テーマ:シネマ(6)
カテゴリ:cinema
先日、映画インフェルノを見てきました。ロバート・ラングドンシリーズもの。ハーバード大学宗教象徴学を専攻する主人公が、絵画、建築、彫刻などの膨大な知識で謎を解いていく。おまけに観光ガイドまで楽しめるダン・ブラウンのシリーズは読んで、見て楽しい。あたしのHNはダビンチコードのマグダラのマリアからヒントを得たものだし。
この映画、ダンテ=神曲としか刷り込みしかなかったあたしは、映画の前にちゃんとダンテ=神曲の内容を把握してなかったので見終わってから軽く勉強しました。映画を観る前に把握するべき映画かな。 備忘録として書き記しておきます。 ダンテの書いた神曲とはイタリア古典最大の叙事詩であり、聖書と並ぶ多くの芸術家達に音楽、絵画、彫刻等にインスパイヤされてきました。序章の1歌、地獄編33歌、煉獄編33歌、天国編33歌と3にこだわる、一人の女性=ベアトリーチェに捧げた恋愛詩なのです。 ダンテが主人公で地獄、煉獄、とガイドのウェルギウスと巡り、天国の案内役はベアトリーチェが付きます。ダンテの神曲の世界は死者の国で死者の魂の住む場所であり、ボッティチェリの描く地獄の見取り図はすり鉢状です。恋い焦がれたベアトリーチェとは現世では別々に結婚するのですが、彼女は24歳で夭折。神曲の中ではダンテの愛の結晶です。 罪が重いとされる順番は 洗礼受けなかった者<愛欲者<貪食者<貪欲者<憤怒者<異端者<暴力者<悪意者<裏切り者 と一番罪が重いのは裏切り者。 地獄には、クレオパトラ、イスラム教創始者ムハンマド、メドゥーサなど、歴史上の偉人、空想上の英雄等オールスターがでてくるらしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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