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テーマ:ミステリはお好き?(1496)
カテゴリ:ミステリ
『黒岩涙香探偵小説選(2)』 を読みました。翻案作品、創作、評論などが収録(周六だけに?)されています。1862年生まれで、ガボリオ、ボアゴベ、デュマ、ユゴーなどの翻訳または翻案、創作、『萬朝報』の発行などをしました。 本格的な本格ミステリ作品が多く、非常に楽しめました。やはり圧巻は、「血の文字」でしょうか。クリスティやヴァン・ダインの某作品に使われているような原理といいますかトリックをはるかに前に用いています。展開は論理をベースにし、かつ真相はなかなか読めません。いい意味で教科書的です。ワトソン役が以外に活躍しているのも面白い。翻案されたほうの、ガボリオの作品も読んでみたくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.19 21:44:09
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