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カテゴリ:マダラーノフの独り言
日曜日は、農村部を巡る用事ができて5時間余り郊外を走ってきた。ようやくひんやりした冷気に包まれ始めた有馬富士のいつもの風景。 裾野に目を転じれば孤独な樹木がぽつりと冬の雲と対話をしていた。 この季節、殺伐とした風景が広がっていると想像していたが、どこの農家の庭先にも今を盛りと花を掲げる山茶花の花だらけ。南天はいたるところに頭を下げるほど赤い実をたわわにつけ、菊も石蕗も名残りのコスモスの花も健在で、色彩あふれる空間がひろがっている。干し柿にするための取り置かれた柿の実もいたるところで日を返しており百花繚乱。そこここの真垣には烏瓜の赤い実がからまっている。 そして農家と農家の間の雑木林や小流れのそばにはサルトリイバラの実がぶらさがり、カシワ黄葉や真紅のもみぢが波立たせていた。 「明るい農村」そんな言葉をふと思い出したくらいだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月29日 18時35分55秒
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