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天城 潮

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2010/09/04
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カテゴリ:卓上ゲーム
JGC2010のさなか、ペイ・イベント(参加料1000円)の「Yellow Submarine Con in JGC2010」のサタスペ卓に当選したので楽しんできました。
以下、そのレポートです。

DD:速水螺旋人

プレイヤー:T氏
カスティ・タナワット(38女)東アジア(タイ)出身
職業:医者 カルマ:参謀 得意な環境値は生活
服装:紋付袴
好きな映画:与太郎ロック

プレイヤー:P氏
くるぐるピンク(17男)欧米出身
カルマ:技術屋 得意な環境値は犯罪と教養
服装:修道院
好きな映画:悪魔の毒々フランケンvsドラゴン忍者

プレイヤー:S氏
ティモシー李(50男)中国出身
職業:警備員 カルマ:荒事屋 得意な環境値は戦闘
服装:アジアントラッシュな頭陀袋
好きな映画:心中に抱かれて

プレイヤー:私
赤木ヤワ(62女)日本人とアフリカ人のハーフ
職業:主婦 カルマ:道化師 得意な環境値は恋愛
服装:トレードマーク入りヒーロータイツ
好きな映画:天国に明日はない

チーム名は「裸のブルース・サーカス」に決定。
キャラメイクはキャラクター名やチーム名も含めてほとんどダイスロールで決まりました。
ダイス以外で決まったのって、カルマだけじゃないかな。これがサタスペクォリティ。
ちなみにこのシステムに慣れていない私が足を引っ張るような形で、キャラクターが完成するまでに1時間かかっています。同席したみなさん、申し訳ない。
ちなみに赤木ヤワのトレードマークは地獄湯の温泉マークです。好きなものが地獄湯だったので、これが妥当でしょうということで。小休止を挟んでセッションが開始されるわけです。


まずはマスターシーンから。
キュルキュルキュルというキャタピラの音と共に現れたものは、竹薮の中から町へと侵入した。ビルに現れる板張りの人型に対して砲撃を繰り返す、それは無人戦車。
それを遠くから双眼鏡で観察しながら報告する米軍兵士、そして無線の向こうで応じる上官。曰く、無人戦車はほぼ完成だろう。あとは実戦に近い形で試験が必要だ。
それならばうってつけの場所がある。限りなく実戦に近い場所。それは──

シナリオ名「サラマンダー特攻大作戦」。

暑い大阪の街、酒場ジェイルハウス。そこに集うはチーム「裸のブルース・サーカス」。
ふぐ調理師免許を取得し、次はそろばん9級だと意気込むティモシー李。
鏡の前で鍛え上げられた己の肉体を誇る、地獄湯温泉マークのヒーロータイツの赤木ヤワ(62才女)
日本海でのアバンチュールに思いを馳せるくるぐるピンク。
一日かけて犬小屋を作ったはいいが、犬を飼っていないことに気がついたカスティ。
そこに現れたマリア・ヴィスコンティ。「裸のブルース・サーカス」に用がある。
依頼の内容は、新しく開発されたサラマンダー無人戦車で実戦のモニター試験。
平たく言えば、サラマンダー無人戦車で悪党どもをやっつけろ!ということ。悪党の規模は小さすぎると実戦にならない、大きすぎると目を付けられることになる。よって壊滅させるのにちょうどいい規模の悪党を探して実戦を行うこと。
命は大切だがそのために金は必要だ。もちろん引き受ける。
表に出るとM1戦車よりもひとまわり小さな戦車と、その戦車に10円玉で傷つけようとするガキどもを追い払う米兵の姿があった。
戦車とマニュアルを預かり、さっそく調査を開始する。

夕方、幾度ものファンブルとカスティの胃痛の果てに、手ごろな目標にあたりをつける。
Bamboos。道頓堀を根城にする三下の集団。
サラマンダー無人戦車についての調査は、一度敵と認識するとどこまでも追いかけることと敵味方認識システムが脆弱である(火を見るとおかしくなる)というところまでは分かった。
まだ最後の情報を拾ってはいなかったが時間切れなので仕方がない、米軍からの連絡に応じ、実戦試験をはじめる。
現地に向かい、早速戦闘を開始…しようとするが、サラマンダー無人戦車の戦闘モードへの移行に失敗する。くるぐるピンクがマニュアルを読んで半ば無理矢理に移行させてやっと戦闘態勢に入る。
bamboosのリーダーに対して戦車の砲身を向け「私のものになるか吹き飛ぶか、好きなほうを選べ」と告白する赤木ヤワ(62才・女)。総ツッコミ。……あれ?
その一方で次々と三下どもを片付けるティモシー李。
それはそれとして、ファンブルを起こしてモラル判定に失敗し、勝手に自滅して行くBomboos。壊走するBamboosをどこまでも追いかけて行くサラマンダー無人戦車。
どこまでも。
どこまでも。
…………。
おーい、かえってこーい。
…………。
まあいいや。明日、怪我人(赤木ヤワ・62才・女)を病院に担ぎ込んで治療してから考えよう。

翌朝。赤木ヤワを病院に連れて行く途中の「裸のブルース・ブラザース」が見たものは、砲身をこちらに向けるサラマンダー無人戦車。
俺が悪かった。帰ってこなくてもいい。だからその砲身をこっちに向けるのをやめろ。だがそんな言葉が通じるわけもなく、砲撃を受ける亜侠たち(演出)。
これはもう逃げるしかない。ケチャップ。カスティの神業的なダイスロールによってどうにか難を逃れる。
ここでチームを2手に分けてる。病院で治療する組と、調査続行組。
くるぐるピンクが拾ってきた最後の情報は、サラマンダー無人戦車の設計者はタケトリー・カグヤという元米軍科学者であること、彼は既に米軍から逃げたということ、そして彼が軍艦島203高地に在住しているということ。
怪我も軽症まで回復したことだし、全員で弱点を聞き出しに行ったところでまたしてもサラマンダー無人戦車と遭遇。しつこいー。ケチャップ。バイバイ。
改めてタケトリー・カグヤに会い、そしてどうにかする方法を教えてもらう。
もらったのは一枚のディスク。「これは?」「このデータディスクを戦車に挿入してハゴロモシステムを解除すれば、装甲が剥げるはずだ」ああそう、結局戦わなきゃいけないのね、あの凶悪な無人戦車と。

ミナミに帰り、三度サラマンダー無人戦車との遭遇。
「口説きます」「戦車には教養の環境値がないから口説けない」ちっ。
くるぐるピンク、早速ディスクを挿入、ハゴロモシステムを解除してサラマンダー無人戦車の装甲が剥がれ落ちる。
そのまま戦闘続行。
「邪魔します」「どうやって?」「実はこのわき道は坂になっていてですね、このおでん屋台がいい感じに動いてくるんですよ」。
「邪魔します」「どうやって?」「戦車がこのマスに動いたので、消火栓が破裂してその水圧で戦車がバランスを崩すんですよ」。
「邪魔します」「どうやって?」「ちょうどその時、地震がおきて」「待て待て、それはない」……このゲーム、サタスペだよね?
そんなんで死ぬような思いをしつつも勝利!

生きてて良かった!

スピークイージー
話し合いと公正なる投票の結果、以下のようになりました。

ティモシー李…殺し屋
くるぐるピンク…情報屋
赤木ヤワ…キジルシ
カスティ…走り屋





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最終更新日  2010/09/10 06:01:49 AM
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