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テーマ:マジック・手品について(477)
カテゴリ:マジックその他
リンゴをエンジョイするためには、どんな方法があるでしょう?食べる、というのがまずあります。しかし、食べ方にも、かじる、切って食べる、すりおろす、ジュースにする、などいろいろありますね。食べるほかにも、リンゴの木を植える、リンゴをスケッチする、リンゴの詩を作る、橋から放り投げる(それはレモンだ)、握りつぶす!!などいろいろなエンジョイの仕方があります。
それと同じで、マジックにもいろいろなエンジョイの仕方があります。マジックのいろいろな側面に興味を持っていただけたら、幸いです。 1つ目は、見る楽しみです。不思議さを味わう、驚かされることを楽しむ、演者のキャラクターや個性を楽しむ、いろいろな要素が見る楽しみにはあります。マジック鑑賞もよい趣味の1つだと思います(悪い趣味というのがあるかは別にして)。 2つ目は、演じる楽しみです。観客が驚いてくれたり、楽しんでくれたりすると、うれしいものです。演技のアイデアがひらめいた瞬間も得難いものです。まだこの世に存在していなかったものに命を吹き込むような感覚がマジックを演じることにはあるのかもしれません。 3つ目は、上達や成長の楽しみです。できなかった技術ができるようになる。今まで面白いと思えなかったネタの面白さがわかる、テレビで演じられていたものが自分でもできるようになる、ロベール=ウーダンがやっていたことを自分でできるようになる・・・そういった楽しみもありますね。 4つ目は、創る楽しみです。新しいマジックを創る、今までのマジックに改良を加える、材料をいじって何かできないか考える、演出やせりふを考える、総合的なクリエイションです。 5つ目は、調べる楽しみです。私は、特にマジックの歴史や本を調べるのが好きでした(好きです)。マジシャンのエピソードも面白いですし、マジックを調べることを通してその国や時代、地域の文化などが見えてくるところも面白いです。歴史自体面白いものですが、マジック関連の歴史はその中でも特に面白いと思います。 6つ目は、関連分野の楽しみです。マジックと付き合っていると、マジックに関連するミステリ、化学、数学、パズルなどいろいろなものに出会うことができます。数学が嫌いな人でも、マジックを通して触れれば楽しいかもしれません。また、そういったいろいろな分野が融合してマジックという分野を作っているということ自体が、とても雄大で素敵です。 思いつく限り書いてみましたが、まだあるかもしれません。100人いれば100通りのマジックの楽しさがあるのでしょう。どのような時代が来るとしても、マジックが尽きない楽しみの源泉であってほしいと思います。 ※長くなったので、この記事はフリーページにも収めておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.24 20:03:53
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