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カテゴリ:ヘテロソフィア・アート
ミズタニカエコさんと型染め作家、須原百合さんの二人展が現代クラフトギャラリーで開催された。今回、私がとりわけ注目したのは写真上の20号作品。回を追うごとに洗練が加えられて筆致に鷹揚とした気魄がただようまでになってきた。 スハラユリさんの作品は今回がはじめてだが、この二人展をきっかけに2年後にふたたびコラボ作品展が開かれることが決まったという。 型染めの技法は、バッグをはじめ生活用品の作品に惹かれた。カラーコーディネイトとデザインが抜群で女性であれば飛びつくだろう品物で満たされていた。型染めの額装作品は今回はじめて出会ったが、山本佳世さんのコラージュ作品に通じるところがあり、その新たな可能性に気づかされた。 私が文句なしに気に入ったスハラ作品は中央のタペストリーだ。 このスハラ作品とコラボすることでミズタニカエコ作品もより開けた時空に躍り出た感があり、2年後の二人展はさらに見ごたえのあるものとなるだろう。 この折本形式の作品集は、カエコ作品の集大成ともいうべきもので、このひとつひとつの作品から新たな息吹きが生まれ出てくる予感に満ちており、楽しみである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月27日 18時40分41秒
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