夢みるきのこ
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二度目の人生の最初の一歩となる1年が暮れていく。 地には歩道の目地を埋め尽くすどんぐり。彼らは酷暑の夏に花穂をつけ必至の努力の末に実となり、木より離れて新天地を目指したが、そのまま朽ちていく仲間たちだ。何億、何兆という夥しい数のきのこの胞子もその殆どが虚しく消えて行く。 これらはかっては生き物にとって想定内の出来事だった。 今はどうだろうか。 私の40年近くかけてきのこと対話し辿って来た「ああでもない、こうでもない」の試行錯誤の連続は、そのまま『きのこ通信』にはじまり、『MUSH』『たけ取物語』『ヘテロ』『きのこの手帖』MOOK『きのこ』『ムックきのこ』「月のしずく」に反映されされてきたが、やっと数名の盟友を得て内容も充実してきた。 今朝であった熊の親子。月のしずくの創造物<きのこ>が控え目に顔をのぞかせている。 小冊子『月のしずく』の目的は偏えに<ちょっと背伸び>を持続する庶民を何人作れるかにかかっている。微生物と発酵に基礎を置く雑文化の総合誌「月のしずく」の意義はこの一事にかかっている。 次号で100ケ月。ようやくやっと真に友とすべきは極々少数のアーティストたちであることが判明した。ちょっと背伸びの。 帝政ロシアにも雑階級という身分があった。我が国では雑戸。いずれも雑でくくられる集団である。秦氏がその多くを担ってきた。 その雑の意味を問い続けること。 さらにそれが異に転ずる契機を見定めること。
残るわずかな第二の人生。このことに絞って取り組んでいきたい。
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