都の南♪

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• 第一回和装コスプレ大会in館山城～'08.房総で暴走ツアー～その1

  昨日は…遠路はるばる安房の国にいらして下さった友人たちの､歓迎＆ご案内をしてまいりましたまず､館山駅からも見える城山公園にご案内しますと…へｺｽﾌﾟﾚしたお姉さんたちがうようよ｡鎧姿のお兄さんもちらほら…｡(☆＿☆)どうやらｺｽﾌﾟﾚｲﾍﾞﾝﾄの日に偶然行きあたったようで…こういうｻﾌﾟﾗｲｽﾞがかなりうれしい私はうひゃひゃひゃ～と大喜びJ氏は…ｼﾞｪﾗ～ｽとつぶやき（どうやらｺｽﾌﾟﾚしたいらしい）N氏は…Tｼｬﾂ破ってまっ裸になりたい衝動にかられているようじゃった…（それｺｽﾌﾟﾚの逆だから…）公園内のあちこちで武将や忍者や姫がうろうろしておりまして…歩く先さぎでいろんなｽﾀｲﾙの方たちに出会い…もう楽しいったらない参加者たちも楽しそう～お城をﾊﾞｯｸに撮影大会も行われたりして…かっこえ～三人で…うひゃひゃと喜び､遠慮もへったくれもなく褒めちぎり､反応するものですから…それを浴びた鎧兜でｼｬｶｼｬｶ歩く兄さんの…満面の笑顔ったら～ﾅｲｽﾊﾞﾃﾞｲのせいくすぃ～くの一さんもﾋﾟｶﾋﾟｶと輝き…褒めたらﾎﾟｰｽﾞをつけてくれました戦闘後のｽﾀｲﾙの姉さんもおりまして､上着が破れていたり血糊がついていたり…みなさん凝っておりますな～ ｺｽﾌﾟﾚはさておき…友人たちを孔雀園にご案内しますと…なんと孔雀たちも全開(☆＿☆)数十羽が既に羽根を広げ､歓迎の意を表すかのようにﾐｬｰﾐｬｰ鳴いておりますN氏たちはやっぱり鳥さんに愛される人なのだなあ～なんにもしてないのにどんどん前に出てきて羽根を広げて見せてくれましたo(^-^)o先日の白い孔雀も…みんなﾌｧｯｼｮﾝｼｮｰのようにくるりとまわって後姿も見せてくれました二人とも大興奮 頂上の浅間神社に三人で参拝しますと…ふわっとあったかい光があふれ出し…後ろに咲き残っていた桜が優しく降り注いでくれましたさくやたんありがとう(^O^)/頂上からの海の景色を眺め…里見八犬伝ゆかりの八賢士の墓にみんなで線香をあげました｡

  2008.04.14

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• ほえ～☆

  吉野では本日、桜の花を蔵王権現様にお供えするお祭りが行われておりますo(^-^o)(o^-^)o さきほど…奈良の旅を楽しんでいる最中の父母様から大興奮の電話がきました☆ 本日の吉野山の桜の美しさもさることながら、 善福寺にてお会いした院主さんと尼さまの人柄の素晴らしさに大興奮しているもよう(゜▽゜) あはは…♪♪♪ 母様ったら興奮しすぎて子供みたいにとっちらかったしゃべり方になってました…かわええ～(＃^.^＃) 楽しい旅のようでよかったなあ～♪ （私は苗床の番人で、明日までお留守番です♪） ヾ(^▽^)ノ しか～し… どうもよくわからんのだが…電話の内容からすると、来週あたり《私が》吉野に行くらしい……。 はて？ いつの間にそんなスケジュールが…… う～む…(。。；) 行くの？ 行くんですか？？ 本当に行くの～～？？？

  2008.04.11

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• 三崎稲荷神社～'08.花のお江戸の桜めぐり～その10

  （4/3のお話の続き…）千鳥ｹ淵の桜をしばらく眺めてからゆっくりと三崎稲荷へ向かいます｡三崎稲荷は水道橋駅近くにあります｡元はどこにあったものか…創建も不明なほど古い神社だそうで､江戸時代初期に現在地に移ったとか…｡恐らく神田山にあったのではないか…とのこと｡余談ですが…神田山から浅草あたりにかけての地域は昔むかし安房地方から入植した人々の暮らした土地であり､神田明神は元々は安房国一ﾉ宮洲崎明神（天比乃理刀☆命）を祀る宮であったという説があります｡浅草には洲崎明神の兄弟神である天日鷲命を祀るお酉さまがありますし……べらんめえ口調ってもしかしてﾙｰﾂは房州弁なあんて思ったりもしましたf^_^;余談おわりさて三崎稲荷神社ちっこい境内ですが､とっても立派で参拝してみるとものすごい高いﾚﾍﾞﾙのﾄｰﾝを感じます｡ここは徳川家光も参拝したとのこと｡そして家光が諸大名に薦めたため､参勤交代で国元に帰る際には（入府した時にも）諸大名たちは必ず参拝したという格式の高い神社なのだそうです｡この日は既に辺りが暗くなっておりましたので､もう閉まっているかな～と､半分諦めていましたが…ﾗｯｷｰ☆まだ開いてる～しかし､参拝途中で拝殿の蛍光灯がﾊﾟﾁﾘと消えてしもうた…(>_<)う～む､まあいいか…参拝させて貰えただけでもよしとしよう三崎稲荷神社《御祭神》宇迦之御魂神（うがのみたまのかみ）須佐之男神（すさのおのかみ）大市姫神（おおいちひめのかみ）大物主神（おおものぬしのかみ） 写真は田安門脇の桜

  2008.04.11

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• 金の米

  昨日は種蒔きをしました(^O^)/わたくし、ちょっと今年は種蒔きに力が入っておりまして…数日前からこの日を心待ちにしておりました先日、千葉神社の妙見様でひいたおみくじについていたのが…《金の米》一粒万倍日に引き当てたってのもあって…うお～(゜▽゜)今年はねずみさんの年ですし、ねずみといえば米俵縁起よいんではないかえ～ヾ(^▽^)ﾉもみを蒔いた上に土をかけ、お水をたっぷりかけてあげましたおいしく育てよ～そして今日からしばらくはわたしが苗床の番人ですo(^-^)o温度管理などの一切を任されておりまするほほほ…田植えが楽しみですわ土いじりは運気向上とストレス解消、そしてグラウンディングにこの上ない効果がありまする今年はどこ行っても稲荷の社がパワーアップしてますし…秋にはどんなお米になってくれちゃうんだろう～、と今からワクワクと楽しみにしています。((o(^-^)o))

  2008.04.10

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• 乃木希典～'08.花のお江戸の桜めぐり～その9

  昨年9月12日にSHIBUYA-AXでのﾗｲﾌﾞに参加した際に寄ったのが…乃木神社と旧乃木邸および青山墓地内にある乃木将軍夫妻と二令息のお墓…でした｡（その後明治神宮にも行きましたが…）その日は奇しくも乃木将軍殉死の前日にあたり､そして年に二日間しか公開しないという旧乃木邸の一般公開日でもありました｡（無料）小雨の降りしきる中､受け付けが長蛇の列になるほど多くの人々が訪れていて､乃木さんの人徳がしのばれました｡ う～ん､最近ﾗｸﾞのﾗｲﾌﾞを餌にあちこち呼ばれているやうな気がするなぁ～(*_*)ま､いいけど… で…当たり前なのですが､靖国神社の宝物館である遊就館でも乃木将軍の遺品に出会いました愛刀である《青江》二令息の写真などなど…｡乃木希典さんの持つﾊﾞｲﾌﾞﾚｰｼｮﾝがたまらなく好きなんです理由はうまくいえないんですが…｡ひたすらな至誠の人として崇敬されておりますが…私が遺品から感じるのは､不器用で優しくてあったかい､そして思いやりと誠のある方｡得難い珠のような…｡遊就館でも乃木さんの遺品の前でしばらく見入ってしまいました｡ 神様の写真の並ぶお部屋では…ちょい時間が迫ってきたので､じいちゃんの写真を探すのは断念して､｢また来ま～す｣と一礼して外に出ました………すると､そこへ友人より､待ち合わせに一時間ほど遅れるとのﾒｰﾙが…(ﾉﾟOﾟ)ﾉうわっ､じいちゃん探す時間あったわ～しかしもう出ちゃったし…やっぱり今度の楽しみに取っておこう余った時間で境内をあちこち散策したり､千鳥ｹ淵のすばらしい桜景色を眺めたりしましたo(^-^)o写真は田安門の桜友人が遅れてくれなかったら多分千鳥ｹ淵へは渡らずに三崎に向かっていたはずなので…楽しむ時間をくれたことに感謝m(__)m

  2008.04.10

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• 靖国神社～'08.花のお江戸の桜めぐり～その8

  さてさて…飯田橋の駅に至り､どのﾙｰﾄが三崎町へゆくには近いかな…と地図を探すと…眼に飛び込んできたのが､『靖国神社奉納相撲大会』の大きな看板おおっ靖国神社にも寄りたいと思っておりましたが､無理だろな～と予定からは外していたのですが…こうなったら行っちゃえ～幸い時間もまだあるし看板があるってことは歩いてゆける距離ってことよね調べてみると…ちょいと周り道になるようではありますが､ここは頑張って行ってみましょう～(^O^)/てくてくと歩いてゆきますと…大鳥居に着きました出店がたくさん出ております人もたくさん､芋洗い状態今日は靖国のお祭りなのかなで､存じ上げませんでしたが…靖国神社は《桜の名所》境内には800本の桜があり､毎年､気象庁が開き具合を調べて開花宣言をする､基準となる三本のｿﾒｲﾖｼﾉがあるのがここ…なのだそうです｡ひょえ～そうでありましたか不勉強ですみませぬm(__)mそして折しも《千代田さくら祭り》開催中でありまして､境内に出ていた案内所で公式ｶﾞｲﾄﾞMapをいただきました境内ではお花見のかたがたも大勢いらっしゃいますみんな楽しそ～ま…それはともかく私は参拝参拝参道にどでんと聳える大村益次郎の銅像が無茶苦茶かっこよく見えましたさて…靖国神社です｡ぬあんと､ここの御祭神はうちのじいちゃんです(＃^.^＃)（第二次世界大戦の戦没者）の割には今回初参拝でして…じいちゃんごめんなさいm(__)mようやく参ることができました（お墓参りはしょっ中行ってるのでじいちゃん許して下さい）靖国神社は明治維新で亡くなった､橋本左内､吉田松蔭､坂本龍馬､高杉晋作らを始めとする人々を祀った『招魂社』がその創始です｡その後､佐賀の乱､西南戦争､の内乱で亡くなったかたがたも祀られ…そしてその後の外国との戦い､日清､日露､第一次世界大戦､満州事変､第二次世界大戦､で亡くなった多くのかたがたも祀られているそうです｡その数246万柱以上そして戦争で亡くなった馬や犬､伝書鳩の供養碑もありますし､なにより感動したのが靖国神社本殿に祀られていないかたがたの御魂と世界中のすべての戦争で亡くなられたかたがたの霊を祀った『鎮霊社』が境内にありましたこ…これは凄い世界じゅうの人々も…なんて懐が広いんだ…靖国神社(ﾉ_･｡)ちと感動｡大勢の方が参拝されています｡真剣に､敬謙に…｡若い人々もたくさんいて､なんだか安心しました｡満開の桜の中で､英霊に対峙しておりますと…自分が恥ずかしくなってまいりました(>_<)いろんな媒体からの小さい頃からのｲﾝﾌﾟﾘﾝﾃｨﾝｸﾞによって…戦争に対するﾈｶﾞﾃｨﾌﾞで怖れに満ちた思いや考えしかなかったんですね｡一方的なﾋﾞｼﾞｮﾝに染まっていた自分のﾍﾞｰﾙが剥がれてゆくような気がいたしました｡戦争はない方がいいに決まってますでもね…戦争反対…といくら口で批判したって戦争はなくなるもんじゃない｡ちょっと話はとんじゃうんですが…和歌山城内にあるやはり英霊を祀る神社に参拝した際に…『日本に住まう者のすべての御魂は英霊である』と教わったのです｡地域の発展に尽くした者も､国の発展に尽くした者も､家族の幸福に尽くした者も､自然や文化の為に尽くした者も､人間の能力の可能性を拡大させる為に尽くした者も､宗教･教育･美･政治に尽くした者も…みんなこの国や世界の為に貢献した英霊であると…時代や立場によって様々な尽くし方､表現の仕方があります｡この国のｶﾙﾏによって闘争のｴﾈﾙｷﾞｰが噴出した時代（数百年ごとに巡っています）に生きて国の為､自分の家族の為に力を尽くしたかたがたに､心からの感謝の気持ちが湧いてきました｡（安らかでありますように…）なにより英霊たちのあたたかで国を想う誇りに満ちたﾄｰﾝにじ～んとしました｡《誇り》って…今の時代なかなか感じることの難しい思いだな～と思います｡生徒たちと話していても…自信や誇りを持つことへのためらいが蔓延しているように感じます｡まず自分の家族や地域を誇りに思えるように指導してきましたが…国も誇りに思えるようにしていきたいなと思いました私自身も､この国に生まれたことを誇りに思いおう日本のものを…よきものとして愛でてゆこう遠くに求めるのではなく､ここにあるものに感謝してゆこう…とあらためて決心というか強く感じることができた実り多き参拝となりました｡そして､自分の誇りとともに相手の誇りも尊重できるように成長し､もう戦争という形は通過しなくてすむように…私は私のできることをして関わる人々や国や世界の平和の為に尽くしてゆきたいなとも思いました｡世界平和は個人の平和からまずは自分自身の内なる競争意識や価値判断を削ぎ落としてゆくことから…簡単に言うと…家庭の平和から… 遊就館を真剣に見てまわる若い人たち､そして､満開の桜の下を行き交う人々の､地にしっかりと根差して天の桜を仰ぎ見る眼差しを眺めているうちに…これまでとは違う､新しい桜色の日本の心が現れてきているような…そんな気がいたしました｡

