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カテゴリ:ぼくの新しい仲間たち
街路樹のアメリカフウは、根張りが思うように広げられないので成長は余りかんばしくない。 脇の小学校の裏庭のアメリカフウは、さすがに自由に根張りが可能な分、たくましく育って幹回り、高さとも優に3倍近く聳えている。 それだけにとどまらず街路樹の方は、下がコンクリートのため、楓の実が落ちてもこのように過乾燥で新しい芽をはぐくむにいたらないまま終わってしまう。さらに私が秘かに期待をもって好奇の目で眺めるフウの実は、これのみに寄生し、冬を越えた頃に傘を開くフウノミタケとの遭遇を念じてのこと。今回、街路樹では確率的に非常に低い事がわかった。 フウノミタケは、落下地点が大地の場合、2年ほどの月日をかけて大地の湿り気を冬の間に充分に吸い上げ発芽を促し1月から2月の寒の極まりの頃に傘を開く。またフウノミタケの図像もご紹介しよう。 そんな雑駁な思いを抱きながら、歩いているとシラタマタケのようなものが目に入ってきた。私の経験知では、このきのこは照葉樹林帯でみかけるものなのでどんぐり林のそれは面白いと近寄ってみるとテニスボールだった。しかし、うまく擬態したものである。 シラタマタケダマシPseudokobayasia nipponicaの尊称を授与し、丁重にさよならの挨拶をしてその場をあとにした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年10月14日 18時11分06秒
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