ミステリかどうかいまひとつはっきりしないのですが、ウイリアム・ホープ・ホジスンの『夜の声』を読みました。少し記憶に自信はないのですが、英語のサイドリーダーで「夜の声」の縮訳版を読んだことがあるような気がします。
この作品週は、表題作を始め、海にまつわる奇談が収められています。「夜の声」は、会場で奇妙な声が聞こえ、その声が語りだします。読んだ後でつい自分の手を見たくなるような、そんな作品です。「熱帯の恐怖」は、迫力では一押しです。恐ろしい化け物との戦いの話です。「石の船」は推理小説っぽいです。「カビの船」は何といいますか、追い詰められるような緊迫感があります。寝苦しくなること請け合いです。「水槽の恐怖」はまさにミステリです。意外な犯人が待ち受けています。最後にこの話を持ってきたこともポイントであるかもしれません。
続けて読むと、海の話ばっかりでちょっと・・・。と思うこともあるかもしれません。そういう時は間を空けて読むとよさそうです。
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Last updated
2007.10.08 22:21:02
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