  2008.04.09

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• 毘沙門天～'08.花のお江戸の桜めぐり～その7

  外堀通りを歩きます｡天気もよく､風も穏やかで､なによりも桜が満開歩けども歩けども､右手には桜さくら～よい気分です～(＃^.^＃)今年の桜は強い以前は､東京の桜にはなにか淋しい気持ちを誘発してしまうﾄｰﾝを含んでいたように感じたのですが､この日は…ここに在ることを､今生きていることを､こうした桜と出会えたことを､すれ違う人々とただ喜び合い…どんどん人々のﾊｰﾄを内側から開いてゆくような､そんな力強さや存在感を感じました｡私はいわゆる《お花見》にはあまり参加しないのですが…（一ｶ所にとどまるとか集団でなにかするというのは苦手）…こうして桜に誘われるままにふらふらと好きなだけ散策したり､景色を眺めてぽけら～っとするのは大好きで､花の下を歩くのはいくら歩いてもちっとも苦になりませんo(^-^)oで､同じようなことをしている方をたくさんおみかけしてうれしくなっちゃいましたﾌｪﾝｽに手をかけて思いおもいに眺めている人々､写真を撮る人々､空を仰ぎ見ながらゆっくり歩く人々 市ヶ谷と飯田橋の中間あたりで､ふとﾎﾟﾂﾎﾟﾂと水滴が落ちてきたおや空は晴れておりますし…これは雨じゃないぞよ｡あったかくてうれしげなﾊﾞｲﾌﾞﾚｰｼｮﾝが流れてきまですので､どなたかお呼びのようですが…この辺になにかありましたっけ…わからん｡ま､いいやと､そのまま歩いてゆきますと飯田橋の駅が見えてまいりました｡ここから堀の内側に入って三崎稲荷に寄ってからJCBﾎｰﾙへと向かう予定でしたが…その時目に飛び込んできたのが《神楽坂》の青紫の旗…うひゃ～ここが神楽坂でしたのね失念しておりました早速予定変更善国寺の毘沙門天さんにもご挨拶に寄ってくことにいたしました｡噂には聞いておりましたが…神楽坂とっても素敵な街です和と洋が素敵に融合したよい風情活気もあるし住んでみたいなあ～毘沙門天さんに参拝にあがりますと…みなさんとっても熱心で､信仰がどっしりと土地と人々に根付いているように思いました｡元麹町にあったものを明治初期にこの地に移したものですが…そんな感じはしないなあ～もうず～っと千年以上あるような…短期間でも人々が強く崇拝しつづけると神威は飛躍的に強まってゆくということなのでしょう敬う人々あっての神仏｡

  2008.04.08

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• 市ヶ谷亀ヶ岡八幡宮～'08.花のお江戸の桜めぐり～その6

  千葉駅から総武線で市ヶ谷へ｡駿台予備校市ヶ谷校の隣に亀ヶ岡八幡宮はあります｡太田道灌が江戸城の西の護りとして創建したもの｡今は東京の太極に位置し､ちょいと凄い浄域になっております｡凄すぎて一度退散ヾ(^▽^)ﾉとんでもない浄域に入ると…ﾄｲﾚに行きたくなる傾向がありまして…忘れてた＼(^^:;)下にある外資系珈琲店に入り､ご用と早めの昼食を済ませてから再度参拝することに…｡この日（4/3）の亀ヶ岡八幡宮も桜が満開でした｡人々は吸い寄せられるように高い階段を登り､次々と境内にあがってゆきます｡それほど大きな神社ではありませんが､無意識になにかを感じて集まっているのだなと思いました｡吉川☆☆もここが好きで､散歩に来ることがあるのだとか…｡二度目に上がると桜がはらはらと降り注いでくれました｡この日はここがﾒｲﾝで､2～3時間過ごしてから水道橋にゆくつもりでしたが……風が促すので20分ほど愛で讃えたところで切り上げ､外掘通りを水道橋方向に歩きました｡

  2008.04.08

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• 千葉神社～'08.花のお江戸の桜めぐり～その5

  さて…翌日は千葉神社からはじまりました千葉神社《御祭神》天之御中主大神＝北辰妙見尊星王（妙見さま）相殿：経津主神･日本武尊《御由緒》天之御中主大神は妙見尊星王とも称され､天の中央を定位とし､全宇宙の諸星諸神を掌握する最高尊貴なる北辰､すなわち北極星と北斗七星の神霊であるとされております｡千葉氏の祖･平良文がこの妙見尊に祈願し戦うごとに御加護をいただき､常に大勝利を得ておりました｡千葉神社は､現在地に先に分霊が祀られておりましたが､1000年に一条天皇の眼鏡病平癒の功により北斗山金剛授寺として中興開山されました｡後に千葉城より､この信仰の頂点に立つ御本霊をお移ししました｡源頼朝も参詣し､自筆の願文､太刀､武具などを奉納｡また､日蓮上人が宗門弘通の誓願をたてて参籠した時に､ありがたい奇瑞を得て『この妙見尊こそはわが宗門の守護神である』と賛嘆され､誓願成就の後に､細字法華経を自筆して奉納されました｡千葉神社由緒より教育関係の研修で何度も近くを通っていましたが参拝するのは初めて日月星を祀る社で…いつまでもいたくなるようなここちよさがありました｡翌日また参拝しましたので細かいことはあとまわしにして……次にまた都内に向かいます｡

  2008.04.07

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• 東京～'08.花のお江戸の桜めぐり～その4

  先日､久しぶりに23区内に侵入しました｡正確にいうと去年の9月12日以来｡ﾃﾞｨｽﾞﾆｰﾘｿﾞｰﾄのあたりから､もう《東京》が愛しくて仕方ないという感情が沸いてきました｡あ～いろいろとすご～くうまくいってるんだな～とﾎｯとして上野公園へ向かいました桜が咲いて…空気が穏やかです｡しっとりとしてよい感じ｡友人と待ち合わせをしておりましたが､遅れるとのことで一足先に私は薬師寺展へ…｡ﾆｺﾆｺととろけるような笑顔の聖観音様を､こちらもにへら～…と眺めて楽しんでおりますと…そこへ背後から､｢おっす｣と友人登場この人込みの中､しかもこっちは帽子までかぶってるのによく見つけるよな～…相変わらずすごい奴日光月光さんは…期間後半にもう一度来たらよいかもなと思いましたその後､裏の庭園の桜を愛でてまわりますと､ひらひらと花びらが穏やかに舞っておりました｡今年の桜はすごいな～都内に暮らしていた頃に何度かお花見に来たことがありましたが､こんなにらしい桜は初めて五反田でも満開でしたし､水道橋でも綺麗な枝垂れ桜がﾗｲﾄｱｯﾌﾟされていて､東京は桜でいっぱいでした｡今年の桜は見る人を優しさと幸福感で染め上げてしまう｡そして､その後桜気分のままJCBﾎｰﾙでのﾗｲﾌﾞを堪能したのですが…何故か私の席は（第二ﾊﾞﾙｺﾆｰ一列目…むっちゃ見やすいしかもｽﾃｰｼﾞがめちゃ近い）右も左も後ろもみんな男性たちでしたf^_^;なんですかこれは…会場内は9割が女性なんですよまあいいんですが…（後ろは音楽やってそうな若者たちでした）ﾗｲﾌﾞは､ｽﾀｰﾄからちょっとこれは出来過ぎじゃないのというくらい感動的な日にあたりまして…思わず(T^T)あ～言いたい言っちゃえ～桜さくらをたっぷり眼と心と身体と魂に染み込ませてきた夜に…いきなり『Flowers』をｽﾀｰﾄに浴びせかけられ(☆＿☆)そして次が『HANA』ときたもんだﾒﾝﾊﾞｰの出来も出だしからいきなりよくって…ひょえ～神様ありがとう＼＾o＾／そしてﾗｽﾄが､朝から頭の中で鳴り続けていた『Beer Friends』加納Jr.誕生の話も歌にﾘﾝｸしておりますし…う～む一度はｷｬﾝｾﾙするつもりだったけれど…どうしても見に行って～…と言われ頑張ってやって来てよかったよ～(T_T)あの礼央さんがうまくしゃべれなくなるくらい感動している様子を受け止めて､こちらまでじんとしてしまいましたし｡会場が一つに溶け合って､それにﾒﾝﾊﾞｰ含めてみんなで酔ったようなすばらしい一体感を感じたｽﾃｰｼﾞでありました｡帰りの電車の中で側にいた方（ｻﾗﾘｰﾏﾝ）がいきなり倒れて耳から血を流し運ばれていったのにはびっくりしちゃいましたが…｡その方の無事を祈りつつ……様々な人が人生を織り上げている空間の､東京のあらゆるものに対する愛しさがさらに揺るぎないものになってゆくような気がした帰り道でありました｡ 今日はなんだかとりとめのない話になってしまいました…m(__)m

  2008.04.06

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• 千鳥ケ淵～'08.花のお江戸の桜めぐり～その3

  RAG FAIR TOUR `08 HALL Rally～ｶﾗｰｽﾞ～ JCBﾎｰﾙ2days 行って参りました～(^O^)/はい､しばらく使いものにならないかもしれませんﾗｸﾞのﾌｧﾝが大好きなんです親友に誘われて見に行くようになりましたが､ﾒﾝﾊﾞｰよりもまずﾌｧﾝの空気が気に入ってしまいましたf^_^;誘われるとお共してｺﾝｻｰﾄに行くことが増えゆき…だんだんﾗｸﾞの歌も覚え､今ではｱｰﾃｨｽﾄとしてﾗｸﾞが大好きになりました（誘ってくれた親友には感謝しております）ﾌｧﾝ2500人が奏でるﾗ～ﾗﾗﾗ～ﾗの大ｺｰﾗｽが天使の歌声みたいに心地よすぎて…うっとりしてしまいました会場全体が声で一つに溶け合い､もうなんともいえないふんわりした気分になって､みんなで桜になって開いて揺れているような気分一日目は連れが歌を聞いているうちにいろいろ思い出したりしたらしく隣で泣いておりましたf^_^;まだﾗｽﾄの名古屋がありますのでﾈﾀﾊﾞﾚにならないように細かくは書きませんが…私が超楽しみにしていた曲からｽﾀｰﾄし…いきなりﾒｲﾝﾃﾞｨｯｼｭな気分(＃^.^＃)全編を貫く､優しさ､誠実さ､皆を幸せにしたいという思い､素直さ…が更にﾊﾟﾜｰｱｯﾌﾟしﾚﾍﾞﾙｱｯﾌﾟしたように感じ…は～満足すぎてどうしましょ～東京各所の満開の桜たちと､ﾊｰﾄ全開のｽﾃｷなﾗｲﾌﾞで…魂の御馳走をたっぷりといただきましたﾗｲﾌﾞのついでといってはなんですが…都内各所を巡りましていろいろしてきたのですが､それについてはやや落ち着きましてから書かせていただきたいと思います｡とりあえず千鳥ｹ淵の桜をどうぞ

  2008.04.05

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• 国宝薬師寺展～'08.花のお江戸の桜めぐり～その2

  あっちもこっちも桜が満開です東京国立博物館の周囲も花錦♪薬師寺展の行われている平成館に入るのはやや久しぶり国宝では…八幡三神像（仲津姫命･僧形八幡神･神功皇后）聖観音菩薩立像慈恩大師像吉祥天像そして､日光菩薩･月光菩薩､がいらしておりましたたっぷり堪能させていただきました(ﾟ▽ﾟ)日光･月光さんの後ろ姿（光背が取り除かれた姿で展示されておりますので見ることができます）の美しさにうっとりしました｡はあ～素敵じゃあ～くねっとしたラインが色っぽい奈良時代のものが持つしっとりとした確かな手応えを感じる造形はかなり好み～五反田の薬師寺東京別院でも､期間中『もうひとつの薬師寺展』として､薬師寺より弥勒･文珠･地蔵･十一面観音･毘沙門天･吉祥天･大津皇子…の像が展示され拝見することができます｡（展示拝観料500円･ﾊﾟﾝﾌﾚｯﾄ付き）こちらもなかなかみどころのあるものでしたとくに東京別院の本尊である薬師如来はすばらしいものでした｡

  2008.04.03

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• ♪♪騒ごう～ぜもっと～♪♪～'08.花のお江戸の桜めぐり～その1

  今日～くらい仕事は忘れてぇ～ただ今､上野公園に来ておりますすっかり散ってしまったかと思っておりました桜は…まだまだ満開ですややくもり空ですが…今日は花見にばっちりですo(^-^)oこんなに素敵な《満開の桜》～生まれて初めてみました凄い噴水前ではﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽもやってましたﾊﾞｸﾞﾊﾟｲﾌﾟの演奏とﾃﾞｨｱﾎﾞﾛのｼﾞｬｸﾞﾘﾝｸﾞ｡ｷﾙﾄという巻きｽｶｰﾄを着ています｡ﾃﾞｨｱﾎﾞﾛの世界大会で銀ﾒﾀﾞﾙを取った方なのだそうですこの方のﾊﾞｸﾞﾊﾟｲﾌﾟのCD…ﾛｰｽﾞﾏﾘｰ公園にて販売してましたさて､これから薬師寺展に突撃して日光月光さんに久しぶりにお会いしてまいります～m(__)m朝がくれば～ま～たそれぞれの～毎日が～～～o(^-^o)(o^-^)o

