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テーマ:ミステリはお好き?(1496)
カテゴリ:ミステリ
【中古】 ねらわれた街 テレパシー少女「蘭」事件ノート 講談社青い鳥文庫/あさのあつこ(著者),塚越文雄(その他) 【中古】afb 古書店で何気なく手にとってみたら、とても面白そうで。読んでみたらやっぱり面白かった・・・。 ちょっと本格ミステリというわけではありませんが、ミステリっぽくて面白い本に巡り合ったので紹介したく思います。講談社青い鳥文庫という児童向けのシリーズがあるのですが、その中に「テレパシー少女蘭事 件ノート」というシリーズがあります。これはマジックのお話ではなく、テレパシー能力を持っている少女と仲間たちが、怪奇に満ちた謎を解くというSFミステリです。 8巻くらいまであるようですが、その一巻目が「ねらわれた街」です。フィニイの作品を連想するタイトルです。主人公の蘭は、自分が超能力の持ち主だとは気づいていません。そんな彼女の前に翠という転校生が現れるところから話は始まります。 どうも彼女の住んでいる街には、近頃よくわからない事件が起こっている。くまと間違えて人を撃った、火炎瓶が投げ込まれた・・・共通点はある???このような謎に超能力少女は挑みます。 事件の真相は本格ミステリ的なガチガチの論理による解決というわけでもないですが、筋は通っており意外性もあるものです。 とはいえ、このシリーズの最大の魅力は登場人物の掛け合いかなと思います。結構怖い雰囲気なのに、やりとりがとても笑えるという作品です。憎めない口の悪さがあります。 子供向けに思えますが、そうでない人にも読んで楽しめるかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.08.19 20:03:13
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