こっちも緊張したわ。
先日スーパーに買い物に行ったときのこと。 数点買い物をしてレジに並んで会計、お金を払いましょ、と思ったら、 レジの女性が「もう一度、打ち直していいですか?」 と、気合の入った顔ではっきりそう、言った。 「は、はい・・」 と答えつつ、訳を告げるようにその女性が指差すカゴの中には「30パーセント割引になります」とシールを張られた食品が・・・。 「これを、そのままの値段で打って(レジを)しまったので。」というのが理由らしい。 で、再度カゴに入った食品は最初からレジ打ちをされて、 「○千○円になります。」 って、ちょっとそんなに買ってないよ、倍の金額になってる。 ピンッときて「もしかして、さっきの分、現計を押してなかったのでは・・?」ってつい、職場での口調でこちらの方から言ってしまった。 つまり、最初の分を終わらせずに再度打ち込んだ分が加算された、ということ。 「あっ!そうですね、もう一度、いいですか?」 と、なってテープを巻き戻すように再々度レジ打ちが始まり・・・。 もう、その女性の心情がわかりすぎるくらいわかるので、こっちまで緊張し、ドキドキし、仕舞には、 「どうか、今度こそ、うまくいきますように。」 と祈るような気持に。 打ち終わって割引がきちんとされているかレシートを食い入るように確認した後、やっと告げられた金額。 「・・・とんでもないですよね」とつぶやくように言った後、 「ありがとうございましたぁ」の一声。 レジを行ったり来たりした食品を袋に詰めながら、脇に汗を掻いてる自分に気づいて、大きな深呼吸を辛うじてこらえる、その安堵感。 いやぁ、なかなかないわ、こんな経験。 ハキハキしてる女性だっただけに、かえって潔く打ち直ししてたなぁ・・と思い返したりして。 自分も職場で接客、レジ打ち、金銭のやりとりをしている身としては他人事でない、大いに参考に、勉強になったと帰宅してからもその時のシーンを何度も思い出していた。 そのレジの女性ももしかしたら、その日を振り返って大きなため息をついているかも・・・。 ふぅ~~~。