  2008.04.02

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• お米の国の人だから♪

  種もみを水に浸けています金色に輝いていて綺麗～あ～お米の国の人でよかった～と感じる今日この頃ごはんにちりめん山椒をのっけて食べるのが大好きで…す～ぐなくなってしまいますしらすと胡桃を炊いたのも好きだ～最近では山葵の葉を湯引きしてダシ醤油に漬けたものも我が家のヒットです今年もおいしいお米になってね～来週種蒔きの予定　　　　センバツは…千葉経済が延長の末勝って、よっしゃ～o(^-^)oだんだん野球の面白さがわかってきました(^O^)/大量得点された後、精神的に立ち直ってからの千葉経済のピッチャーの素晴らしさには感動しました一時、もうだめかと思うほど崩れて見えたのに…パチッと気持ちを切り替えて投げ続け、延長戦に入った頃には肩の力が抜けて、身体はリラックスしていながら目はキリリと熱い闘志を燃やし集中～同じ人間とは思えぬほど大きく見えました（元々大きな人なのですが）ピンチを落ち着いて切り抜け、勝利を引き寄せました～一試合中にぐい～んと成長しちゃう人間のすばらしさよ最近若い子のありようから学ぶこと多いなあ～　　それにしても…『うちゅうかん』…をずっと『宇宙間』だと思ってた自分f^_^;やっとミディアムライトのことだとわかりました…（笑）

  2008.04.01

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• 花好きの男の子

  『あのね…入口の犬のところにちょっと植えたの置いといたからね…』と花好きの男の子がボソッと言うので、飛んで見にゆくと…テラコッタの鉢に植えられたかわいい多肉植物がありました家で、根が出てきたのを見つけたので植えてみたんだとか(＃^.^＃)ありがとう～♪ちょうどよいのでこのままここに置いておきます優しい子だなあ～♪しかし…かわりに教科書全部忘れて帰っちゃったよ…f^_^;ま、いいか…春休みだし　　　　　　　2005年 春 南房総『摘みとりし 山の菫は 陽のにほひ』

  2008.03.31

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• 不思議な生き物

  昨夜のこと…荒川静香さんの番組をやっておりましたのでなにげなく見ておりますと…側で寝転んでうとうとしていた弟が…『こないで～』と突然子供みたいな声でつぶやいた。なんだこの面白い生き物は母様によると、その前に見ていた動物の番組で…雄のコアラが雌のコアラを手ごめにしようと近づき木の上でバトルになって…雄を拒絶している時の雌のコアラの鳴き声が日本語の、『こないで～』に聞こえる…てのをやっていたそうで、どうやら弟はそれが気に入ってしまったらしい。その後も何の前ぶれもなく何度かつぶやいていました。まるで五歳児のようf^_^;しかし…いつからおぬしは雌のコアラになったのじゃ　　

  2008.03.31

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• 結縁灌頂後日談～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 『東（ひむがし）へ 星落つ 君は遥かなり』　　　　　　　　　高野山から戻ってしばらくは身体が変でした。不調なのではなく…文字通り《変》まず…頭から天空へ向かって光が出ておりました。太い筒状の…。夜道を歩いていると自分の影の頭の部分から上が光っていてびっくりしました信じられます～影も光ってたんですよ上を見ればやや上空に光の珠のような円盤のようなものが見えて…ふっと消える。そんな状態がしばらく続きました。（今はもう光は出ておりませんので見にいらしても期待には添えませんけれど…f^_^;）そして左目の眼球が腫れ上がり、しばらくコンタクトレンズが使えませんでした。痛いというよりは、ピリピリして違和感いっぱい。それに頭はひんやりしたまんまだし…。その他には、手がぐにゃりとした感じになって肉体のまま次元の壁を突き抜けてしまったり。（これは部分的に子供の頃にもありました）いろんなビジョンや景色をくっきり生々しく受け取ったり。綺麗な大きな緑色の光が不思議な鍵形の軌跡を描いて落ちるのを見たり…（それＵＦＯだから～と母様に指摘されるまで流れ星だと思ってた自分…）大変異の真っ最中だな～というのはわかりましたので、おとなしく受け入れておりましたが…。しかしちょっと激しい変異でさすがにこの時は参りました。…高野山の結縁灌頂を受けて同じような経験をされた方いらっしゃいます　　因みに、高野山の二ヶ月後に、羽黒山～月山～湯殿山の出羽三山に登ったのですが（過去の日記の出羽三山紀行参照）その後には今度は右の眼球が腫れ上がり、高野山の時と全く同じようになりました。どちらも一週間で腫れはひき、元に戻ってくれましたが…。は～っ、なんとかおさまってくれて本当、よかった～　　去年～今年は大きな変調はなく…ホッ次は秋の金剛界結縁灌頂の話が少しあって…紀伊半島一周の旅の話へと続きます（もしかしたら日光のことを書くかもしれませんが）

  2008.03.30

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• 花のトンネルくぐってゆこう～

  昨日は城山頂上で､友人から退職のお知らせﾒｰﾙが届いたり…その他にもいろいろ怒涛の流れが来ているな～と感じる今日この頃｡《これまで溜め込んだもの放出～》が周辺でわきおこっています｡まわりの話でもそういうのがいっぱい出てきて…ひょえ～(ﾉﾟOﾟ)ﾉそんなの我慢してたの～それは弁護士を立ててだな…｡などなど…(>_<)溜め込んだ思いは吐き出すしかない…｡『城山公園の満開の桜を見る』というのも､私がず～っとそうしたいしたい～一度は見たい～o(＞＜)o～と思ってはいたものの…なにやかやで（人混みを思うと腰も重くなりますし）取り紛れて見たことがありませんでしたので…似てるかな行こうと思えばいつでも行ける､とつい後まわしにしがちですね～地元は｡ようやく念願を果たせて満足～しかもよい天気でしたし＼＾o＾／なにげに安房高応援ｼﾞｬﾝﾊﾟｰ（紫）で花見に来ている人も見ちゃったし…うふふちっこい子たちがﾊﾟﾜｰ全開で芝生の上を走り回っていたり､親子でﾊﾞﾄﾞﾐﾝﾄﾝしてる様子を眺めていると…和むなあ～(＃^.^＃)桜をﾊﾞｯｸに写真をとりあったりしているおじいちゃん達も笑顔満開でなんだかｷｭｰﾄちょっと遠くから旅行で来てくださったんだなて方はすぐにわかります｡《ｺｰﾄ》で来てるから南房総はあったかいので､Tｼｬﾂに薄手のｼﾞｬﾝﾊﾟｰか､私のようにｼｬﾂにｶｰﾃﾞｨｶﾞﾝ程度で今は充分ですでも…わざわざ来て下さってありがとうございますm(__)mこの方たちにも満開の花頃の景色を見ていただけてよかったなぁ～と思いました｡周りが幸せそうな空間にいると､その空気が伝染してこちらまでしあわせ～ここの駐車場から孔雀園に昇る坂は､本当に花のﾄﾝﾈﾙでした(＃^.^＃)駆け降りてくる娘っ子たちのかわいいこと 今日は雨です｡庭のことも畑のこともできないので（そろそろ苗床を作ります｡今年も豊作になるといいな～）ﾃﾚﾋﾞでｾﾝﾊﾞﾂを見ていたら…山商負けた～(┬┬＿┬┬)智瓣和歌山には勝てなかったか～｡よし､こうなったら千葉経済応援します～(^O^)/しかし…智瓣和歌山のﾕﾆﾎｰﾑの朱色を見ていたら､根来寺の大聖歓喜天の修法壇の《根来塗》を思い出しました｡ 2005年 4月『酔い醒めて 雨に桜の 散り心地』

  2008.03.30

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• 白い孔雀は神々しい～☆

  城山をぐるりと巡り…（日本富士百名景地～浅間神社～日本庭園～南総里見八犬伝の八犬士のモデルの墓参り）…孔雀園に入ってみました。人もいっぱいお花見の頃は人が沢山集まって、人あたりして疲れちゃうからな～とこれまで花時に遊びに来るのを避けておりましたが…やっぱり賑わいの中に遊ぶのも楽しいなと思いました白い孔雀が羽根を開いて見せてくれました美しい～～（カメラ目線の写真もありますが…こちらの方が綺麗）白孔雀の大人気に触発されたのか、隣のオーソドックスな孔雀さんたちも羽根を広げて見せつけてくれたり…場内大フィーバーという感じでした猿やウサギ、あひるやウコッケイなどもいて、ミニ動物園となっています。動物も、見て褒めてもらうと嬉しいんですね～（鴨川シーワールドの海獣たちもそゆとこあるな～サービス精神旺盛だし、誇り高いし、カメラ目線だし…）白くて綺麗な動物はやっぱり神々しい感じがします。

  2008.03.29

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• 城山公園の桜は満開でした

  昨日…「城山の桜が気になるのよね～」と、仕事中になにげな～く言ってみたら、生徒のりなちゃんが…『先生明日がいいよあさっては雨だから明日が見ごろだよ～』と力強く勧めてくれましたそれにしてもよく知ってるな～。子供の言うことには割と素直に従うので、行ってみました　　　　ビンゴ～駐車場周辺は見事に八分咲き～満開です。風もなく、よい天気。家族づれや、子供たちの集団、私のように一人でふらりと来た人々、カップルや友達同士…などなど、いろんな人が桜を楽しんでおりましたやっぱり桜はテンションあがるなあ～近くにいた方によると、どうも今年は花数が多めのようです。こんなに咲いているのに花びらがほとんど地面に散っていないってのも珍しいかも頑張ってやってきたかいがありましたもし明日晴れたらもっと見事な花景色かも

  2008.03.29

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• 南房総の春

  2006年 4月『くるまれて 聴くは烈しき 春の雷』 お彼岸の最終日に､和田の花園にある､生前は東京に暮らしていた叔父の墓参りに行ってきました｡叔父は如来様のような姿でいらして…びっくりしましたそのせいか､お墓参りというよりはお寺さんに参拝したような気分これでいくべきところにはみんな行ったぞと安心したのですが…なぜか彼岸初日に行った､もう一人の叔父が気になるので､昨日支払いついでにまた行ってみると…お墓が花畑のようになっておりましたこれまたび～っくり…(☆＿☆)家族の気持ちもわからないではないのですが……いつお参りに寄っても､家族が線香をあげている気配はなく､花も生花があがっていたことはなく､常に造花のみ…｡新盆の時も､先日の彼岸の時もそうでした…｡（家はすぐ近くなのに…）(-.-;)それが今日は…ｽﾄｯｸにｶｰﾈｰｼｮﾝに金盞花…｢よかったね～｣とこちらまで嬉しくなってしまいました｡o(^-^)oこの､お花が沢山あがった綺麗な有様を見て欲しかったんだろうな～よかったなぁ～そして叔父は青龍さんになって現れ元気いっぱいでありました頑張れ～～～♪ ﾛｰｽﾞﾏﾘｰ公園で､すっかり気に入ってしまったﾈﾄﾙのﾊｰﾌﾞﾃｨｰをまた買いました｡とろりとして甘くて美味今日はﾁｺﾘｰｺｰﾋｰも春休みに入って､ｽﾃｷな観光客が増えたようですｽﾃｷな観光客とは…ﾘｭｯｸｻｯｸしょって､草道をﾊｲｷﾝｸﾞしている親子自転車で菜の花揺れるﾌﾗﾜｰﾗｲﾝを走る人｡海で貝殻や流木を拾う人々｡花を摘む人々｡景色を眺めてただぼ～っとしている人々｡海岸に座ってお絵かきしている人｡波と仲良くしているｻｰﾌｧｰさんたち（帰りには海岸をちょっとお掃除している）のんびり歩いて花を眺めている生き生きとした夫婦｡肩の力の抜けた､素直でおだやかな感じで南房総の春を楽しんでいて､なんだかいいなぁ～《みんなしあわせ》なあったかい雰囲気が漂っておりました｡春は…自分ちの周辺で満足してしまって遠くに出かける気にならないのはいいんだか悪いんだか…f^_^;

