夢みるきのこ
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コロナ以後いろいろな困難に遭遇してはた目にも大変だなと感じてきたミズタニカエコさんが久々に個展を開いた。しかも馴染みの豊中の「スペース草」で。 近年彩色を施した作品も多々みられるようになったが、元来モノクローム世界の作家さんで、金泥をアクセントに用いた作品がもっとも作家のイメージにふさわしい作品世界を創出している。 クロノスを感じさせる静物作品も、なかなか見事である。 10年以上も昔にこのスペース草(Sou)で開催された二人展のもうひと方の作品も展示されていた。天井から吊り下げられているオブジェがそうである。。 ポスト・コロナは、21世紀の、戦争根絶とはほど遠く汚染度抜群の地球に於いてはおそらくありえないことなので、ウイズ・コロナのこれからを若い人たちは、夫々工夫して生きる必要がありそうだ。 私はアーティストは人類の精神遺産を創出する使命を与えられた人たちと考えるので、コロナで寝転んでいるのは怠慢だとしか思えない。コロナは、致死率10%未満、我が国においては2%前後である。かってのパンデミックの双璧・天然痘やコレラや、近年取沙汰されたエボラ熱はその数倍、数十倍の致死率である。微生物学者やビッグデータ依存症の学者は、いささかはしゃぎすぎである。コロナでなくとも常に危険度満点の日々であることはおびただしいニュースがそれを伝えてくれている。しかし、そのために自粛、萎縮して、すべてを反古にしてしまうのは無位無冠と言うより、無為無感がふさわしい私のような庶民であってもどうかと思わせられる。 長いようでも過ぎてしまえば短すぎる人生。コロナもへちまもなく自分に与えられた使命を淡々とこなす人だけがわが友である。 そんな意味でカエコさんとも長ーいおつきあいが続いていて今日の作品展でようやく再会と相成った。ほんとうにうれしいひとときであった。
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