最近読んでいる本
ハル・クレメントの『一千億の針』というのを読んでいます。小説の筋バラシは手品の種明かしと同じくご法度とされていますので紹介は控えます。SFにミステリーの要素が加わった作品で、登場人物の一挙一動がすごく気になる作品です。この行動はどんな意味を持ってくるのか、せりふの真意は?とつい考えてしまいます。入り込める作品に久々に出会ったような観が無きにしも非ず。 マジックをみるときに、この演者の動作の意味は・・・などと考えながら見るのはどうかと思いますが、(肝心な現象が楽しめません)小説では、伏線は重要なものの一部だと思います。マジックでも、伏線は大切かもしれませんが、見る側としてはあまり考えすぎないほうがいいのではないかなあと思ったりします。【中古】 一千億の針 / ハル クレメント, 小隅 黎 / 東京創元社 [文庫]【宅配便出荷】