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2022年02月16日
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カテゴリ:きのこ目の日本史

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​ たま電車の貴志川線なかほどにあるいたきそ駅は、きのくに一之宮の伊太祁曽神社最寄りの駅である。
 紀の川河口部の日前國懸神社(ひのくまくにかかすじんしゃ)の社地にあったものを当地へ遷座したと伝わる。
 天照大神の神話体系がまとめられ、伊勢神宮がにわかに脚光を浴び皇祖神の頂点に据えられた8世紀頃に、天岩戸神話に出てくる神鏡を石凝姥命(いしこりどめのみこと)が作られたとき完成品の八咫の鏡を伊勢に、試作品の日像鏡と日矛鏡を日前、國懸神宮に納められたという伝承がつくられた。おそらくその前後に新羅の神とされた素戔嗚神とその息子を祀り列島に樹木の種をもたらした伝説の神々の神域を、中臣と藤原によって牛耳られはじめた朝堂の命により交換させられたものと思われる。
 本殿には五十猛命(いたけるのみこと=大屋毘古神)と大屋津比売(おおやつひめ)命、そして妹神の都麻津比売(つまつひめ)命を相殿に祀る。紀ノ國(=木の国)の国名はこの神社に由来するもので産土の神たちの鎮座するすがすがしい雰囲気に満ちていた。


​​ 境内社として五十猛命の父親の須佐男命(=素戔嗚)、天照大神、埴安比売(はにやすひめ)命をまつる祇園神社、水の神の彌都波能売神(みずはのめのかみ)を祀る今も聖水が湧く御井の社(みいのやしろ)。

                           ​いたきそ神社 webページより採録​
そして海洋神として村人たちの崇敬をあつめる蛭子(ひるこ=えびす神)神社などがある。​​

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 祇園社の参道脇には神の依り代としての磐座が据えられている。

 いたきそ神社の鳥居の前方にはときわ古墳のある小山があり、石積みの見事な古墳が残されている。

 雨のいたきそ神社の神域へかかる赤い橋の上でこの日の旅の道連れと。三社参りの筆頭神社でのひととき。






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最終更新日  2022年02月16日 12時14分13秒
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