判断すべきなのだろうが、私の生来の癖でついつい解釈の手がかりをつかもうとしてしまう。 そうすると中央のこちらに背中を向けて腰かける裸婦のような白色の流れが気になりはじめるのだ。思わせぶりなタイトルといい、なかなか面白い展開でしばし作品と対話を楽しんだ。 この川西美展は、猪名美展と対照させたものをまた改めてここで紹介したいと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月10日 20時26分50秒
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