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raskiのマジックとミステリの部屋

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カテゴリ:ミステリ
最近読んだ本ではありませんが、昔まとめたノートが見つかったので、そこに記録されたミステリ洋書を何冊か紹介していきたいと思います。最初は、オースティン=フリーマンの作品The Mystery of 31, New Innを紹介したいと思います。これは科学者探偵ソーンダイク博士が登場する長編で、1912年の作品です。1912年というと『オシリスの眼』(後日紹介)と『静かな目撃者』(未読)の間に位置する作品です。代表作と見る向きは多くないかもしれませんが、冒険の要素、奇怪な発端、手がかりなど十分な骨格を備えた作品です。

物語は、ジャーヴィス(ソーンダイク物語のワトソン役)医師のところに、奇妙な患者が来たことから始まります。その患者は、外を見えないようにした車でジャーヴィスをぐるぐる連れまわして「病人」のところまで連れて行きます(ホームズで言えば、「技師の親指」ですね)。どうも、彼の見立てでは(瞳孔の散大などから)モルヒネ中毒ではないかと考えるのですが・・・。

ソーンダイク博士もその病人を不審に思い調査を企てるが、場所が分かりません。その場所を突き止める方法も、実にソーンダイクらしい方法です。そのほか、逆さにかけられた絵の手がかりや、割れた硝子からめがねを復元し、その度数から人物を割り出すという彼の本領を十二分に発揮した手がかりもあります。また、ジャーヴィスが犯人に襲撃されるというスリラー的なくだりもあります(ちなみに『赤い拇指紋』では、ソーンダイクが狙われた)。

ソーンダイクは秘密の?アイテムを駆使して館に着き、いろいろな手がかりを見つけて何が起こっていたのかを推理していきます。「もう手がかりはそろったのだから、君にも分かるはずだ」とソーンダイクがジャーヴィスに言った言葉が示すように、フェアプレイを目指した本格作品であります。





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Last updated  2011.02.06 20:56:55
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