  2008.03.29

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• 西ゆく風～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 根来寺『ここに至るまでを生きてきて 五月』　　　　　　　　　根来寺は桜と紅葉の名所でもあります。川沿いの、もみじ谷公園は、秋にはさぞやと思わせる空間でした。みずみずしい青葉の中を少し歩くと、夢で見た門にたどり着きました。苔むした石段と新緑に囲まれた中国風（龍宮風）の小さな門。石段のやや右よりに立つ覚鑁上人が、身振りで、《どうぞおはいりなさい》と示し、誘ってくださった由緒ありげな門。ここだ～o(^-^)oこの時、わけもなく…《私がこの瞬間ここにいることは全く正しいことなのだ》という確信が腹の底から沸き上がって来ました。そして、選ばなかったもう一つの選択が、砂の楼閣のように崩れてゆくのを感じました。次に、自分が金色のいくつもの光の粒子となって、全てに向けて…あらゆる次元や空間を越えて、放射され、無限に拡大してゆく…のびやかで、不思議な、安心感に満ちた感覚を味わいました。高千穂からの一連の旅が根来寺にて完了したような…カチッと一つの円が完成したような…そんな感じもしました。ホッとした気持ち。しばらく門を愛おしく眺め続けておりました。門をくぐると目の前は大伝法堂…なのですが、石段の苔の保存の為、使用不可…ですので眺めるのみ。(＃^.^＃)光明殿に戻り今度は中に上がらせてもらいます。美しい庭園もさることながら、役行者を本尊として祀り、護摩を修法する行者堂の迫力には驚きました。護摩は行われていなかったにもかかわらず、炎が燃えさかるリズムで満ちています。隣の聖天堂には大聖歓喜天が祀られています。《根来塗の赤は、似たようなものがないといえるほどに美しい。》《根来塗の赤は、主張や執着というどぎつさを去ってしまったもので、こういう色はまれに天然のなかに見る。たとえば残照の雲間にふとあらわれてつぎの瞬間には消えるかもしれない赤である》と司馬遼太郎にいわしめた、古根来の美しい修法壇があるのがこの聖天堂。明るく華やかでしっとりとした赤でありながらずっしりとした深みのある…なんともいえない雅な色あいでした。この色は、いまでは誰にも出せないトーンなのだそうです。聖天堂には小さな『大聖歓喜天招福護符』が用意されておりました。（一つ100円）記念にと、一ついただいて参りました。覚鑁上人の御廟にも参拝しました。　　バスの時間まで大分余裕がありましたので、駐車場の売店で早めのお昼をいただいて、そのまま葛城連峰の柔らかい緑に包まれた根来寺の情景を楽しみました。鐘がつかれたようです。鐘の音が渡ると、周囲の緑が内側からふわりと微かに膨らんだように見えました。また金の粒子になって、音とともに無限に広がってゆくような気がしました。　　　　　　　　　2006年 5月 紀ノ川『紀ノ川や 西ゆく風と 夏はじめ』　　　　　　　　　根来寺は…田中荘…佐藤家の領地内にあり、つまり西行法師の出身地です。西行ゆかりの場所には寄ることはできませんでしたが、紀ノ川の輝く川面を眺めながらやはり想うは西行の遊んだ高い境地と愛に溢れた歌心でありました。

  2008.03.27

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• 風透く丘で～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 根来寺『弾痕の ひさし古びて ほととぎす』　　　　　　　　　大塔、大伝法堂、大師堂および名勝庭園共通拝観券500円を購入し、覚鑁様の心の中へと歩み入ります。やわらかな雰囲気の緑なす丘に広がる空間に立つと、なんとも言えない清らかさを全身に感じました。切ないほどのトーン。空海の伝えた密厳浄土を…その真髄を…追い続けたのだなぁ…(･_･､)それほどまでに、高野山を模した、ピュアな気配に満ちた空間でした。鳥羽院から後白河院の院政の時代、荘園制度の拡大により公地公民制は崩壊し、土地争いの拡大により群小領主たちの不満怨嗟が大きなうねりとなり、武家の台頭を促し、源平の争乱へ…そしてついには武家に政権の一部が移り鎌倉幕府成立へと繋がる激動の自体のまっただ中で…戦乱と汚辱と腐敗と残忍さに満ちた時代に、ひたすらに密厳浄土を目指し歩みを止めなかった覚鑁の、その純粋さに…(ﾉ_･｡)こんな人がかつて日本にあった、というだけで忝なく思われ……はあ～言うことがないわい。m(__)m　　大師堂、大塔、大伝法堂、と一つずつ参拝し、見て歩きました。大塔には秀吉の紀州征伐の折りに受けた傷痕が生々しく残っています。弾痕がくっきりと。室町時代には領地72万石を領し、一大勢力となっていた根来寺は、この紀州征伐により一時期散り散りになり、智山派・豊山派などに分派してゆくことになります。大伝法堂に上がり、しばらくそこにおりました。冷たいほどに静かな空間です。外に出て、若草に彩られた大伝法堂前の光景を楽しみました。司馬遼太郎が…《ただ風の中にいるだけで骨まで透けてゆくような思いがした》というこの地で、私も心ゆくまでその風を楽しんでみました。葉桜の下に立ち、松柏にかこまれた堂を観る。　　　　　　　　　2006年 5月 根来寺『さみどりの 骨まで透くる 丘に立つ』　　　　　　　　　骨はもちろんのこと、魂までも透けてゆくような…鈴の音を秘めた…ただごとならぬ風の中に、居ること…それだけでもここに来る意味があるな、と感じました。

  2008.03.26

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• 根来寺～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 根来寺『ひとすじの 道を歩みし 聖五月』　　　　　　　　　5月4日は根来寺に参拝する。前泊地の和歌山は、鉄砲を得手とし信長と堂々と渡り合った雑賀党の地であり、和歌山城近くなどの地名にもその名を残しています。和歌山城を眺めながらバスで和歌山駅へ、そして紀ノ川を戻り根来寺へ向かいました。交通は不便ですが、一見の価値はあります。ＪＲ和歌山線岩出駅からバスで根来下車。徒歩20分。かつては全て寺域であったという根来寺までの道は、躑躅が眩しいほどに輝き、前日とはうってかわって初夏の気配で満たされています。大門を過ぎまだまだ歩きます。　　　　　　根来寺真言宗中興の祖、興教大師・覚鑁上人が創建した寺院。上人の御廟もここにある。新義真言宗総本山。覚鑁上人は13才で仁和寺において出家し、勉学に励み、1114年高野山に登る。当時のお山の実情をみて、弘法大師の真言密教の真髄を正しく伝える必要を痛感し、伝法院を建立し教学の興隆をはかりました。上人は行学兼備の人で、『内観の聖者』と称されるほどの修法や観法のエキスパートでもあった。当時いくつもの流派に枝分かれしていた真言宗の秘法を一つに合流させ（総合貫練）、台密秘法までをとりこんだ新義真言宗をうちたてんと、各流派に次々と弟子入りし、受法を成し遂げたあくなき求道者でもある。覚鑁上人の名声があがるにつれて高野衆徒との間に軋轢を生じ、1140年根来寺に移り、1143年この地に生涯を閉じることになった。なお、覚鑁上人は空海の師である恵果和尚の生まれ変わりである、ともされている。～根来寺由来より～　　　　　　覚鑁上人像のある光明殿に到着しました。強力な浄域ですシュワーっと清らかな光が豪快なほどに溢れ出しています。すご～～～ここでこれだけ凄いとしたら、この後はどうなっちゃうんでしょうかお庭をめぐるのはあとまわしにして、大塔に向かいます。　　　　　　　　　2006年 5月 根来寺『青葉風 手にほの重き さ湯の椀』

  2008.03.26

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• 胎蔵界結縁灌頂～'06 高野山めぐり～

  結縁灌頂に入ります。まずお世話してくださるお坊様方から塗香で身を浄めるよう促され（手に塗ればＯＫ）、次に、白い長い紙を左腕に掛けてくださいます。紙は目隠しとなるもので、真ん中に大日如来の御姿が薄く印刷されていました。そして金堂の周りの廊下？に並びます。胎蔵界では金堂の東側から入りました。（金剛界の際には西側から）グループごとに堂内に入るのですが、私のグループは恐らく70人くらいではなかったかと…。（違っていましたらごめんなさい！）小さいお子さんも結構いて驚きました。きちんと子供用の輪袈裟を掛けて、胸を張って顔を輝かせ、真剣な面持ちです。普段から参拝したり巡礼したりしてそうな様子…。o(^-^)o長いと2～3時間かかるものだそうですので覚悟して挑みます(^^ゞ暗い堂内に入り並んでお大師様の御影に向かい座りました。蝋燭の炎が揺らめき、香のかおりが漂い、いよいよ身も心も引き締まってまいります。ほどなく、導師となる阿闍梨様が壇にあがられ、お祝いの言葉と戒を授けて下さいました。皆で戒と御宝号と真言を唱和します。《この度は結縁灌頂御入壇…おめでとうございます》と云われ、不思議な気持ちになりましたが…続く阿闍梨様の言葉に納得いたしました。《いつかは受けたいと思っても縁がなく、なかなか受けることのできない方も大勢いらっしゃいます。》前年の自分がまさにそうでした確かに…胸に秘めていても一歩を踏み出すにはそれなりの機縁があって…ようやくでしたし…。その他にもいろいろと心に染みるお話があり、無事初めの儀式は終わり、次の間に通されました。次の間では、お坊様方から説明を受けます。入壇の際の印と真言を授かります。そして…後は待ちです。(∪o∪)。。。前のグループが終了し順番がまわってくるまでここで待つのですが…その間、お坊様が法話をしてくださったりします。（この時のお話は忘れてしまいましたが…）待っている間、さっきの儀式の間で次のグループが戒を受けている様子も伝わってきます。聞くともなしに聞いておりますと…お話されている内容が私たちの時とは違いましたどうやらそのグループに合わせてお話されているようでした。法話も、事前に用事されていたものというよりは、グループを前にした時にその人々に語るべき言葉が降りてきて、それを伝えて下さっているような様子(☆＿☆)高野山って凄い　　さていよいよ順番がまわってまいりましたので、目隠ししていただいて、数珠繋ぎ状態で堂内を進みます。お坊様方が忙しく立ち働いて、皆に目隠しをしてくださいます。感動したのは導くときに印を結んだ手に、直接触れないように、小さな布でガードしてそっと触れ、ゆっくりと導いてくださる心使いです。こんなところからも…この儀式が流れ作業的なものではなく、一つ一つを大切に心を込めて行われていることを感じ、有り難さもひとしおとなりました。　　よい香りのする樒を、印を結んだままの指に挟み、胎蔵界曼陀羅の前まで目隠しのまま進み、《投華》の声とともに樒を放ちます。実は…結果は全員大日如来になるのですが…私はどうしても有縁の仏様を知りたくて、教えてくださるように自分のハイアーセルフにお願いをしておきました。すると…目隠しを外された途端、眼に飛び込んできたのは紅頗梨色の阿弥陀如来様おおっ～やっぱりと眼が放せず阿弥陀様を凝視して喜んでおりますと…『こちらを見てください』と大日如来を見るようにお坊様に促されてしまいましたf^_^;下（投華用の曼陀羅）見て…上（掲示された曼陀羅）見て…真言と動作で中尊の大日如来と光で結んでくださり…投華を記念に包んで目隠しの紙とともに渡され…次に個室（とはいってもついたてで仕切っただけですが）に入り、阿闍梨様より灌頂を受けます。法水を頭頂に注いでくださるのですが…阿闍梨様、なにやら迷っていらっしゃる様子………んそうだ二つあるんだ思い出しましたが、私は鳥居紋とかいうやつで…頭頂につむじが二つあるのです。（正確には三つあって…もう一つは確かうなじにあるはず）そのせいでちっこい頃は「つむじまがり」だの「変態」だの…よくからかわれましたわf^_^;床屋さんでは切り揃えにくくて面倒がられましたし…。阿闍梨様、すみません…お好きな方へやってくださいましm(__)m阿闍梨様は左のつむじを選ばれた様子…あ～よかった～ちゃんと灌頂していただけた～(＃^.^＃)この後…我即ち大日如来を実感する…という所作もあるのですが…これ、こっぱずかしくて…ちゃんと鏡を見れなくて…『しっかり自分を見るように』と御指導されてしまいました『自分としっかり向き合う』この時の私（今もだよな～）にまさに必要な言葉阿闍梨様の一言にガーンと来て、全力で大反省いたしましたo(＞＜)oそうじゃ…いつも相手のせいにして文句言ったり困ったりしてることって…突き詰めれば自分と向き合うのを避けて、自分に現状の責任があることを見ようとしてないからだよな…それを忘れようと責任転嫁してるだけだわ…。はい…しっかり自分を見るように頑張ります。気付かせて下さった阿闍梨様に深く感謝。m(__)mありがとうございました　　無事、結縁灌頂を終えて、後は…密教の血脈に連なる偉大な方々の御影と、儀式を守って下さった、日天・月天をはじめとする諸尊に御礼の焼香をしてゆきます。これも皆さん真面目にされておりまして…凄いなあ～と思いました。（当たり前か…）御影が、風もないのにぱたぱたと嬉しそうにはためいたり、ブワッとこちらに主張してくることがあって、私や入壇した方々はややびっくりしたのですが…お坊様方は全く動じません日常茶飯事なのでありましょうf^_^;なにしろ…『〇〇〇や☆☆☆☆などにお大師様はよくいらっしゃるようですよ』とさらっと言ってのける方々ですから…。不思議なことでも特別なことでもないんだろうな…。(´～`；)さて、全ての焼香を終えるとあと一つです出口にいらっしゃるお坊様方が、ファイルに樒や目隠しの紙、結縁灌頂血脈などをセットして渡して下さいます。『何度目ですか～』と聞かれましたので…初めてです…と答えると、『何度でも受けられますし、秋には金剛界もありますからまた来てくださいね』…はい、そうさせていただきます…m(__)m朗らかで親切なお坊様方でありました。お世話して下さった皆さん、本当にありがとうございました。そして、縁あって共に入壇して下さった方々にも感謝いたします。m(__)m出口（金堂の裏）を出て、鮮やかな大塔を眼にした時、左手の薬指にしっかりと光の輪が嵌め込まれているのを感じました。胎蔵界の仏様と縁を結んだ見えない証なのだな…と素直に感じました。　　やりたかったことを全て終えて高野山を下りました。極楽橋でまた昨日の桜を見ようとホームに向かうと、なんとほとんど散り終わっておりました。ヒラヒラとほんの少し舞う分を残すのみ。前日、力の限り咲いていたあの桜は…今年最後の艶姿であったとは桜の想いが伝わってきて有り難くて、涙があふれて来てしばらく立ち尽くしてしまいました。なんということがこの世にはあるのだろう…。この年、この日、この時に来ることがなければ出会うことのなかった二つの姿…。高野山を下りた日にまだ咲いていたとしたら、ここまでこの桜に有り難さを感じることもなかったのかも…。極楽橋の下に散りしだかれた桜の色に、なぜか御仏の慈悲を強く感じました。　　　　　　　　　2006年 5月 高野山 極楽橋『わたくしの 居るを得て散る 桜かな』

