てふてふひらひらいらかをこえた～マグネな日々～

１２月４日。日曜日。自分にとっての一年で一番最低の日であります。
なぜならば、朝早くから、夜遅くまで、地区の消防団の行事がギッシリ…。この１２月のクソ寒い朝に５時半起きで近所の神社に行って火災予防の祈願、そのあと８時から用水路の清掃、終わりしだい町内を廻って寄付金集め(←これが一番イヤだ。なぜなら新しい住民はあからさまにイヤな顔をして寄付金をくれない)、ちょっと休んで夕方から忘年会の準備＆地区のエラい人を呼んで消防団の忘年会…。うわ…書いてるだけでイヤな気分を思い出してしまった。ので、この話はこれで終わり。

毎年１２月に繰り返されるこの最低の一日ですが、今年はちょびっとだけ救いがありました(^^)それは落語♪わたくしマグネは幼少の頃から大の落語好きでありまして、この日は午後の消防の行事をちょびっとサボって隣町まで落語を聴きにいってまいりました♪今回聴きに行ったのはなんと！あの「笑点」で人気の桂 歌丸師匠と林家 木久蔵師匠の二人会！日曜に家にいるときは(といっても滅多にいませんが)必ず５時半から笑点を見てるマグネにとって歌丸師匠と木久蔵師匠はまさにスターの中のスター！二人の落語は以前にも生で聴いたことがありますが、歌丸師匠の落語のうまさ、木久蔵師匠のあまりの面白さにぜひもう一度聴きたい！と思っていたのでまさに待望といっていい二人会でした。
さすがにお茶の間の人気者だけあって、両師匠が登場するとそれだけで大きな拍手がわきおこり、まず木久蔵師匠が爆笑ネタで笑わせてくれました♪そして歌丸師匠の巧さ！これはマジ最高ですよ！若くてイキのいい落語家ももちろん魅力がありますが、歌丸師匠クラスになると円熟味というか、話の艶が素晴らしい！じっくり聴かせて、そして笑わせるところは笑わせる。まさに本物の芸ですな。
今年はこぶ平 改メ 九代目正蔵師匠の襲名披露興行も見にいって､「正蔵師匠もずいぶん巧くなったなぁ…」と感心したものですが、やはり今回歌丸師匠の噺を聴いて「やはり芸というものは年月を経て熟成されていくものだなぁ…」と改めて思いました｡（もちろん正蔵師匠も素晴らしいですよ）
朝から夜まで超多忙な一日にあって、好きな落語をじっくり聴くことができた、それだけでずいぶん救われた一日になりました(^^)あぁ来年は東京の寄席で落語を聴きたいなぁ♪

落語を聴き終わって外に出たら、初雪が降っていました。初雪、年末、落語。侘び寂びの世界だな…(^0^)わはは