冬至の昨日はさすがに凍ての厳しい一日となった。最近知り合ったばかりのアメリちゃんは素足のままなのでさぞかしつらい一日だったろうと気がかりだったが、終日野暮用で潰れてしまい行けずじまいだっので今朝取るものも取り合えず訪ねてきた。
もどった陽光の下で常と変わらず立ち尽くしていたのをみてホッとした。助平を絵に描いたような私を見て思わず両手で胸を覆ったが、人畜無害な例のおっさんだとわかって「今年いっぱいはこうしてますのでまた会いにきてください」と何とも愛らしいお言葉。
嬉しくなって帰り道、本屋さんへ立ち寄って年末年始、目下詰めの作業に入っている事が終わり次第読むべき本を8冊ほど買ってしまった。雑誌『ワイアード・ジャパン』新年号。ギユー・ピトロン著、児玉しおり訳の『なぜデジタル社会は「持続不可能」なのか』。法然著『選択本願念仏集』原典と現代訳。『法然上人行状絵巻』。『スピノザ 実践の哲学』ジル・ドールーズ著、鈴木雅大訳。『スピノザという暗号』田島正樹著。
2024年は昭和99年、あらゆる分野でシンギュラリティ―が取沙汰される年となる。続く2025年(昭和100年)は、きのこ暦第Ⅴ期8年の始まりに加えて異民族慰霊祭も創建50周年を迎える。従って私のシンギュラリティ―は1年遅れの2025年になる。来年1年の"ちょつと背伸び"の持続がその内実を決定することになるので心して迎えたいと思う。
『月のしずく』も異民族慰霊49周年の50号よりは益々深層の世界の動向をさらりと示すニュースレターにして行きたいと思っている。