ノンフィクション作家の斎藤充功(みちのり)氏の40年にわたる<陸軍中野学校および陸軍登戸研究所>研究の成果である『陸軍中野学校全史』が、昨年8月刊行されました。氏の52冊目の快挙です。
同じく、日本に実在したインテリジェンス機関の存在を克明に調べ上げた山本武利氏の『日本のインテリジェンス工作』でも、ロシアのカー・ゲー・ヴェー、英国のスコットランド・ヤード、アメリカのシー・アイ・エーに並ぶ諜報機関である陸軍中野学校研究の全貌がようやく明らかになりました。
両書にしばしば登場する中野第一期生の父の遺志を継いで斎行してきた私の異民族慰霊の事業。その意味を私なりに示した『光るきのこたちの賦』もいよいよより深化させるべき時節が巡ってきたようです。
今年は、いろいろな意味でかかわってきたすべてに関してNext Stageへと移行すべき時が来たように感じています。
指標生物としてのきのこの役割を再認識する「神武東征の真実」、そして「第三次世界大戦」へと地すべりを起こし始めた地球の現況に鑑みて異民族慰霊と月のしずくの意味をさらに深める作業を続けなければなりません。政治や宗教を超えて一生物としてたまゆらのいのちを見つめ続ける努力だけが私たちに与えられた唯一無二の祈りの形であることを示していきましょう。
曜日の関係で、この年の瀬から正月はずいぶん骨休めされていただきました。いよいよ明日からぼけ老人にもささやかな仕事が始まります。願わくばすべてが円滑に滑り出すことを祈りましょう。