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カテゴリ:きのこと発酵文化「月のしずく」
昨夜、今年最後の望月を望んで帰宅すると月のしずく新年号届いていましたので、そのまま封入作業。 そのきのこさんのコラボで月のしずくの顔も定まり、会員の粒もそろってきましたので、序奏期間も満了、いよいよきのこ暦第4期後半戦のスタート。小冊子ながら、そんな気概が予感できる誌面となっています。 マイノリティー、かつマジョリティーのきのこ・菌類に学ぶ文化の力で世界を少しずつ変えていくことを主眼に、偏らざるをえない21世紀の政治主義、経済主義と距離を置き、そのバランス回復に全力を注ぐ中に明日を見出していく。 そのためにつねに庶民の立場に身をおき、あらゆる権威や権力からも一線を画してやってきた月のしずく会員の総力戦がしずかに幕を開けていきます。 群れるは蒸れる。群れてダンゴになるなかれ。 そしてたとえつたなくとも、つねに単独で、自身で考え行動する人財を集める「ちょっと背伸び」のサロン活動も強化していきます。 巻 頭 メルヘンのなかのきのこ そのきのこ うれしいコラボが実現。この小冊子のクオリティーがぐんかと上がりました。 2ページ 同和教育の罠 村上学 被差別民の固定化という大人の事情をわかりやすく解説していただきました。 3ページ U-Boat 寺岡久隆 潜水艦の従軍兵士の日常生活から見事に戦争そのものの悲惨さをじんわりと解説。 戦争を知らない世代の次世代、次々世代が中心となりつつある今の列島で、異民族慰霊と併せて、若い世代にNo More 英霊、すなわちこれ以上ただの一人たりとも虚偽の美名を冠された英霊をつくらぬ決意を新たにするためにこうした試みはこれからますます器用化していかねばならないと思っています。 4-5ページ 日本史 うそで笑事典-1 さらば 卑弥呼 なつきじろう きのこを通して列島の聖地を巡り我が国の特異な精神風土と向き合うために、これからわたしたちの無意識を規定してきた天皇制度を中心に日本の宗教文化に触れていきます。 6ページ ナラタケ 写真と文 なつきじろう なつきくんがナラタケへの熱い思い入れを語ります。 7ページ 山本佳世の世界 友人のグループ展でゆくりなくその作品に出会い紹介ページが実現。あわせて紹介する、星野時環くん主宰の天空のドラマと少年愛の静かな主張をこめた月光百貨店は、月のしずくと親和性があり、今後もこの冊子でコラボしていきます。 8-10ページ雑煮餅 円か四角か 奥村彪生 御年83歳、年明けには84歳を迎える奥村彪生ちゃんは、なつきくんの30年来のきのこの盟友です。 近年、長年にわたる氏のきのこをはじめ、世界の食文化と列島の食文化の比較研究のすべてのエッセンスを食にからめて本誌で紹介していただき本当にうれしく感謝しています。 11ページ 気になるきのこ なつきくんがヘテロソフィア・アートのパイオニア的存在として交流を深めてきたアーティストたちの個展やアトリエ訪問記です。今回は、レザー・クラフト作家の河野甲さんと山口紀子さん。 12ページ ひとときのこは似たものどうし だからなかよし 月のしずくのささやかな主張ときのこ探訪会、ラボMのサロンのお知らせです。ムックきのこクラブの探訪会は、これまでの踏査を重層化させるため、日本史うそで笑事典と連動した聖トポロジーのきのこ旅をふたたび辿ります。 列島では庶民救済の地蔵信仰に先駆けて、十一面観音信仰が奈良時代に興りました。その仕掛人は秦氏出身の白山の泰澄であり、東大寺初代別当の良弁と初期王権を支えた倭(和)氏と京都の葛野・若狭小浜の秦氏でした。列島の宗教文化を神道仏教のわけへだてなくまとめあげた人物群像をなつきくんはこれからも追い続けていきますので、うそで笑事典シリーズは、そんな旅のガイドブックとしてご注目のほど。 かくして、2021年はすでに鳴動をはじめています。 けっして群れない。つねにちょっと背伸びを。この2点をあらゆる活動の芯に据えて今年も寄り道人生続けましょう。 そして、ヘテロソフィアアーティストを目指す人たちは、自身のアートを言語化する必要があります。そのためのレッスンとしてなつきくんは夜の顔不思議な俳句会のオブザーバー、コメンテーターとしても活動していますので、自身の無意識を言語化したい情熱をお持ちのアーティストの皆様はぜひこちらにもご参加くださいませ。 つきのしずくは<きのこの前の一切平等主義>をモットーとする肩書抜きの会員制の文化サロン。年会費4000円です。 ふところ具合で出世払いでも額面割れでもOK。いやでも読んでほしいひとにはお金を出してでもお贈りしていますので、<群れず><ちよっと背伸び>を持続したい向きはぜひ、ご参加くださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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