花見だんご、桜餅をイメージした『月のしずく』32号、あやおさんの特別付録の別冊の到着を待って発送いたします。今しばらくお待ちを。
2012年3-4月号の第32号は、8年を1クールとするきのこ暦の第4期の5年目。いよいよきのこ暦第5期に向けて、きのこの文化とは何かについて語るべき日々の始まりを告げるものです。
🍄巻頭はそのきのこさんの素敵な図像「孔雀きのこ」
🍄きのこ探検家・大江友亮さんのきのこカサテラス図像の数々の紹介も始まります。
🍄科学エッセーは、イシカリガマノホタケの雪腐黒色小粒菌核病菌という名前ゆえにメジャーデビューを逸したその悔やんでも悔やみきれない顛末記を、熱狂的ファンの星野保さんに語っていただきました。
🍄きのこ世界は、 ニオイコベニタケ Russula bella 安達ひろみさんの夢み心地の図像がいかしています。拙文はなつきじろう
🍄奥村あやおさんの食の自然暦は、花見弁当。弁当の歴史のあやおさんならではの考察も必読です。
🍄ムックきのこクラブで画伯としてしばしば登場の茶屋町一郎さんの生きものエッセーは、なやましいこと限りない「くちびる」の考察です。
🍄日本史うそで笑事典-2は、「豊穣への道」 歴史というものは、人々の豊かになりたいという夢を実現するための試行錯誤の連続と捉え、その夢と現実のすべてを否定するのではなく、全肯定しようとする政治史とはいささか異なる宗教文化史の視点で貫かれたきのこ目の日本史の試みです。
🍄ムックきのこの旅の印象記は、「興味のつきない三輪山麓」で。
お知らせいろいろ
さて、コロナ禍の列島ですが、微生物と人類をきのこを通して考える月のしずくの立場は真密のつながりを模索することにあります。したがって、個々人で万全の対策を講じながら普段通りに続けています。
ムックきのこの旅:毎月の第2日曜日
3月14日阪急茨木駅9時40分集合、10時01分のバスでキリシタンの里から佐藤眞生さんの農園のある忍頂寺まで散策。昼食は十八庵(とはちあん)の手打ちそばを賞味しますので弁当は不用。嗜好品とお茶っ気のみ各自持参。
4月11日は10時叡山鉄道宝ヶ池駅集合、宝ヶ池から太田垣蓮月が晩年を過ごした寺院まで上賀茂の春のキノコを訪ね散策します。
現地集合現地解散。飲み物、お弁当各自。
ラボMのサロン: 毎月の第3日曜日
3月21日 ハイブリッド・ロック・ミュージック
森田一哉さんにブルース、ロックンロールに起源を持たないロックミュージックについて語っていただきます。
4月18日 心いろどるシタールの響き
インド音楽の中でもとりわけ奥深いシタールに魅せられた田中峰彦さんのシタールという楽器の魅力を熱っぽく語っていただきます。
いずれも自由参加ですが、時節柄申し込み必要です。
ワンコイン・14時~17時まで。
大戦殉難異民族慰霊祭 4月29日祝日、午前11時~正午までは、今年も神戸市護国神社にて開催いたします。祭祀のみで直会は時節柄ありません。それに先立つ22日(木)午後3時~碑のほとりの清掃奉祀(雨天の場合翌日)を有志で行います。ご都合よき人はぜひお出ましください。
月のしずく次33号では、フランクルの「夜と霧」以上にかけがえのない個に徹したシベリア抑留の人間精神の記録として石原吉郎の著書「望郷と海」を介して取りあげたいと考えています。
コロナ不安で震撼する世界ですが、戦争が諸悪の根源であること。パンデミックというものは、戦争と常にセットで起こり、人間の姑息な欲望そのものを根絶やしにしてきたことをしっかりと認識すべきです。
今回のコロナも米中の冷戦構造が必然的に引き起こしたものを世界中が必要以上に過剰反応したものと私は受け止めています。感染症は決して軽んじてはならない未知の疾患ですが、政治やマスコミはパンデミックをしっかりと底支えするもので、政治家たちの利権争いにしてはなりません。
非力きわまりない一市民でしかない私には、そんな意味でも昭和の日の祈りは何物にも代えがたいものと考えています。