  2008.03.25

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• 弁天の山～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 高野山『登り来て 御山は我に 花ざかり』 高野山は弁財天の聖地でもあります｡大門をまだ拝見していなかったので､見に行くことにしました｡しか～し､行ってみれば『修復中』(∪o∪)｡｡｡町石道を歩き登ってきたらしい、登山ｽﾀｲﾙの外国の方が大門そばで休憩しておりました｡私も､大門近くの公園に寄ってちょっと休憩～公園の桜も満開です｡池にはたくさんの薄紅色の花筏が浮かんでいました｡ここは弁天公園といい､小高い山の中腹には､高野山七弁天の一つ《祓川弁天》が祀られています｡ 《高野山七弁天》とは…《嶽弁天》・弘法大師が天河弁財天に千日間参籠したおり､三つの如意宝珠を受けて､その内の一つを弁天岳に納めて天女＝弁才天を勧請したことに始まると伝えられている《祓川弁天》《湯屋谷弁天》《綱引弁天》・舟を引っ張って財宝を持ってきてくれたという弁天《門出弁天》・道中安全の弁天《尾先弁天》《丸山弁天》の七つの弁天社を呼ぶ｡山内水源に祀られ､高野山の水を守る｡ 祓川弁天に参拝すると…『もう一度ﾁｬﾝｽをあげましょう…』というｷﾗｷﾗした想いが伝わってきた…｡ﾁｬﾝｽ～～～？何の～～～？思い当たること皆無で､頭の中はでいっぱい｡高野山にはもう来ている訳だし､しかも二度目じゃないし…（もう一度）…てなんだ～わからんものはしょうがない…それにあちらの意図はこちらの期待には沿わないのが常なので…考えてもしかたないよな｡次いこ次～ 入壇時間までまだ一時間少々ありましたので､前日にも寄った北の御方お勧めの宝亀院さんに参拝することにしました｡御朱印をお願いし､弁財天さんに参拝させていただけるようにともお願いしました｡（本尊の十一面観音様と弁財天は別の場所にありますが､お願いすると参拝させて下さいます） お弟子さんに案内され､弘法大師御作の嶽の弁財天本尊を祀る､広い空間に入りました｡厨子は開いておりませんので像は拝見できませんが､お弟子さんが､毘沙門天､大黒天が両脇の厨子に祀られています｡寺院内ではありますが､神様ですのでどうぞ柏手を打って参拝してください｡など､とても丁寧に説明して下さり後は一人にしてくださいました｡置かれていた『福寿祈祷法』（500円）をいただき､上げてみました｡途中…自分が必要としていた情報に出会い涙がぽろぽろこぼれてきました｡弁財天が現れ､すっと身体の中に入ったような気がしました｡高野山に登ることを決める以前…目の前に現れ､ただ静かに微笑んでいた十一面観音さんと弁財天さんはここのお方だったんだなとわかりました｡一度にｽﾊﾟｯといろんなことが理解できました云われた訳ではありませんが…あれやこれはこういうことだっのだと…｡自分が置かれている状況もﾀﾍﾟｽﾄﾘ－のように全体像で受け取りました｡気付いたというか､ｶﾁｯとはまった､というか…そして弁天様の前を離れると…あまりにも長いので心配したらしいお弟子さんがお迎えに来て下さいましたf^_^;中庭には猿が現れ､すぐそばのｶﾞﾗｽにまで寄ってきて覗きこんでいます｡（ﾘｽもよく現れるそうです） 戻ると､始めに御朱印をお願いした方が朱印帳を手に待っておりました｡なんとこの方は宝亀院の院主さまでしたm(__)m今書いたばかりの…紅色の和紙を蓮の花びらの形に切って､そこに『ｱﾋﾞﾗｳﾝｹﾝ』の大日如来の梵字を書いたものをお護りに…と添えてくださいました｡そして一緒に庭に出た院主様は､尋ねてもいないのに､宇宙のこと､地水火風空のこと､指先から出る光のこと､護身法､先祖のこと､お数珠の扱い方や私にあった線香の本数…を語って下さいました｡それらは本当にその時の私が必要としていた情報でした｡びっくりするやら有り難いやら…(☆＿☆) 院主様からは､いかに自分がすばらしいかを証明したい､伝えたい､というｴﾈﾙｷﾞｰは微塵も感じられず…『あなたの力にならせてください』というさわやかな謙譲の想いのみに貫かれているのを感じました｡これが…無私無欲の慈悲のありようとﾄｰﾝなのかあ～(ﾟ▽ﾟ)と学ばせていただきました｡私もこうありたいものよ…御手本にしよう～と心に刻み込みました。（なったかというと…いやぁ～それがなかなか思うやうにはいかないものでして…f^_^;）静かな感動に浸りつつ､惜しみなく注いでくださる院主様のお話に耳を傾けました｡院主様のｵｰﾗは際限のない清らかな白で､ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞﾀﾞｽﾄのようにその中で金色がｷﾗｷﾗまたたいているのが見えました｡ 宝亀院には一万年以上前の木の化石が沢山あります｡大きな黒っぽい石がｺﾞﾛｺﾞﾛと置かれ､信仰の対象として人々から崇められているようで､それぞれの石にはお賽銭があがっておりました｡（触ったら株が上がり大きく財産を増やした方もいるとか）中には金や銀が入っているものもあり､一つ一つ触らせていただきました｡それぞれのﾊﾞｲﾌﾞﾚｰｼｮﾝの違いを楽しんでみました 普段院主様はこんな風に表に出ていることはなく､なかなか普通に参拝に来ただけでお話することは難しいのだそうで…お大師様と弁天様が結んで下さった御縁ですよ…と嬉しそうにおっしゃって下さりびっくりしました｡す…凄い方に巡り合わせて下さったお大師様と高野山の弁財天様に最大級の感謝～m(__)m最後に…『握手しましょう…』といって､手を差し出されました｡そして握手した瞬間､ｽﾊﾟｰｸが起きたように自分の周りの空間が広がり､肩凝りが瞬時にして消えてしまいました｡院主さんの白金のｼｬﾜｰを浴び､心も身体も軽やか～～～びっくり(ﾟ▽ﾟ)世の中には凄い方がいるものだ…（この後､同じことを軽くやってのけて平然としている…やはり真っ白のｵｰﾗの方と月山で出会うことになるのですが…） 入壇時間が近づいてまいりましたので何度も感謝しつつ頭を垂れ､去りがたく感じながらも宝亀院を辞し､壇上伽藍に戻り､金堂に向かいました｡入壇受付の札を取り出し､渡そうとして番号をふと見ると…『369番』その瞬間､淡い金色の風とともにﾌｯﾊｯﾊ…と笑いが込み上げ､どうにも止まらなくなってしまいました｡ついさっき､院主様から弥勒下生についてそっと語られ…何のことを云われているのかわからぬままに､その言葉の奥から吹いてくる淡い金色の風に類い稀な快感を覚え…その柔らかい風の吹くのをまた感じる中…ﾜﾊﾊﾊﾊ～もうね…人間様がどんなにあがこうとｼﾞﾀﾊﾞﾀしようと､大きな存在の大きな手の平の上にいるにすぎないんだな～と見え…いっぱしにあれこれ悩んでいた自分がものすご～く小さいものに思えてきて､かえって気が楽になっちゃいました｡小さな欲や見栄がすう～っと離れてゆくような気がいたしました｡今日この時に高野山に居ることが必然ならば､後は委ねてお大師様なり､弁天様なりに任せてしまおう次に何が来るのか楽しみにして…｡そんなことを思い､この瞬間の全てに巡り合わせて下さった多くの存在に言い知れぬ深い感謝を感じながら金堂の階段を登りました｡願わくば…一緒に入壇される人々､ならびに縁ある全て存在に､ともに慈悲の円光のあらんことを…｡ 2006年 5月 高野山 壇上伽藍『花風に ゆるりと開く 夢もある』

  2008.03.25

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• 三摩耶戒～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 高野山 壇上伽藍『花塵を かひな広げて 受け取らん』　　　　　　　　　さて、高野山紀行の続きです。5月3日～5月5日は胎蔵界結縁灌頂が行われます。『結縁灌頂』とは…曼陀羅に描かれた様々な仏様とご縁を結ぶ（結縁）儀式です。目隠しをされ曼陀羅の前に導かれ、樒を投げます。樒が上に落ちた仏様が自分と有縁の仏様になります。その後、有徳の阿闍梨様によって…仏の慈悲の力で加持された法水を頭頂から「心」へと注がれ（灌頂）、覆い隠されていた煩悩の穢れを瞬時に洗い潔め、個々の心に内在する『仏心』を輝かせ、自らが仏であることを実感する…密教独自の儀式であります。宗派は関係なく誰でも受けることができるのだそうで、いろんな方がいらしていました。外国の方も沢山しかも外国の方で…しっかり頭を丸め袈裟をつけた、修業を積んだと一見してわかるお坊様を何人も見かけ…ちょっとびっくり(☆＿☆)そしてそして…この日、5月3日は初日ということで、結縁灌頂に先立ち『庭儀結縁灌頂三摩耶戒』が金堂で行われます。　　出かけるのがちょっと遅れてしまいましたので、行列見学は諦めて…まずは大塔で入壇受け付け（3000円）を済ませました。番号札を受け取り外に出ると…ちょうど行列が金堂に上がろうとしているところです(☆＿☆)思わず裏からダッシュ大阿闍梨様がきらびやかな有様で金堂に入り、そして次々と高位の僧侶がそれに続きます。つい、私も一緒に入ってしまいましたf^_^;一般信徒さんに混じってわらわらと入堂すると、うまいことに戒の儀式が全部見られるポジションを確保し着席することができました。周囲には巡礼姿の方や若い修業中の僧侶の方が沢山いらっしゃいます。皆さん非常に熱心です。情熱的～といってもよいほど…。そして崇拝の思いがものすごい軽～い気持ちで参加してしまった私がこんなところにいて、はたしてよいのだろうかご迷惑にならないのだろうか…。と思いましたが、既に金堂は人でぎっしり。出ることは不可能です。すぐに三摩耶戒が始まります。正しい教えを捨てない、悟りを求める心を捨てない、生きとし生けるものに常に慈悲の心をもつ、などの戒めを授かり…それら一つ一つの戒に…『よく～保つ～』と答え、唱和するのですが…全ての戒に答え終わった時…ちょっと不思議なことが起こりました…。うまく言葉では表現できないのですが…えっと思い…それを裏付けるような、阿闍梨様方の視線がふいに飛んできて…なんだこれ…でした。m(__)m　　三摩耶戒にも期せずして参加することができてよかったな～なのですが…私の入壇時間は13:30とのこと。時間がた～っぷりございますので、西行様ゆかりの空間で桜に浸ることにいたしました壇上伽藍の三眛堂は1177年に西行が修復し、修業した場所とされ、堂前には法師が植えた『西行桜』があります。またその隣の大会堂は、西行が鳥羽院の皇女で五辻の斎院と呼ばれた方の病気平癒の為に建立を勧めた堂であり、当初東別所にあったもの。それを同内親王に勧め、壇上伽藍に移し蓮華乗院と称しました。（この辺のことは『西行花伝』にて知り、高野山に行ったらぜひとも蓮華乗院を見てみたいものだと思っておりました）当時、覚鑁和尚の伝法院方と旧来の勢力との対立で揺れに揺れていた高野山を一つにまとめんと西行法師が尽力し…長日不断談義の学堂として重要な役割を果たしたもの…。蓮華乗院は…西行が精魂こめた…西行の夢の形。その…今は大会堂と呼ばれる建物のはしに座り、隣の三眛堂と西行桜…そしてそこにハラハラと降りしきる桜を眺め…西行の世界に遊びました気がつけば、二時間そこにそうしておりました。　　　　　　　　　2006年 5月 高野山 壇上伽藍『西行の 想ひに抱かる 花景色』　　　　　　　　　三眛堂には裏手にある大きな桜の木から、静かに優しく貴く、花びらが降っています。　　西行桜は、花は終わっておりましたが、小さくも、存在感のあるよい枝ぶりで、その幹はこれまたいい感じに苔むしており、風格を感じました。花はなくとも見応えあり。　　写真は去年夏に撮影した壇上伽藍。手前から、東塔、三眛堂、大会堂、大塔。

  2008.03.21

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• 崖観音～風に吹かれて観音詣で～

  崖観音船形山の中腹、標高約70mの岩の壁にへばりつくようにして立つ観音堂です。お寺は『大福寺』養老元年（717年）に行基が地元漁師の安全と豊漁を祈願して刻んだと伝えられる、十一面観音の磨崖仏があります。観音堂の欄干からは館山湾が一望できます。　　　　　　　　う～む、元八幡といい…今回は養老元年ばっかりだな～(¨；)なんじゃろここも拝観は無料です。今回は観音堂が開いていて拝見することができましたが…前回はなぜか閉まっていて眺望を楽しんで終わりでした。参拝者が次々と訪れています。清らかな十一面観音様です(゜▽゜)思わず観音経をあげてしまいました(＃^.^＃)それでもあきたらず般若心経も三回あげさせていただきましたo(^-^)o満足～～　　寒くなってきたので帰ったのですが…ぐいぐい引っ張る強い力に抵抗しつつ戻りましたので…は～疲れたあ～o(＞＜)o（国分寺に寄らなかったので多分そのせい）あんまり疲れたので家に帰りついたらそのままバタンキューしてしまいました。昔、薬師如来の巡礼で、一日に二十四か寺まわった時に《薬師如来あたり》してぶっ倒れた時と似てるかもあの時は御方に爆笑されてしまいましたが…ま、智恵熱みたいなもんじゃろと本人はいつものこととして受け流しておりますが…。　　あ゛………兄上様から預かっていた古いお札………持っていってお納めしてくればよかった(*_*)しまった…また行かなきゃ～

