1796597 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

夢みるきのこ

夢みるきのこ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

2022年03月02日
XML

​​
 今号では末木文美士さんの『死者と霊性の哲学』を参照しながら、21世紀の私たちが克服すべき最大の課題である<他者の問題>に触れています。
 ミャンマーに続き、ウクライナが戦禍にまみれる事態が進行しています。
 他者の問題の中でもとりわけ<異>とされる他者、無視されて当然とされてきた<他者>である
死者たちに自ら語らせるための祈りの場が異民族慰霊という<異>を冠した慰霊祭です。それはまず、日本のために戦い、非業の死を遂げ、かろうじて生き残っても戦後全く顧みられなかった異国の人たち。

 しかし、その<異>とされてしかるべき存在は、決して他人事ではなく、それは不本意に戦争に巻き込まれ非業の死を遂げたおびただしい女・子供・年寄りであり庶民であるあなたや私でもあるのです。さらに家畜や野生生物も含まれます。
 ウクライナ侵攻の覇権主義の裏にはペレストロイカ以後の30年余りにわたる抜き差しならぬ米ロの偽りだらけの交渉の経緯が見え隠れしていますが、それでも戦争は絶対に起こすべきではなく即刻停止すべきです。それは<異>とされて顧みられない人たちばかりが犠牲になるのが戦争だからです。
 まもなく訪れる昭和の日、
異民族慰霊に込められた怨念に近い事業ですが、それが<沈黙の言葉>でしかないとしてもいのちのかぎり続けたいと考えています。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年03月02日 14時21分58秒
コメント(0) | コメントを書く
[きのこと発酵文化「月のしずく」] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X