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カテゴリ:マダラーノフの独り言
志手原の地名は、おそらく死出原、すなわち鳥辺野と同じで野辺送りをする化外の地という意味に由来するものだろう。この地には羽束師物部を偲ばせる羽束山がある。左が羽束山、右の尖った小峰は甚五郎山、かってその名をもつお侍が住み着き猟で生計を立てたところからその名がついたという。 真ん中の肩の部分が五合目あたりでお地蔵さんがある。 このあたりを走っていていつも目にとまるのが、この玄関先に置かれたギリシャ彫刻の女性のレプリカだ。この女性像は、男どもの女体の理想のプロションをしめしているなといつも感心させられる。 女という文字を解体すると、「く」「ノ」「一」となることから、女性に成り切る術を<くのいち忍法>と呼ぶが、この「くねる」という音に通じる姿態美の典型がここには見事に表現されている。 コンクリートにとどめられた獣の足跡。大山崎の古戦場にて さて、昨日は中国共産党結党100周年でテレビでもニュースが流されて毛沢東に擬態した習近平の1時間余りに及ぶ演説が紹介されていた。 私たちが注目すべき点は、香港に続く台湾を見据えた一つの中国への意志を露わにした演説と、北朝鮮やかってのナチスドイツをまねたマスゲームの祭典風景だろう。 しばらく私たちは、台湾への強圧的な動きに注目し、この窮鼠ともいえる大国のあせりの行く末をしっかりと見守りつづけなければならない。 <世界の工場>を返上して、アメリカにとってかわって<世界の警察>への意志をもちらつかせはじめた中国は、それでも5千年の興亡史のノウハウを蓄えた永遠の不安定国家なので、中国にとって一文字波止の位置にある我が列島弧は、太平洋と日本海のはざまで双方の波をさばいていかねばならないことを覚悟すべきだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月02日 09時28分44秒
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