Toi toi toi !　指揮者 直井大輔のBlog

細崎（くばざき）という集落へ続く道の両脇には、電線がずーっと張られていて、
これが一本でも切れたら、集落へは電気が届かなくなっちゃうんだと考えたら、
重要な大動脈のように思えてきました。
先日、石垣島観光のタクシーで走ってる途中、小さな送電所が道路の脇にあって、
運転手さんがこう言いました。
「ここから海の中を通して竹富島に電気を送ってるんだよ。これが止まったら竹富島全部が停電さぁ」

普段、何気なく使ってしまっている電気、そして水。
「もっと大切に使わなくちゃな」と、あらためて思いました。
また、小浜島で出会った牛さん達は、
きっと食肉として出荷されていくために育てられているんだと思いますが、
先の記事のように、しっかり家族が絆を固めていたり、生き生きと暮らしているのを見て、
お肉をいただく有難みをもっと感じなければと思いました。


さて、岬の先っぽは小さな港になっていて、西表島を一望できる堤防がありました。
自転車を停めて、しばらくのんびり過ごします。
海の中を覗くと、魚が泳いでいる姿。
釣りをしている人がちらほら。
ん？中学生かな？
一人、大人がいて、子供たちから「先生」と呼ばれています。
よく見ると、制服のズボンを履いているように見える子供たち。
今日は平日だから、学校の昼休みに先生と一緒に釣りに来たのでしょうか。
獲物はイカ！
こちらに気づいて、「こんにちは」と声を掛けてくれました。


港の横には、マンタのオブジェがそびえ立つ【海人（うみんちゅ）公園】。
その近くに目当てのカフェを見つけて、Ｔシャツを着て、お店の中へ。
２階へ上がって、気持ちのいいオープンテラス席に座ります。
店内には、テレビのロケで来たのか、アナウンサーさんやタレントさんのサインが飾られていました。
ここでいただいたのは、石垣牛チーズカレー！

うまいっ！
一緒に頼んだ、島ダコの燻製もイケます！

ゆったりとした西表島の眺め。
小浜島と西表島の間の海は、【ヨナラ水道】という名前で、
昔、大男が両方の島に足をついて掘ったという伝説が残っているとか。
またここは、マンタが見られるダイビングスポットになっていて、
「マンタの通り道」とも呼ばれているそうです。


腹ごしらえが済み、お店を出て自転車にまたがり、Ｔシャツを脱ぎます。
よ～しっ！上り坂だ！
もちろん無理せず、途中で降りて、ひきながら歩きます（笑）


中央付近にマングローブの群生があり、
左側に小高く見えるのが【ちゅらさん展望台】です。


あとはホテルに戻るだけなので、
道を外れて、サトウキビ畑の中の小道へ入って、のんびり走ってみました。
人影はまったくなく、静かな時がゆっくりと流れています。
でも、ときどきヤギや牛が飼われているので、
突然あらわれるその姿に、ちょっとビックリします（笑）
あざやかな緑の中に、真っ白な鳥（サギ？）がいて、なんとも優雅で美しく見えました。

島の中央の集落まで戻ってきて、シュガーロードの隣に【第２シュガーロード】という道を発見！
行きに通ったシュガーロードは、ひたすら真っ直ぐでしたが、
こちらは曲がりくねった道。
それでも下り坂なので、一気に駆け抜けます！
ホテル入り口の道を入ると、昨日歩いて、今日自転車で通っただけなのに、
どこか懐かしい感じがしました。

ホテルに着いて自転車を返却、
港への送迎バスの時間まで、敷地内のプライベートビーチで時間をつぶします。
ビーチへと降りていく小道には、「ハブに注意！」の看板。。。
昼間は活動しないらしいですが、警戒しながら歩きます。。。

やはり美しいビーチ！
島がなかったら、空と海の境目がわかりません。



僕はハーフパンツで、ヒザぐらいまでジャブジャブ入っていましたが、
このあと、若いカップルがやってきて、
男の子が「入れますかぁ？」と聞いてきて、「いや、足だけです」と答えると、
「そーなんですかぁ」と言って、ザブ～ンと肩まで浸かっていました！

時間までゆっくりして、バスに乗って港へ。
港には【くば屋ぁ】という小さなお土産屋さんがあり、
味わいのある可愛らしい手ぬぐいやＴシャツ、アクセサリー等を売っていました。
Ｔシャツを買って、石垣港行きの船に乗り込みます。

小浜島に来たときも、石垣島に帰るときも、
船の前のほうが空いていたので、前のほうに乗ったのですが、
石垣港に到着して船を降りたとき、すれ違ったガイドさんが、
「船は後ろのほうが揺れませんので！」と、ツアーのお客さんに説明していました（笑）
そういうことだったんですね。。。

タクシーで石垣空港に向かいます。
恐らく僕の日焼け具合を見てだと思いますが、「泳いだ？」と聞いてくる運転手さん。
「いえいえ、でも若い男の子は泳いでいました」と答えると、
「無茶な。。。」と笑っていました。
本土から行く我々には完全に夏みたいに思えるので、泳げないこともなかったのですが(^-^;

空港に近づいたとき、頭上スレスレに飛行機が！！
めちゃめちゃ近い！
驚いていると、新しい空港が別の場所に建設中だそうで、
「完成は～、たしか２００３年だったかな～」と。
ん・・・？
２００３年？？（笑）
でも、「あ～そうなんですかー」と、やりすごして、空港に到着。
お土産を探して、スーツケースに荷物をまとめて、飛行機へ。
那覇経由で、羽田へと向かいました。

小浜島、本当にいい所でした！
また行きたいなー！