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カテゴリ:マダラーノフの独り言
空海を理解する上で私にとって最も参考になったのは正木晃著の『空海の世界』(株)校成出版社 刊であった。何よりもこの著者の思想的なスタンスが非常に好もしく、21世紀に入ってまもなくの頃手にいれた空海関連の書物の中では群を抜いたものであった。 さらにひとつ付け加えるとすれば真鍋俊照著の文化セミナーテキスト・NHK出版協会刊『空海の言葉と芸術』上下2冊が私の関心の中心に近く参考になった。 空海の伝記類は古今を通じて六百数十冊著されているらしく我が国の宗教文化、芸術文芸の点でも隔絶したスーパーマン的存在である彼にとっては妥当な数であると思う。 空海に耽溺した20数年前に比べ格段に理解は深まったとはいえ、かれのスケールの大きさに比べると殆ど理解していないのと同様なのを感じてしまうが、さてどのようなアプローチが可能であるのかを考えつつ再読の日々を重ね始めている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年11月18日 14時35分27秒
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