夢みるきのこ
PR
< 新しい記事
新着記事一覧(全3363件)
過去の記事 >
本日のラボMでは私がかってTVの衛星放送で確かに観た『恐怖の報酬』の別テイク版の存在が話題となった。 その映画は、以下の2本とは異なるもうひとつのものだが、筋立てはまったく同じものなのでリメイクか別テイク作品ということになる。 随分前にTVの衛星映画劇場で観たものだったが、鮮明に記憶に残っているのは最初のタイトルシーンが密林の上空をプロペラ飛行機が飛んでいる映像で、冒頭からバックにチャーリーパーカーの艶のあるアルトサックスのジャズが流れていた。 その後、数年して再びTV上映されたので観てみると1953年カンヌ映画祭の受賞作品でアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督、イヴ・モンタンが主人公になっていて、ちょっとがっかりしたことを覚えている。
さらに話題をさらったリメイク・フィルムが1973年上映されたウィリアム・フリードキン監督、ロイ・シャイダーが主演の『恐怖の報酬』、原題はSorcerer(魔術師)だ。この2作はいずれも素晴らしいものだが、私の観たあの映画はどこに行ったのだろうと気がかりでならない。 フリードキンの映画は、私の記憶とダブルところがあり、仲間がすべて死んでロイ・シャイダーが独りになってしまったあと、ミニ・カッパドキアのような夥しいきのこ石のモニュメントが広がる荒野を走りながら過去の記憶が走馬灯のようにダブるシーンも、目的地手前で車がエンコしてしまっで荷台からニトロの詰まった箱を執念で抱きかかえて運ぶシーンもあったようにおもう。 ただフリードキンのものはカラーで迫力満点だったが、私の観たそれはモノクロだったと記憶する。 特にフリードキン監督のリメイク作品は、ニトロを運ぶ危険な仕事をなんとかやり終えて、大金を手にしたロイ・シャイダーが酒場で現地人の魔術師めく女性とダンスを踊る際にバックで流れるのがチャーリーパーカーのジャズバラードなのだ。こうなると益々気がかりで仕方がない。 おそらくリメイクの際にチャーリーパーカーの音楽も捨てがたく映画のエンディングシーンで起用したものと思われるからだ。 こうした作品の探索にいろいろコネをお持ちのTさんが、知り合いのコレクターと連絡を取ってみて調べてみると言ってくれた。何分私の記憶が断片的すぎるので申し訳ないが、進展があるかもしれず楽しみにしている。
『素晴らしいきのこの世界』でおしゃべり… 2022年10月18日
ラボMの8月ロシア映画「夏の終止符」 2021年08月15日
ジャヴァンを聴きながら発酵!発光!! 2021年05月16日
もっと見る