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テーマ:マジック・手品について(477)
カテゴリ:マジックの本
私は、小さかったころ?図書館でよく松田道弘さんの『奇術のたのしみ』という本を借りていました。何度も借りて読んだ記憶があります。そんな本を古書で入手したので、紹介したく思います。
この本は、マジックのやり方の解説に主眼を置いた本ではありません(少し解説はありますが)。そうではなく、マジックの歴史やエピソード、マジックに関連する面白いトピックなどを紹介した本です。 扱われるトピックは多岐にわたり、特殊映像、小説の引用、だまし絵、パズルなどに幅広く言及しています。いろいろな角度から驚きや不思議さの持つ魅力に迫っています。 マジックの歴史やエピソードに関しては、ロベール=ウーダンに始まり、しゃべる生首や消える女性などのクラシック・ステージマジック、心霊術の時代を紹介し、アマチュアマジシャン輝きの時代へと進む各場面を描いています。 マジシャンたちの個性とありえない現象への情熱と工夫には驚かされるばかりです。フーディニという脱出マジック(箱から抜け出す、とか)の天才の死にまつわるエピソード(実際はそうではないのだが、マジックに失敗して川底で死んだと信じられた)など、それ自体が驚きに満ちたエピソードが満載です。 マジックだけでなく、「おどろき」「不思議」「謎」といったことに興味がある人、マジックの歴史を知りたいという人におすすめの1冊です。 【中古】奇術のたのしみ /筑摩書房/松田道弘 (文庫) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.06.26 20:07:31
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