カテゴリ:日々の出来事
あるテレビ番組で、年収150万で親子3人の暮らしをしている家族が紹介された。
42歳の小説家の夫と、39歳のイラストレーター(だったと思う^^;)の妻と幼い女の子の3人家族。 家賃6万円、食費がなんと1万円 洋服なんか絶対新品は買わないと決めていて、その日の奥さまのファッションはトータルで120円なり。 すべてフリーマーケットやリサイクルショップなどで買うのだろう。 パン屋さんでパンの耳を30円で買ってきて、手作りのジャムをつけて朝食。 この時期になると、銀杏並木の下で奥さませっせとギンナンの収穫。 人の目なんて気にしていない。 ある日鶏を丸ごと一羽買ってきて、「これが今月のうちの蛋白源です」と笑いながらさばいていた。 でも彼らからは悲壮感なんて感じなかった。 回りの友達から言われて、「あ~自分たちは貧乏なんやぁ」って思うくらいだそうで、 なんとも奥さまも明るいのだ。 収入は旦那様の小説の印税と、最近は奥さんもその貧乏生活をマンがしにていて書店で売られてるらしい。 それも新刊紹介の一番上に飾られていた。 その親子はそんな切り詰めた生活でも、年に一度は海外旅行に行っている。 海外旅行と言っても韓国や中国じゃなく、おフランスなどのちゃんと遠い海外。 近場で済ませているわけではないのだ。 彼ら曰く、「切り詰めた生活をしてても、最後は海外旅行に行きたい」のだそうだ。 それが彼らの唯一の贅沢とポリシーなのだろう。 物より思い出・・・といったところだろうか。 私もそう思う。 物はお金を出せば買えるけど、思い出だけは買う事はできないからね。 大体の人は、いい車に乗って大きい素敵な家に住んで、うちの旦那様は年収一千万で・・・ なんて事が幸せと思っているのではなかろうか。 確かにお金はないよりあった方がいいけど、じゃぁどれだけあれば満足かって言われると答えは出ないような気がする。 人間は欲にはキリがないのだ。 「足るを知る」 これが今の日本人にはないような気がする。 その点、この家族は自分たちをよく知っているというか、こういう状況でもちゃんと幸せそうだった。 だからと言って、こういう生活をしろと言われても簡単にできるわけじゃないけど、 何が本当に幸せなのかを考えさせられた家族のありかただった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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