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カテゴリ:ヘテロソフィア・アート
元町映画最終日に近い夜の上映にSF研究家の宮風さんがトークするというので行ってきました。 フレブレン二コフ監督のロック歌手のヴィクトル・ツォイの伝記映画に次ぐ意欲作で、夢と現実が複雑に交錯するとても怪奇なストーリーの映画でしたが、大変面白い内容で久々にロシア映画の凄さを堪能してきました。 宮風さんはその複雑怪奇な映画をとても鋭く解析していました。 さて、悲惨で不幸な事態が進行していて多くの罪のない人たちが殺されていっているとても辛い日々ですが、覇権主義こそが諸悪の根源であってロシアにもアメリカにもさらに世界には、そんな動きに頑として耳を貸さない人たちもごく少数いるのだということだけは忘れないようにしましょう。 ただ日本にはマスコミに登場する有識者たちのどこを探しても、ただの一人もいないことだけが私たちにとっての問題なのです。それは尖閣・台湾有事に備えての防衛力強化にも日米地位協定が聖域視されて話題に上らないことや核兵器廃絶にたいする日本政府の対応にもっとも如実にしめされています。覇権競争に加担しないこと。それはロシアのすべてを非難するだけでアメリカ万歳を唱えることでないのは当然でしょう。喧嘩両成敗、我が国には昔からそんなすばらしい言葉があります。ロシアが戦争をはじめたことにはプーチンの側に言い逃れることのできない戦争犯罪はあります。しかし、ここに至るまでウクライナのゼレンスキー大統領を踊らせつづけたアメリカも同罪です。NATOの後ろ盾を過信して早急に動きはじめたバルト三国も同様です。ここが正念場の時に、すべての周辺国が覇権主義の片棒をかつぐ形でまずい方向にかじ取りをはじめていることはそら恐ろしい気がします。我が国の国防力強化はアメリカと対等な立場で話し合える土俵ができないと難しい。同盟関係は星条旗のあたらしい星のひとつに日本がなることではないはずですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年06月27日 22時08分56秒
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