タラコとワカメの珍道中

　　一昨日、友達からメールがあった。

　　「とても体調が悪く、仕事も１週間休んでいる。」

　　ということ。


　　この友達は数年前に「大病」を患い　手術・入院をした。

　　実は、この時私は知らなかった。

　　もともと主人の友達の奥さんで、私自身が直接連絡を取ったり

　　していたわけではない。

　　『喪中ハガキ』をきっかけに、再会しこの話を聞き

　　それ以来私と彼女の付き合いが始まった。

　　ずい分昔８年～位からの知人が友達になった。


　　この「大病」とは・・・『癌』

　　病院に運ばれたときには　先生も

　　「なんとも言えない」といったそう。

　　手術できるかどうかも　してみないと・・・と・・


　　そんな状況を　今は本人が希望していなくても

　　『告知』される。

　　どんな思いで聞いたのだろう。。。

　　そしてどんな気持ちで手術に望んだだろう。。。

　　まだ３０代で「死」を覚悟したのだろうか。。。



　　手術は奇跡的にも完全に腫瘍を取り去ることができ

　　『成功！！』

　　本当に今は元気にしている。もちろん健康な時程の体力はない

　　らしいが・・・。

　　笑顔が輝く素敵な女性だ。


　　その彼女からの落ち込んだメール。

　　これは、メールで返さずに逢った方がいい！！

　　そう思い、お茶をしながらおしゃべり。


　　馬が合う・・・

　　というのはこういうことをいうのかな。。

　　話が弾む。(こういう場合弾む・・は変？)


　　でも話している内容は明るいわけではない。

　　ご主人が転職しようかと考えていること。(年がかなり↑)　

　　そして自分の仕事について。

　
　　彼女は入院中自分の身の回りをヘルパーさんにお世話になった。

　　そしてその暖かさに触れ、本当に感謝し

　　自分も元気になって　誰かの役に立ちたい！

　　そう思って資格を取った。
　
　　神様に生かされた命を何かの役に立てたいと思ったのだ。

　　
　　ワカメを亡くし悲しみから抜け出せず、何も前に進めない私。

　　病気を克服し　前に、前にと進もうとしている彼女。

　　私は彼女を尊敬している。そして自分が情けない。


　　そんな彼女、職場では事務職をしている。

　　はじめのうちだけ・・・と・・・すでに１年。

　　そして現場に出たいと言うと

　　体力を使うから　無理しないで・・・

　　と言われるらしい。

　　そんな気遣いはいらない・・・という彼女。

　
　　確かに何のために就職したのか？？と思うだろう。

　　人とふれあいたい。
　
　　ほんの小さな力ではあるけれど、必要としている人に貸してあげたい。

　　そう思っている彼女。


　　会社はこの１年で急成長を遂げ新規事業などと手を広げているらしい。

　　今年は人事異動があり　責任者となり違う部署(内勤)になった。

　　ますます現場から遠ざかっていく事への不安と不満。

　　
　　その上に家族の問題・・・。

　　家族の事は(ここは子供がいない。)茂さんにも話しているんだが

　　やっぱり本人が決める事。それ以外ないと思う。
　　(ちょっとややこしい話なので簡単ではないかな？)
　　それについていくしかできないのよね～～「妻」は・・・。


　　では、仕事の問題は？？？

　　彼女の気持ちはとてもよくわかるし、どうしても現場にこだわるなら

　　転職もあり　かな？と思う。


　　ただ、会社の方が彼女の体調を気遣う気持ちもわからないではない。

　　それにこれから役職がつき、給料の面でもよくなるなら

　　それを応援してあげるのも友達かな　と思う。

　　現場ではないにしろ　やはり介護には携わっているわけだし・・。


　　結局、彼女の思いを聞くことしかできない。。。

　　(ちょっと話をしたらスッキリした。って言ってたケド・・・。)

　　逆に彼女の話を聞いて自分自身を見つめる時間が持てたみたい。


　　これからの私。

　　しっかり考えないとなぁ。。。　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　

　　　
　　　　

　　　到着

　　遠いところからようこそ

　　すでに他の仲間と並んでいます。

　　ありがとうおかん様