|
テーマ:ミステリはお好き?(1496)
カテゴリ:ミステリ
書き込みをしてくださったいちプロ様のお勧めもあって、(ありがとうございました)ウイリアム・アイリッシュの短編集『晩餐後の物語』を読んでみました。短編の名手ということで期待していました。読んでみてよかったです。いわゆるトリックをメインにしたものでない話や、推理小説とはまた違う話も多くかえって新鮮でした。雰囲気はかなり違いますが、クリスティの『リスタデール卿の謎』を読んだ場合みたいなもの???短いだけに緊迫感が濃縮されていていい感じです。
「晩餐後の物語」では、主人公がエレベーターに閉じ込められてしまいます。そこで展開される心理劇かと思いきや・・・。「遺贈」はどことなくユーモラスな話です。「階下で待ってて」は、『幻の女』?です。思考機械が「13号独房の問題」で「大体一人くらい協力してくれる人がいるものさ』とかいうようなことをいっていた気がしますが(今手元にありません)。「階下で待ってて」、「射的の名手」、「ヨシワラ殺人事件」は、そのようなせりふを思い出させる作品でした。。「階下で待ってて」の最後の場面は気が利いているかなと思います。ほかの短編も読んでみたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.06 19:24:06
コメント(0) | コメントを書く |