夢みるきのこ
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単独での初の遠出。ちょっとしたハプニングはあったもののまずまずこなし終え大満足。 千日前線の今里駅で開かれている脈動芸術祭。21世紀のNEO博物学の粘菌界での最前線の状況。 今、もっとも私が注目している粘菌をイメージソースに健闘している赤城美奈の粘菌とのかかわりを示す作品が散見でき大いに成果があった。 粘菌とアートの距離感がもっともふさわしい作家のたねいねさんのコーナーも充実の度が増しており、硬軟さまざまに取り組む作家たちがSLIME MUSHROOMにあつまりはじめているのはたのもしい限りだ。 この芸術祭は、マメホコリ工房の片岡さんが縁の下の力持ち的存在で力強く支えており、1F・3Fともども、その展示も充実しており、これからが楽しみだと思った。 私は菌類というのは、地球環境を支えるマメホコリ工房さんのような<縁の下の力持ち>的存在だと思っているが、この菌類を真に我々の親しい友とするためには産学民の足並みを揃えた合力が必要で、そのきっかけづくりこそが大切だと思ってきた。しかし、夫々の閉鎖性はかたくななほど強く、その壁は厚く高い。それをわたしは菌類にかかわる者らの閉鎖性がもたらす<菌類の永遠の異邦性>と呼んできた。この粘菌というきのこに比べても抽象度の高い生物群を対象にしたこのような試みがどこまで成功するかはまだ未知数であるが、注目を続けたい。
大阪平野区の「Appleという発音」というパン屋さん奥のぎやらりーでひらかれていた「あしたのはこ」プロデュースの版画展は第三会場のアトリエひこをのぞいてその日のアートの数々が一瞬にして色褪せてしまうような出来事に遭遇した。 平田安弘さんという作家の作品。この工房はモノタイプアートを展開しているが、氏の作品は木版に彩色を加えたもので一見して凄いと思った。 盟友の椿崎和生さんは、この施設のモノタイプ版画機に食パンをプレスして描いた作品を展示していたが、彼のモノタイプ技法の拡張意欲にも頭が下がるが、平田氏のそれには今回はイッポン取られた感すらあった。今後注目したい。
枯れてしまった烏瓜と空海と私 2024年10月09日
椿崎和生・石田道行二人展行ってきました。 2024年10月06日
アート展3つはしごしてきました。 2024年09月25日
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