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カテゴリ:きのこと発酵文化「月のしずく」
サファイアのように照り輝いていた椿の実は爆ぜ、 酷暑の季節を彩ってくれた百日紅も照葉紅葉に変貌し始め、<光陰矢の如し>を感じるこの頃だが、この秋は宇宙時間が私のバイオリズムにぴったり寄り添って流れてくれている様でなんともうれしい。 「月のしずく」48号もゲラ校正がすべて完了、本日印刷に出すことが出来た。小特集は、どくとるマダラーノフの"ちょっと背伸びのきのこ人生論"、米岡隆文の俳句の形而上学は、いよいよ詩歌の根本原理に触れる"言霊論"。本号と次号の二部に分けて掲載。村上学は"日本は奈良時代国際都市だった"で、奈良時代は再検討するに値すると考える私とシンクロする内容に驚いた次第。茶町画伯の自然誌エッセーは、アベリアを取り上げてくれたのが私としては何よりもうれしい"やぶがらし"。そして、<自明性の崩壊>という摩訶不思議な体験を味わったなつきじろうの"芥川作家市川沙央さんとの出会い"は、ゆくりなく彼女と出会った新鮮な感動を託した。私たちを置き去りにして逝ってしまった奥村彪生ちゃんのフォトアルバムは"ムックきのこの15年"を、彼との楽しかった日々に託して連載していく予定。帰らぬ日々を明日へと託す試みだ。 日々の新たな言葉や生き物の発見が、少しでも次世代への贈る言葉になればという思いが「月のしずく」の大テーマで、私的には非常に充実してきたと思っている。乞うご期待!!。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年10月25日 11時58分02秒
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