夢みるきのこ
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スーパーパラサイト(二重寄生)の例としてよく取り上げられるやぐらたけAsterophora lycoperdoides。三日前にみつけて、胞子の成熟を待って再訪した。旧学名は、<星形の胞子でホコリタケに似たきのこ>の意。和名は、キノコの上に発生するのをやぐらに見立ててのこと。面白いのは自然界ではベニタケ類、しかもクロハツのたぐいにしか取りつかないことである。褶菌類(マツタケと同じく襞をもつきのこ)だが、ヒダでも胞子はつくるが、退化していて腹菌類のようにきのこ全体が胞子となって風に乗って飛散する。きのこの頭のベージュ色のものが胞子。実はこれは厚膜胞子で星形しており厚い膜でおおわれている。
今回出会った宿主は、クロハツモドキRussula densifoliaだった。近くの2ケ所の公園にそれぞれ2個体ずつ発生していた。
そのヤグラタケの近くでくたびれた表情で立ち尽くしていたのは、マムシを彷彿させるヘビキノコモドキ、旧学名 Amanita spissaceaだった。 老成してはいるが、往年のおどろおどろしいだんだら模様は健在だ。
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