  2008.03.19

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• 諏訪神社の壁画～風に吹かれて観音詣で～

  次はすぐ近くにあるもう一つの観音霊場…通称《崖観音》へ行ってみました前回来た時の逆順路を取り､まずは隣の諏訪神社から参拝｡この諏訪神社は養老年間に行基が勧請したものだそうで…去年それを知った時には境内で固まってしまいましたf^_^;行基さまがお諏訪さん…(?_?)なんですか？この符合は…！！！全国を行脚した行基さまですからどんな神様と縁があっても不思議ではないのですが…う～む｡（行基さまは大好きです）ここのお諏訪さんは願いが叶うことでちょっと有名なんだとか…｡前回も気になった本殿裏の崖の彫り物を眺めていました｡山形に…なんの文字だろう？梵字のような象形文字のような…上空を鳶が数羽旋回しています｡強力なお社ですので…境内に人がいなくなった瞬間を見計らって…八開手三十二音（無音を合わせると三十七音）ﾊﾟﾀｰﾝで参拝してみました｡濃密～～(ﾟoﾟ)～～半径30mくらいの強い神様が目の前にいらしている感じ…（しかも壁もﾌｨﾙﾀｰもなく…でんと坐しているような）珍しくちょいとお願い事をしてしまいましたm(__)mそしてこのすぐ隣が崖の観音様です｡

  2008.03.19

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• 観音浄土～風に吹かれて観音詣で～

  那古寺の…さらにその上にある《潮音台》という頂上の展望台へと上がると…水仙が満開です辺り一面まっ白｡（つつじも少し咲いておりました）花畑には慣れている私がびっくりして眼をまんまるにするくらいたっぷり満開～ふわふわまっ白～の空間が出現しておりました｡水仙の香りと柔らかい陽射しに包まれてまた瞑想～ここは土ではないのでそのまんまぼけら～和泉式部と娘の小式部内典の供養塔があります｡（貴船と玉置にもあったよな～確か日光でも見かけたし…）展望台からの眺めは絶景です｡古の聖者が観音浄土補陀洛をみたという山頂からの海の眺めに身を委ねていると…各地の観音霊場についての思いや感覚が、細胞の記憶の中からつらつらと沸き上がってきます｡日光の…桂の木に彫った立木観音と､千手観音が現れた中禅寺湖の水と光のあたたかなﾊｰﾓﾆｰ浅草の聖観音さんと金龍の美しいﾄｰﾝ那智の如意輪観音さんの貴さ清水寺の優しい清らかさﾁﾍﾞｯﾄのﾎﾟﾀﾗ宮ﾏﾘｱ～ｲｼｽ～ｼｪﾋｰﾅ的なものが全て浮かんできたので……｢去年は白だったから今年は金だな｣と､全部にﾌﾜｯと金の光がつけ加わるｲﾒｰｼﾞをﾌﾟﾗｽしてみたところ…去年よりも大きな蓮の花が開くのを観じましたあっちでもこっちでも…｡うわあ～なんて気持ちいいんだろ…(＃^.^＃)二時間ほどそのままここでうっとりだあれも来なかったので水仙と補陀洛の景色を一人じめしてしまいましたでもおかげで思う存分素敵なﾄｰﾝで遊ぶことができました感謝～そうそう…頂上では､ｵｲﾙを頭頂と足の裏に塗ってみますと…楽しさがふわあ～と増して､陽射しが強まり､鳥たちが集まって鳴きはじめましたより鮮やかに観音浄土を味わう為に役に立つﾂｰﾙをｼﾞｬｽﾄﾀｲﾐﾝｸﾞで授けて下さったちゃぴさんにも深く感謝いたします｡m(__)m 三月に入ってから…《あたたかい水》の感覚と匂いやｲﾒｰｼﾞ、そして色がしばしば浮かんでいたのですが…湯殿さんじゃないようだしな～なんだろどこじゃろようやく分かりました中禅寺湖の水の味だわ（妹と二人ですくって飲んでみた）……ふふふやっぱり《分からない》を通過して悩んで後にﾊﾟｯと《解る》ｹﾞｰﾑは楽しいや

  2008.03.19

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• 紫式部の広場～風に吹かれて観音詣で～

  常々疑問に思っていたことがあって…《なぜある種の人々はﾁｬﾈﾘﾝｸﾞや霊視をしないと分からないのだろう本当はそんな風にﾜﾝｸｯｼｮﾝ置かなくても全部知っているはずなのに…》というものでしたが…なんとな～くわかってきましたf^_^;《知らない》という状態を楽しむ為の重要なﾂｰﾙなのだな……ならば納得知らない状態からｽﾀｰﾄして～いろいろ学んで努力して…最後に｢分かった｣と叫ぶのは確かにものすごい快感だもんなぁ～ぱあ～っと爆発的な感じになる 密教の伝法灌頂の際に授けられる奥義に《この世界は既に密厳浄土である》という認識があるそうですが…うん…確かにそうだな…と思う｡浄土も楽園も､これから造るものではなく､既にあることにどんどん気付くことによってこの世界のまま天国に生きる内的な経験のこと…個人的な認識がｼﾌﾄした結果を表したのが、浄土や天国であるし外（人）を変えようとする働きかけはあまり効果をなさず…自分を変えることのみが有効なのはこのため…………(-.-;)また話がずれたぞ～｡よっこいしょ 何がいいたいのかというと《ここが既に観音浄土であることを私に分からせて下さったことに感謝～》という瞑想ができたらよいな～と考えながら､那古寺の裏山の階段を登ってゆきました（とはいっても瞑想はその時の機縁によって《訪れる》ものなので意図は持ってもこだわらず､脇に置いておくのが常ですが…）階段をかなり上がった場所にちょっとした広場があります｡どうやらかつて庫裡のあった場所のようです｡今は広場の奥に紫式部供養塔がある程度｡頂上まで行って瞑想するつもりでしたが…とってもいい感じですので､ここでも少し遊んでゆくことにしました｡瞑想といっても私の場合…裸足になって土に直接触れてあとは委ねるのみ…です｡最初はなにもつけずにほよほよ～気持ちええ～やや温みはじめた春の土と水の気配がじんじん染み渡ります木々の枝を渡るような気分暫くﾅﾁｭﾗﾙな状態を感じてみてから､ｵｲﾙさんたちをつけて試してみました｡劇的な変化はありませんが…一言で言うと…《楽～》振幅の波が穏やかになってゆきます｡あ…しょうもない雑念は浮かばないﾄｰﾝに簡単に入れるかも感覚的な違いはｿﾌﾄなものでしたが…おもしろいことに写真にははっきりと違いが現れました｡鬱蒼とした木々に囲まれている空間ですので…陰の多い写真になり､全体は綺麗だけれど薄い紫がかったもやっとした感じになるのですが（ｵｲﾙを使用して）撮ってみたところ…あたりは若草色にﾋﾟｶﾋﾟｶおもしろ～い

  2008.03.19

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• 観音堂～風に吹かれて観音詣で～

  補陀洛山那古寺真言宗智山派本尊：千手観世音菩薩（楠の一本造りで藤原期の作とみられる）坂東三十三観音霊場､三十三番札所（結願寺）寺歴は古く､縁起は養老元年（717年）､元正女帝の病気回復を祈って行基がこの地を訪れ､海から香木を得て千手観音菩薩像を彫刻し平癒を祈願したところ､たちどころに天皇のご病気が治られ､その報謝にと建てられたのが那古寺の始まりと言われています｡その後､慈覚大師が訪れ修行をし､1200年頃には秀円上人によって真言密教の霊場となり､鎌倉時代には石橋山の合戦に破れた源頼朝がこの地に逃れ､再興を期して七堂伽藍を建立しました｡山上からは､遠く南方の海上にあるという観音の霊地補陀洛も望むことができる､といわれ山号としてつけられた｡また､この那古寺のある地を､補陀洛浄土そのものと見る信仰も､江戸時代に入って広まった｡当初山頂にあった伽藍は1703年の大震災で全壊｡その後､徳川幕府は現在の地に再建を命じ､1759年に落成したものです｡平成十五年より五か年にわたる観音堂の平成大改修工事がすすめられております｡～那古寺縁起より～ 仁王門をくぐり､虚心合唱し、まずは鐘を一つつかせていただきました｡お寺の鐘の音が織り成す音の輪は､ﾊｰﾄﾁｬｸﾗに作用するのだとか…｡境内はまだまだ改修中で､あちこち工事しておりました｡綺麗にして下さっている工事の方々に敬意をこめて挨拶しながら､阿弥陀堂､多宝塔に参拝実はここの阿弥陀様…お堂は小さいのですが…めちゃくちゃ強力です｡（誰が開眼したんだろ）近付くだけでこんなにｻｸｯと作用する阿弥陀様は…ここだけかも次は観音堂です。堂の改修はほぼおわっておりましたが…内部の整備をしている最中とのことで､今回は観音様にはお会いできませんでした（でもいいの外から拝むだけでも充分です）去年､工事中のﾌﾟﾚﾊﾌﾞの建物の中でお目にかかった時の観音像はちょっと類をみないほど素晴らしいものでした｡人間のﾌｲﾙﾀｰを感じない生のままの千手観音さん…のﾄｰﾝ｡（作ったり祀ったりした人の人格や願いが反映されていることが多いのですが）十月に大々的に落成祝いもかねてなにやらやるようですのでその時にお会いするのを楽しみにいたします｡改修された観音堂は渋い朱色に彩られ､周囲と非常に調和しておりました ここは天台宗だった時代があるので､境内には日枝神社があります｡おっ今日は素直だふう～ん…大黒天のお堂にも参拝ここはいつも強くて優しくてお変わりなくo(^-^)o大黒天上の八大龍王を祀った崖っぷちの空間で､本当は瞑想したいのですが…今は立入禁止なので我慢します｡多分ここじゃないかな～過去生でここに来た時に過ごし（参籠し）た場所は…と感じます｡親しみがわくというか､強く引き付けられます…

  2008.03.19

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• 元八幡神社～風に吹かれて観音詣で～

  去年の3月18日は浅草寺で友人たちと金龍の舞を見て大層盛り上がったよなぁ～（この時の話も愉快なのでいずれ書く…かも！？）な～んてことを考えてｸｽｸｽ思い出し笑いをしていた昨日…ちゃぴさんとこから新しいｵｲﾙが二つやってきた開けた途端に…ﾊﾟﾊﾟﾊﾟｯとひらめいて…にま～(＃^.^＃)ちょうど明日は観音様の縁日だし～大改修もそろそろ終わるはずだし～ぬふふ…翌18日に那古寺に行って使い初めしてみることにしようと即決定☆ そして…本日､まずは先祖のお墓参りに寄ってから～（彼岸の入りに行ったのは叔父のお墓参りです）今月頭に一度線香を上げに来ているのですが…やっぱり彼岸は違うらしい…う～む｡なんというかご先祖さま…みんなﾊﾟﾜﾌﾙ(☆＿☆)特に太平洋戦争終戦間際にｼﾍﾞﾘｱで無くなった祖父が…全開 さてさて観音様へ向けて進みますふらふら～っと､蝶々と鳥さんたちの導くままに初めての道を行ってみました…こことここに寄りたいです(^O^)/と事前きお願いし、あとは上にお任せすると…要所要所で光か香りか蝶々か鳥で曲がり角を教えて下さいます｡（天然ﾅﾋﾞでございます）たまに､｢どっちにしよう｣と迷うと､鳥が低空飛行で前を飛び､《こっちだよ～》というように、より素敵な道を教えてくれますどの道を通ってもちゃんと目的地には着くのですが…惹かれるままに行ってみると､綺麗な景色が待っていたり､それが最短路だったり､いつもの路が工事中だったりして…いろいろと助かっています｡m(._.)m今日は鳩となんだかわからない鳥と烏が教えてくれました｡黄色い蝶々も～導かれるままに行って寄った所は…御嶽神社･元八幡神社･本織神社元八幡と本織には寄りたかったのでお願いしてありましたが…御嶽神社にはびっくり御嶽山の神様は我が家にも祀ってありますので､こんなところで会えてうれしくなっちゃいました途中では菜の花をちりばめたかわいい小川にも呼んでくださいましたし､元八幡では地元のおじさんが現れて､いろいろ教えてくださいました｡元八幡神社表記は｢八幡神社｣ですが､ここは安房国総鎮守である館山市北条の｢鶴谷八幡宮｣の元宮であることから､元八幡とも呼ばれています｡創建は､養老元年（717年）に安房郡司であった紀伴人が､府内守護の社として勧請したとされる｡それが元八幡の社｡現在の安房国総鎮守である鶴谷八幡宮の御祭神は､品陀和気命（応神天皇）帯中比古命（仲哀天皇）息長帯比売命（神功皇后）ですが､八幡神は後づけに祭られたもので､元々の祭神は1525年の社記にある､大足忍代別命（景行天皇）天太玉命天比理刀命天日鷲命天手力雄命大山祇命稚産霊命手置帆負命天忍穂耳命だったのではないかとの説もあります｡ 気持ちのいいお社でありました中を覗くと…八幡神社･八雲神社･湯澤神社…の三つの額縁が見えましたそしてその時､正午を告げる…♪ふるさと♪のｵﾙｺﾞｰﾙが辺りに流れました(☆＿☆)ちょっと待て確か去年も那古寺に行く途中で寄った日枝神社の境内摂社の八雲神社前で正午だったぞよ…ｽｻﾉｵさんよ……(+_+)またかいな～☆ 2003年 春 南房総『ふるさとの 風をつまびく 篳りきの こぶなを釣りし かの川愛（かな）し』

