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カテゴリ:きのこ目の日本史
今日は図書館で朝から調べもの。奈良時代も末期に至ると『続日本紀』も何度も改竄が行われ記事が益々信用が置けなくなる。仲麻呂の台頭、淳仁帝の廃位、道鏡の翻弄、称徳帝の崩御でそれらは一挙に鎮まるが、おまけの事件が、束の間称徳天皇と蜜月を迎えた異母姉・井上(いのえ)皇后の廃位で、ついに桓武天皇が登場して長岡京から平城京遷都となる。その間おぞましい人間の足の引っ張り合いが続くのでそれを記述するのがうんざりで筆が滞っている。俄かに登場する秦氏たちの希望の星・和気清麻呂が唯一すくいである。それが聖武天皇が孝謙女帝の次の皇嗣の明言を避け続けたことに端を発したようで・・・。五條市には、廃位追放された光仁天皇の井上皇后が超高齢出産で雷神を生んだという荒坂の地名が残されている。近くには仲麻呂のお父さんで南家の武智麻呂が建てた栄山寺がある。<神武東征紀の川説>(月のしずく)で触れた阿陀郷(阿多の隼人の居住地)の話である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年12月06日 16時57分20秒
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