コロナで自粛していた川西美術協会展もようやく再開。なつかしい作家さんの作品に久しぶりに対面することができた。限られた人生において、パンデミックもどきのコロナで純粋個人的な活動が国家によってどれだけ規制をかけ得るかを試す好機となったここ数年、わが国は持ち前の同調圧力が最大限発揮されて優等生だったようで、そんな同調圧力がおかしくてたまらない僕でも、もう今となってはコロナ生活の楽しさまで加わって、マスクが手放せなくなっている。なんたってマスク生活は多少息苦しく感じることはあってもひげはそらなくてOKだし無様な顔を晒さなくていいのだから何かと便利でしょうがないのだ。
その久々の美術展で澤山画伯が白の時代を通りすぎて貴重な青い顔料をふんだんに用いた素敵な抽象画を提示してくれた。
まもなくの2023年正月には画伯の80+3馬力展が開かれる。今回のシャガールからゴヤの時代に突入したかのような画風がどう展開されるか楽しみである。
目下、めちゃ多忙で貧乏暇なしの人生が身に染みている今日この頃なので、ブログを書く時間もためらわれるほど時間に追われているが、この生活は今月限りにしたいと思っていたが、対象が徐々に膨らんできて端字(恥)をかく人生も本格化してきて来年まで持ち越しそうだ。この峠を越すまではくたばりきれないので頑張る。
画伯もどうぞご自愛専一に頑張りましょう。
川西美術展の馴染みの作家さん、ギャラリー・トライアングル、Zero-oneギャラリーの作家たちの個展、ギャラリービー玉のとさかとたまご展、舞踏家を目指すUさんの久々のパフォーマンス、中津のグループ展、一期一会の秋のきのこたちのこと。ラボMのカスケード(小滝)をつなぐサロンの試み、月のしずくの新機軸。夜の顔不思議な俳句会のこと。今もっともスリリングな熱帯音楽のこと。すべてちらっとしか語れないのがもどかしいが、一つしかない身体なので致し方ない。
僕の好きな俳句作家の石田波郷の句
泉への道後れゆく安けさよ 波郷
の精神でのんびりと行こう。