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カテゴリ:きのこと発酵文化「月のしずく」
「月のしずく」35号の発送が終わりました。たしかに相次ぐ災害に加えてコロナ禍、そんな中でも原子力発電の再稼働へすがる思いを露骨に示し始めたこの日本列島の政権担当者たちの言動を見るにつけ、すくいようのない窮地に立たされているのは誰の目にも明らかになってきました。 そしてさらには高齢化を迎えた旧世代に属する私たちの多くが疲弊しはじめて、若い人たちに贈る言葉もすんなりとは届かなくなりはじめていることも明らかになってきました。 きのこのたわごと以上の説得力をもたない「月のしずく」ですが、いよいよ列島史の核心部分に触れるまでに号を重ねてきました。さて、どこまで歩き続けることができるかはきのこのみが知る事実ですが、起爆力を温存しながら浮上の機会を狙い続けるほかありません。 次号は、我が国古来から祭祀に欠かせなかった大麻草。戦後GHQ占領下に非合法にされて以来天皇制とのからみもあり危険視され続けてきた大麻草の世界的な現況について書かれたとても興味深い著書が出ましたので、それを参考にあらためて大麻草についても考えてみたいと思います。 21世紀の地球にとってこの植物のもたらす利益は想像を絶するものがあり、大麻草については「月のしずく」でも折に触れ取り上げてきましたが この書は、従来の著書とは全く別次元の視点から書かれており、矢部武さんの本書は私にとっては待望の書であったことも付記しておきます。 かってのゴールド・ラッシュにたとえたグリーン・ラッシュ時代の到来を予言するものであることは確かですが、万が一我が国が世界的な合法化の流れに参入したとしても、それをビジネス化する際には大変な困難が伴うことにもふれているところが大切です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月31日 10時48分47秒
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