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テーマ:ミステリはお好き?(1497)
カテゴリ:ミステリ
本日は読書ノートから。フレデリック・ブラウンの『まっ白な嘘』をご紹介。
フレデリック・ブラウンはSFからミステリまで幅広い執筆を行った人物です。短編の名手と紹介されていますが、長編もなかなか面白いものが多いですよ。 今回は短編集、『まっ白な嘘』です。論理で謎を解いていくタイプとは異なりますが、意外な結末で楽しませてくれるミステリの宝箱です。 収録作品を挙げます。 「笑う肉屋」は、雪と足跡に関する殺人事件?です。一ひねりされています。 「世界がおしまいになった夜」は、世界がおしまいになる、という嘘で人を担ごうとするのですが、思わぬ展開が・・・という話。 「叫べ、沈黙よ」は続きが気になる作品。どうなんだろう?「人がいないところに音はあるか」、という哲学の議論が登場。 「闇の女」女が暗闇の部屋にいる理由がナイス。 「自分の声」は、マジックと一脈通ずるトリックが光る。 「史上で最も偉大な詩」は、落ちよりも無人島の描写に引き込まれた。個人的には。 どことなくアイリッシュを感じさせる作品かも、と。 ところで、さいごのさくひ・・・ 【楽天ブックスならいつでも送料無料】【夏文庫14】【今年はポイント&海外旅行Wチャンス!】まっ白な嘘 [ フレドリック・ブラウン ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.24 08:36:28
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