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カテゴリ:ぼくの新しい仲間たち
夏の終わりはいつも物悲しい。おびただしい蝉の死。生命力溢れる夏は、生の過剰を蕩尽した生き物の姿で満ちている。 今日は、不穏な雲の動きはあっても時折パラっと降るだけの雨の中、吹田から大阪北港方面を走った。途中、姫島の辺りで天然酵母使用の聖庵(ひじりあん)というのぼりを見つけたので焼きたてとすすめられてカレーパンを買い求めてヒメコソ神社脇の公園で昼食をすませた。 吹田では、まさに命運尽きたといった身の丈2cmほどの小柄なセグロアシナガバチ Polystes jakahamaeと出会った。マンションの入口でじっとおのれの命の残り火を見つめている様子だったので踏まれては天寿をまっとうしたことにはならないので、そっと取り上げて草地へ放してやった。 その草地というのは空き地利用の草ぼうぼうの私営パーキングで、美しいバーコードを示しながら生を謳歌する4cmほどの蝶と出会った。 ツマグロヒョウモンArgyreus hyperbius の ♂だ。 いずれも稀な出会いではないが、つかの間訪れた晴れ間のしずかな週末の出来事だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月21日 21時54分16秒
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