  2008.03.18

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• 宿坊の朝～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 高野山 西行桜『何もかも 許すしかなく 花吹雪』　　　　　　　　　宿坊の朝は早い。そして朝の勤行に全員参加…です（お寺に泊まれてその上勤行にまで参加させてもらえて何てラッキーと思える私のような人間にはうってつけ旅館と思っている方には辛いようですf^_^;）参加してみてわかったのですが…各宿坊寺院はそれぞれが多くの傘下を抱える本山であり、傘下の寺院の信人さんたちが先祖供養に来山する為のもの…というのが基本的な機能のようです。（様々な研修や学生の合宿にも使われているそうです）本堂にはずらりと位牌が並び、分骨されたものも多くみられました。お大師様のいる聖地に骨を…。朝の勤行はそれらへの参拝者たちの焼香の様子をつぶさに見させていただきました。堂内は清らかです。案内され、ご本尊さまたちにも参拝させていただき、ネパールより請来された仏舎利を拝見させて貰いました。綺麗～こんなにまじかで見たのは初めてです。象牙と真珠を合わせたような艶やかさ光輝いています。仏舎利は人々が熱心に敬い拝み続けていると大きくなり…増えるのだとか…「前より大きくなってる～」とおっしゃる方がいました。私は初めてなのでわかりませんが…f^_^;お部屋に戻って朝食をいただきます。夕べ全部食べちゃったせいか…おひつのご飯が増えてましたf^_^;朝からそんなに食べれませんってお世話をしてくださったのはお寺にご奉仕している高野山大学始め…高校、中学などの学生さんたちです。ご飯が本当においしかったので伺ってみると…「皆さんそうおっしゃいますが…普通に炊いているだけです。お水がよいのかも…」とのことでした。確かによいお水で炊くとご飯はおいしいチェックアウトし、壇上伽藍に向かいました。よい天気でこの日も桜がひらひらと静かに降り注いでいました。金剛峯寺の門前の枝垂れ桜が満開になって揺れています。

  2008.03.17

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• 吉祥宝来の仔犬～'06 高野山めぐり～

  お宿で一日目の夕方にあった話。流れ上前回分に入らなかったので…f^_^;　　　　　　　　　2006年 5月 高野山『宝来の 犬に仔の有る ゆだちかな』　　　　　　　　　高野山内各所で見られるものに宝来という切り絵があります。《吉祥宝来》といい、高野山では新年を迎える際のしめ飾り、あるいは魔よけとして床の間や玄関などに吉祥宝来を飾る風習があります。お大師様の御廟にも飾られておりました。宿坊の私が宿泊させていただいたお部屋の床の間に飾られていたのは仔犬を連れた母犬の宝来でした。じっと見つめていると、さあ～っとにわか雨が降ってきました。なにかのメッセージだな…これは…と思い受け取ることにしました。暫くすると強烈な頭痛に襲われました。思わず御方に「Help me～」のメールを打ってしまいました。「お寺の方にお願いして頭痛薬を出してもらっては」丁寧で親切な…そして当然の答えがすぐに返ってきました。遠くの方に助けを求めてどうするよ…自分f^_^;…で、そこで気付いたのですが…わたくし、頭痛薬持ってきておりましたはい、頭いたくなるかもとふと思ったものですから…。人間はあるレベルでは全て知っている…てのは本当だな…と実感しました。気休めに飲んでみましたが…まあ効きません。一時間ほどのたうちまわり、「そうだこの痛みと仲良くしてみよう」と思いつき、痛みを受け入れてみましたすると…『善女龍…』という漢字が…筆書きで（笑）…嬉しそうに浮かんできましたああ～はいはい善女龍王さんねありがとうございますm(._.)mしかし…徳の高い僧の願いしか聞かないという誇り高い善女さんがなぜにわたくしなんぞと仲良くしたがり、無理矢理にでも分かってもらおうと懸命になって訴えてくるのかさっぱりわかりません。??(゜Q。)??それじゃあ明日もう一度参拝に伺いますからと思うと…ようやく頭痛がおさまりました。そしてまた床の間の宝来を眺めました。頭痛はおさまりましたが、涙はおさまりません。自分のものではない感情に襲われて泣き続けておりました。（自分的には…なんで泣いてるのかわかんないけど、こうい時はいっそ泣いちゃえ～の気軽な気分です）『子』というものに強い複雑な感情がわくことがあり…今生に由来するのではないので、過去生でなんかあったんだろうな…とは予想してました。当然嫌なこと…。特に生まれたばかりの赤ちゃんを見ると辛くなり、強烈な拒絶反応が沸き起こる時もあって…困ったことよ…と思っておりました。（そんな自分を冷静に眺めている自分もいたりして…）赤ちゃん自体は大～好き（特に一歳過ぎのヨチヨチはたまらん）なんですが…一歳未満が駄目だな～。嫌いなのではなく、一人にしておくのが怖いというか…大事すぎて「せっかく生まれたのに死ぬんじゃないか…」というヘンテコな恐怖感がわいてくるのです…やでやで…(-.-;)　　いろいろ情報が出揃ったので…来月、この時の関係全てを昇華してくる予定です頑張るぞぉ～o(^-^)o

  2008.03.17

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• 普賢院～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 高野山 普賢院『薫風（くるかぜ）の 来（こ）し方光る 芭蕉堂』 はじめて宿坊に泊まりましたはまってしまいそうです…宿坊f^_^;選んだのは普賢院さん｡高野山の中心部にあり便利なことと､価格がお手頃だったことも選ぶ基準になりましたが…縁ある普賢菩薩さんのお名前をいただくお寺さんですし､なによりも､芭蕉ゆかりの寺であり敷地内に芭蕉堂があること､その上ﾈﾊﾟｰﾙから請来した仏舎利を安置しており､宿泊者はそれを拝見することができるという点にとっても惹かれました(＃^.^＃)俳句に親しむ者にとって俳聖芭蕉は神様のような存在です結社にも入らず､句会にも参加せず､独学で勝手気ままに詠み散らしているだけの…なんちゃって俳人の私でも､やっぱり芭蕉さんには憧れまするﾁｪｯｸｲﾝしてすぐに芭蕉堂に参拝しました｡一句､置かれていた句帳に書き散らしてきました(＃^.^＃)（上記の句です）普賢院の本堂は高野山東照宮の拝殿を移築したものだそうです｡（宿泊当時は存じ上げず…） 東照宮に繋がるこの事実を知って…実は今びっくりしております｡去年二度日光に行きまして…いろいろしてまいりました｡私は日光担当だな…てのは早い段階で受け入れておりましたが､どうしてそうなのか解らぬままに活動…｡ま､やっているうちに段々掘り起こされて私である理由がわかってきましたが…（ふう…）別件でまわった聖域でも､慈眼大師天海･東照宮･輪王寺･二荒山神社･勝道上人…と濃密な繋がりがあり､行った先では意外な情報が待ちうけていることが何度もありました｡あ～…普賢院よ…お前もか…な気分｡(´～`；)ま…いいけど｡ 夕食まで時間がありますので南院の波切り不動尊に参拝に出かけましたなかなかﾊﾟﾜﾌﾙなお不動様です｡（そして波切り不動尊の裏には徳川家霊台があることを今知った）南院の桜は満開でしたはらはらと静かに散りつづけるありさまが美しく､いつまでも見ていたくなるほど…｡街を歩いていると犬の散歩をしているお寺の方を何人も見かけます｡高野山は犬を大切にしているそうですU^ｪ^U刈場明神が犬を連れて空海の前に現れ､高野山へと導いたことに由来しているようです｡ 2006年 5月 高野山『八重桜 花影をゆく 犬と人』 街並の中に点在するとりどりの桜を楽しみながら散策しました｡お土産やさんにも寄って物色法具や巡礼ｸﾞｯｽﾞも豊富でした｡五鈷鈴が欲しかったのですが､ﾋﾟﾝとくるものがなく断念しました｡ 普賢院さんに戻ってお風呂に入らせていただきました(^O^) 2006年 5月 高野山 普賢院『湯上がりに 桜かをらす 寺の庭』 お風呂からの帰り､廊下から庭をふと見ると､ふわあ～っと桜の香りが入ってきました｡包み込まれるよう～お部屋に戻るとすでにお布団が敷かれておりました疲れた～早く横になりたい～でもおなかもすいたぞ～そこへ晩御飯がやってきました｡o(^-^)oお膳が二つもある～精進料理ですので肉魚はありません…でも…うま～いしかもご飯がめちゃくちゃ美味おひつの中身全部食べちゃいましたf^_^;いろいろ工夫をこらした料理の数々は､美しく眼にも楽しい量もたっぷりこんなに食べられるかしらん胡麻豆腐ももっちりしっかりしていて美味しかったのですが…大好きな高野豆腐を炊いたものが…はあ～…なんて優しい味なんだろう～満腹です全部食べたぞ～～（自分でもびっくり）精進料理でﾋﾞｰﾙも一本いっちゃいました(＃^.^＃) 夕食のお膳には宿泊記念のお守りがおまけで添えられております｡実は…これをとっても楽しみにしていたのですが…この日にいただいたお守りは…紐で編んだﾌﾞﾚｽﾚｯﾄでしたう…嬉しい～(ﾉ_･｡)お不動様の御護摩の際に使った紐を編んだものだそうで…てことはもしかしてこれ手作り必要なものは自動的に手元に届くようになっているのだな～と､このﾌﾞﾚｽﾚｯﾄを着けてみて感じました｡まだ大事に持っています。 そして､衝撃の事実をお坊様より伺いました…｡《いつもの年ですとこの時期には桜はとっくに終わっております》《秋には毎日のようにありますが､この時期の濃霧はとても珍しい》……………(O_O)桜咲く高野山も､霧にけぶる高野山も､どちらもとても憧れて夢見ていた光景………｡お大師様にひたすら感謝…m(__)m｢来てよかった～今日この時にここに居られて私はしあわせだ～｣感涙にむせびながら床につきました（～～）

  2008.03.16

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• 壇上伽藍～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 高野山 壇上伽藍『西塔や 花は虚空に しづもるる』　　　　　　　　　一の橋まで戻り、歩いて苅萱堂に向かいます。石童丸の物語で知られているお堂です。山内寺院は一般拝観を受け付けていない寺院も多く…ちょいと下調べが必要です。バスを待つのが面倒で、結局壇上伽藍まで歩いてしまいました。この日は…一体何通やりとりしたのかわからないくらい参拝しながら北の御方とメールしまくりでしたf^_^;御方が後ろについて…同行二人で高野山をまわっているような気分（いや…同行二人は普通お大師様なのですが…笑）でも、おかげで重要なポイントをあまさずまわることができ、よき先達の存在に感謝　　　　　　　　　2006年 5月　高野山　金剛峯寺『門前の　橋に枝垂るる　糸ざくら』　　　　　　　　　金剛峯寺は遥拝にとどめ、壇上伽藍へと向かいます。東塔、三昧堂、大会堂、愛染堂、と一つずつ参拝してまわりました。壇上伽藍も桜の花がひらひらと舞っておりました。根本大塔に上がらせていただきました。（拝観料200円）ここは新しくて古い空間です。大日如来の鎮座する曼陀羅を具現化した道場ですが…過去何度も落雷により焼失し、現在のものは昭和になってすぐに建てられたものだそうです。鮮やかな朱塗りの塔の中にはきらびやかな金色の像…。中に入ると…ふっと…自分が開きます。そして…大日如来像の前にいつまでも座っていたくなるような感覚に入ります。静かな、宇宙のリズムとの感応が自然と起こり、至福の時を味わうことができます。あまりに自然にシフトするので、気付かないまま参拝しているケースも多いかも…と感じました。立ち去りがたく、じっと座ったままの人々、瞑想している人々（外国の方も）もいらっしゃいました。私も…すべてを許され、ありのままを受け入れて、慈しんで下さっているような根本大塔の空間が気に入り、しばらく居着いてしまいました。不思議なくらいしっくりくる場でした　　　　　　　　　2006年 5月 高野山 壇上伽藍『飛ぶ花も 白みて貴し 御影堂』　　　　　　　　　壇上伽藍の中で一際貴い風情を醸していたのが大塔の隣にある御影堂です。すぐ前に三鈷の松があります御影堂には真如親王筆の大師の御影がご本尊です。拝見することはできませんので外から参拝じゅんてい堂、孔雀堂とそれぞれ参拝しましたが…どこも気配が濃ゆいこと濃ゆいこと…(＃^.^＃)やっぱり高野山は凄いなあ～で…隣の西塔にも参拝しますと…なにやらビジョンがくっきりと顕れました。虚空に浮かぶ…桜の花のような柔らかい光を放つ光の珠が沢山揺らめき、それは中心から生まれ、外側に広がるように展開してゆきます。生きている…。これが曼陀羅そのものであり、命のありようとリズムそのものであると…知っている…という感覚の絶頂の中でしばらく眺めておりました。次に山王院本殿御社に参拝。空海が高野山の守護神として…丹生都比売大神、狩場明神、大食都比売大神、市杵島比売大神…を祀った社です。金堂は翌日の準備の為、参拝はできず…（準備中の若いお坊様方は明るくて溌剌として、楽しそうに作業をしておりました。「こんにちわ～」という笑顔も屈託がなくて…なんだかホッとするなぁ～と思いました）蓮池の中にある善女龍王の社にも参拝。吉祥天の化身とも弁才天の化身とも云われています。北の御方おすすめの宝亀院にも参拝し御衣井戸のお水をいただきました。この井戸も凄いです御廟橋と対をなすほどの浄域でした。　　　そうそう…高野山で靴を買いました踵が外れて歩きにくくて困っていたら…ちょうどよいところで靴屋さんを発見新しいジョギングシューズを購入しましたこの靴で出羽三山に登り、鞍馬から貴船へ下り、伊勢を歩き、奈良から三輪山を歩き、吉野を歩き、鎌倉を歩き、紀伊半島一周をし、府中を歩き、乃木坂から明治神宮へまで歩きましたまだまだ一緒に歩いてくれそうです(＃^.^＃)頼もしい～靴です

