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カテゴリ:きのこ目の日本史
柏原には全国でも珍しい異形八幡宮がある。その異形の所以とは、神社に三重塔がある神仏習合の名残が色濃く残されていることにある。 全国でも神社に塔が現存する社は18例しかない大変貴重なものだ。 創建は舒明天皇の御代(629~641)に、この入船山に出雲連が素戔嗚を祀ったことによるという。 そののちこの入船山周辺の三処より霊水が湧出したことを奇瑞とし、後一条天皇の勅意により石清水八幡宮より八幡神を勧請し、萬壽元(1024)年、国家鎮護の社として丹波国柏原別院として創建。 この社殿は天正13(1585)、秀吉により再々建されたもので、権現造りの先駆けとされる建築様式で現在、国の重要文化財に指定。 この三重塔は比較的新しく、江戸期の文化10(1813)年~12(1815)年に建立されたもので兵庫県の指定重要文化財とされています。 邪鬼に似せたユーモラスな彫り物が塔の屋根を支えているのも面白い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月23日 15時08分02秒
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