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テーマ:ミステリはお好き?(1496)
カテゴリ:ミステリ
ウイリアム・アイリッシュの『幻の女』を読みました。アイリッシュの作品はこれが初めてです。雰囲気は違いますが、追いかけたり追いかけられたりするタイプの作品であるクリスティの『なぜ、エヴァンスに頼まなかったか』や江戸川乱歩の作品が好きなので、この手の展開は良かったです。雰囲気としては、この、なんといいますか、乾いたようなほの暗い感じは結構好きですよ。
殺人の容疑をかけられてしまった男が、自分のアリバイを証明してくれるであろう唯一の女性を探そうとするという話です。刑事さんや遠くにいる友人まで協力してくれるのですが、なかなか見つかりません。幻の女たるゆえんです。こんなことできるの、といいたいトリックや、意外な結末も待ち受けているはずです。 この人のほかの作品も読んでみようかなと思っています。そういえば、オースチン・フリーマンの長編が近々翻訳されるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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