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カテゴリ:きのこ地蔵
生駒宝山寺をくまなく歩いて見つけたもので忘れられないのは、地蔵のニューウェイブである。
日本全国、どこへ行っても、どこを掘っても地蔵が見かけられるが、私は平安以降のみほとけの救済の手からこぼれ落ちた庶民を最後のひとりまで掬いげることを本願とする地蔵にきのこを重ねて、行く先々で地蔵像は撮り続けてきたが、久しぶりに造形的にみても面白いものが居並んでいて留飲を下げた。これからその一部を紹介する。 くちべに地蔵 「お地蔵さんは女性だった」とは、インドで生まれた説話にあるが、地蔵像でもとりわけ女性的なフォルムは、私がもっとも好みとするものである。 京都を中心に高槻から近江まで、地蔵盆に地蔵に化粧を施す習慣が残っているが、これはそんな地蔵像とはいささか趣きを異にし、洗練されている。澤山輝彦画伯(筆名 茶屋町一郎)が目下、くちびるについての考察を練っているのでそのイラストに使いたいと思っている逸品である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年12月20日 09時05分43秒
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