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テーマ:ミステリはお好き?(1496)
カテゴリ:ミステリ
今日は、アガサ・クリスティの『死人の鏡
』を少し紹介しましょう。決して模範的な死人(死人の鑑)という意味ではありません。この作品集は、ポアロものの中篇4編から成り立っています。それは、「ミューズの殺人」、「謎の盗難事件」、「死人の鏡」、「砂にかかれた三角形」の4作品です。まあ、ポアロ氏はよく事件に出くわす人物です。 表題の「死人の鏡」は、タイトルだけ見ると怪奇系の話かと思ってしまいます。確かに幽霊がどうこうと言う話は出てきますが、しっかりとした謎とき物です。よく読むと、いくつかのほかの作品につながるところがあるなと思えます。一応ポアロは手がかりを示唆してくれるのですが、私にはあの手がかりで事件を解決するのは不可能でした。(思考機械にしかられそうだ)。密室の謎がもっとはっとさせるものだったならばと思いはしました。ちなみに私は、ジャーヴァス卿を何度か、ソーンダイク博士の助手、ジャーヴィス氏と読み間違えました。 「砂にかかれた三角形」はトリックだけを見るとあっけない作品です。事件に至るまでの過程が注目点でしょう。この作品も、某作品を連想させます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.13 23:08:59
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