  2008.03.15

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• 御廟橋～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 高野山 奥の院『郭公の杜 やはらかく 手を合わす』　　　　　　　　　奥の院納経所脇の御供所からちょうど出て来たのは…生身供を行う行法師様方空海はいまだ深い禅定の中におられ、我々を導き救済している…という。そのご宝前には毎日朝昼、料理を調え供えられております。大師入定信仰を端的に表すのがこの生身供。早朝、まだ辺りの暗い中、唐櫃を運ぶ姿を写したものを本で拝見し…見たいなぁ～とは思いましたが…早朝にそれを見る為に奥の院に行くってのも難しいなぁ～と、あっさりと諦めておりました昼もあるんだうれしくなって思わずついていっちゃいました(＃^.^＃)まず、あじみ地蔵にお参りし、料理の出来不出来をお地蔵様に確かめてもらっております。それから御廟橋を渡りお大師様の御宝前へ…。御廟橋…素晴らしい浄域です。奥の院全体も勿論文句なく凄い場所ですが、その中でも御廟橋は………この橋と川のことはあとにします～で…生身供のお坊様方を拝見してびっくりしたのは…そのオーラに限界がないこと無限に広がっているというよりは…完全にこの世界と一つになっているが故に、大きさも境界もなく、この世界に生かされ、この世界と支え合い、行動する、無私の器としてそこに存在しているように感じました。凄い (☆＿☆)自らを誇示することもなく、かといって卑屈になるのでもなく…参拝にいらした多くの方（この日はまた白装束の巡礼団も沢山いらしておりました）を一般人だからと蔑む意識は微塵も感じられず、聖俗の分け隔てを作らず、等しく溶けあいながら、自らの奉仕の道に専念する…。黙って…ただひたすらに…誇りを持って…我が道を…。カ・カッコイイ～いやそうじゃなくてだな…f^_^;さすがです高野山素晴らしい～で…高い境地に到達した者ほど他を敬い、小さなことであれ大きなことであれ、人々や仏様に奉仕させていただけることを有り難い光栄なこととして受け止めている姿を高野山各所で拝見いたしました。m(__)m人々を、癒し、祓い、導く者はこの世にごまんといらっしゃいますが…私はそのすべてを避けているのではなく…（98%は避けているかな？）腰の低い、その根底に慈の想いのみを感じる存在は、信頼し、心から敬い、受け入れます。（自己顕示欲や我の強さや卑屈さをちらっとでも感じるともう駄目でパチッと壁を作っちゃいますがf^_^;このへんに自分の狭量さを感じるなぁ～う～ん）というか…心からの尊敬の気持ちが自然と湧いて、気が付けば相手に対して頭を垂れていたのは、高野山のお坊様が初めてでございます。心から神仏を敬う個体には自然と崇敬の念が湧くのだなぁ～と思いました。(＃^.^＃)ちょっと話はずれますが…この時、いくつかの誓願を胸に高野山に上っておりました。それを写経の最後に記し、奥の院の御廟前にお納めして来たのですが…その誓願の一つが、《普く衆生を敬う》でして、奇しくも、その御手本を奥の院にて早見せていただくことができましたそんなこんなでこの生身供の一行に行き会えたのは個人的に、かな～り感激でありました。(☆＿☆)　　奥の院堂内は厳かな空間です。無事、写経をお納めし、お料理を捧げている様子を少し眺めてから裏の御廟にまわりました。参拝し、しばらく御廟の前に座ってのんびり過ごしました。次から次へと人々が押し寄せております。四国巡礼を終えて満願の御礼に来た巡礼団がいく組も参拝してゆきました。その方たちの上げる読経に後ろでひそかに参加f^_^;巡礼団を率いている先達のお坊様やガイドの方たちが厳しく嗜めておりました。「御廟ですから静かに音を立ててはなりません」チャリーン…というお賽銭の音も控えるようにすべしだそうです。しずかにお賽銭をあげ、読経の声も皆さん割とひそやかなトーンで、でも心をこめてあげていらっしゃいました。　　　　　　　　　2006年 5月 高野山 奥の院『巡礼の 南無に唱和す 時鳥』　　　　　　　　　御廟前にいる…のですが、ここが特別な場所だという感覚があまりしませんでした。御廟が…というよりは、奥の院全体が弘法大師空海が聖別し、その心をこの世顕した場のように感じました。コアが素晴らしいからその周りに素晴らしいものが集まるのではなく、最初から全部等しく素晴らしいんだな…そんなことを考えて御廟前を後にしました。ぐるりと周り…戻ってみると、生身供の行法師様方が唐櫃を担いで御供所へ戻られるところでした。m(__)mこうもうまく、行きも帰りも…狙った訳でもないのに…行きあたるとなると、これはお大師様に導かれているなぁ～と、いやがおうにも思われます。ありがたさについ…(ﾉ_･｡)帰りも、少し離れてついてゆきました(＃^.^＃)（お大師様のお食事タイムにご一緒させていただいたのですなぁ…）御廟橋の上で少し…この玉川の持つすさまじい浄化のパワーを浴びてみました。沢山の参拝者が橋の前で一礼し、真摯なおももちで橋を渡っています。この川の水は水銀が入っている為、飲めない…とまことしやかに云われていたそうですが…違うはずこの川の気は…水でありながら水でなく、清らかさの中にあたたかさも内包し、闇と光がバランスよく同居しているような…独特の空間でした。弥勒というよりは大日如来。

  2008.03.14

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• 奥の院～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 高野山 奥の院『胸に灯を ともして渡る 夏の河』　　　　　　　　　鬱蒼とした深山の急斜面をケーブルカーで登ります。小さな白い花もちらほら。高野山駅に到着来たぞぉ～～～早速バスに乗り込みました。高野山・バス一日乗車券：800円バス内の放送（）で…「ほどなく女人堂～」と言っていたのが妙に心に残りました『ほどなく～』やわらかくて素敵な言い回しだなぁ～くねくねとしたカーブを過ぎると…こんな山奥にこんな街がと思うほどきちんとした町並みが現れます。山上都市といった感じ。山内各寺院はかなり立派です。そして桜の花がそれぞれに彩りを添えておりました。山桜、染井吉野、枝垂れ桜、八重桜…山の上ですから桜も毎年遅いのかしらこんな時に来れて、うれしいこと一の橋でバスを降りました。ここから石畳をひたすら進みます。最初に向かうのは弘法大師様が今もいらっしゃる奥の院です。杉の大木がどこまでも続く道を進みます。曾我兄弟供養塔武田信玄・勝頼供養塔 全長2kmの奥の院参道沿いには、20万基ともいわれる大小の墓石群がたちならんでいます。石田三成供養塔柴田勝家供養塔しんとして清らかで…想像していた雰囲気とは全く違いました。優しい清らかさに充ちております。これは深夜に一人で歩いたとしても、全く怖くない場所だ…と感じました。明智光秀供養塔汗かき地蔵ひたすら静かで厳粛です。この日は濃い霧がたちこめ、ともすると20m先も見えなくなる時もありました。そんな時、ふいに人の姿が見えたりすると…うわっ…っと恐怖感が…生きてる人間の方が怖いとは…f^_^;我ながら困った傾向です。（妙なトラウマがありまして…その克服の為に一人で寂しい道を歩き人と出会う…という場を何度もセッティングされてきたのですが…まだ駄目なんです(>_<)…ふう、また用意されてるんだろうな～やでやで、克服するまで仕方ないけど…）姿見の井戸を覗き込み、黒い弥勒石に触らせていただきました。兜率天から蓮の糸で下ろされたと伝わります。（高野山は弥勒下生の地と云われている）密厳堂に参拝し、死を越えるという覚鑁坂を上ります。参道には戦国武将の墓や供養塔ばかりではなく、近代のものも目につきました。大企業が、自社の創始者を始め関係者を供養する為に建立した供養塔もあり…ちょっと感動しました。社員全員とその関係者をも含めているものも見受けられましたこういう会社はきっと大丈夫だと、うれしくなってしまいました。（社名はあげませんが製菓会社や航空関係の会社などがありました）赤穂の浅野家の供養塔がいくつもあったのが印象的でした。ちょっと寄り道して織田信長の供養塔へも参拝（隣に筒井順慶の墓石があるのには笑ってしまいましたが…）小さな供養塔ですが、不思議と多くの方が参拝しておられました。並んで順番待ちになるほど…。さていよ御廟橋…を渡るのは後にして、禊ぎ代わりにお水をかける水向地蔵に寄り、用意していた写経をまずは納めようと、すぐそばの納経所へゆくと…「奥の院に直接納めて下さい」とのこと…はい…了解しました。そうさせていただきます。m(__)m（不思議な納経所だなぁ～）という訳であらためて御廟橋を渡ろうと向かうと…(☆＿☆)そこで凄いものに遭遇してしまいましたつづく…

  2008.03.13

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• 参道造り

  今日は裏山の祠へ上がる参道を造っております祠はﾘﾆｭｰｱﾙしたばかりで､遠くから見ても白くﾋﾟｶﾋﾟｶと､うれしそうに頂上に鎮座しています｡その祠へゆくには…崖際の斜面を榊の木を掻き分けてゆくか､ぐるっとまわって尾根道を裏から歩くか､と､どちらもやっかいなものでしたが…先日､父様母様が…｢参道を作ってるからね…｣と､ﾆｺﾆｺしながらおっしゃいますはて…なんのことでっしゃろ｢見においで～｣というので行ってみますと…尾根道を整備し､途中の岩場を削り階段を作っている途中でした｡うひょ～よかったね～神様（そのうち鳥居まで作っちゃいそうな勢いだなぁ～この二人） そして今日は､削った岩場をｾﾒﾝﾄで整えて､きちんと階段の形になるように…まぜまぜ､塗り塗り､ぺたぺた…するとのこと…できあがったら（乾いてからなので今日は無理ですが…）お茶とお菓子を持って祠に遊びに行ってみようっと もう一つ…主様の話｡おととしの冬､主様が永眠されました｡主様は我が家の蔵に住み着いていた大きな蛇さんです｡父様母様がこの家に住むようになってから､三代目の主様なのだそうで…そして三代の中でもっとも長寿我が家の護り神のように思っていたのかどうかは知りませんが､駆除することはせず､ずっと蔵にいらっしゃるままにしておりました｡そしてある日､我が家の前の堀の中で主様がとぐろを巻いて動かなくなっているのが発見されました｡飲み込んだｶｴﾙを消化しきれず､つかえたままでした｡永眠されております｡長年我が家にいらしてくださった主様をこのままにしておくのはしのびない｡なにより主様は…我が家のﾃﾘﾄﾘｰの端っこ､もっとも鎮守の八幡様に近いﾎﾟｼﾞｼｮﾝでとぐろを巻いており､その頭はうなだれるように鎮守の社の方角へとまっすぐに向けられております｡｢あとはなにとぞよろしく…｣と､この後の我が家の護りを託しているような主様のいまわの姿…その姿に胸を打たれ､主様を蔵の近くの鎮守の社も見える､高い場所にいけてあげることにしましたお酒と､お塩と､金粉をかけてあげました｡ちょうど庭に転がっていた丸い石があったのでそれを上に置いて､周囲には水仙の球根とﾛｰｽﾞﾏﾘｰを植えてあげました時々主様の塚にも遊びに行って､お酒をかけてあげたりしてます｡新しい蛇が蔵に住みはじめたかどうかまだわかりませんが…若い蛇を二度ほど見かけたからあれが四代目かな 我が家にはいろんな動物が遊びに来ていますf^_^;先日も庭にｲﾀﾁがいたそうです。むかし野兎の子供を庭で捕まえました。たま～に猿が遊びに来ています。門を狸が横切っていったり…猫は当然のように遊んでますし…f^_^;ここ数日､夜になるとｶｴﾙが鳴く声が聞こえてきます（猿田彦さんか少彦名さんなお使い～）すっかり春ですなぁ～なんだか世界がむずむずと動き出しているような気配です（これ書いている間にもう参道造りは終わっちゃったそうな…仕事早っ）

  2008.03.12

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• 極楽橋の桜～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 高野山『花散るや ちひさき想い 身を離る』 自分の甘さに由来する､大きな選択ﾐｽをしてしまい…ｳｲｲｰﾝ～と大修正をかけられていたのが2005年夏～2006年春のこと｡簡単に言うと…｢可哀相～…それにそこまで思ってくれるなら…う～ん｣とちょいと情け心を起こして優しい言葉をかけてしまったばっかりに…ｶﾞﾂﾝと巻き込まれた《情けは人の為ならず…》です…ええ本当に(┬┬＿┬┬)いや…でもあの時期があったからこそ高野山に上り結縁灌頂を受けることに決めたのだし､そこから逃れたい一念が出羽三山踏破へ自分を駆り立てるﾊﾟﾜｰともなりましたし…う～ん(*_*)やっぱり必然…なのかな 2006年冬は…あまり嬉しくない形で､自分自身がこれまで観､聞き､感じ､受け取っているものが…真実であることを否応なく体感させられた時期でありました｡ｵﾝﾀｲﾑの事象ことも…無時間の領域でのことも…いろんなものが怒涛のように押し寄せる中…高い存在ほど､何も指示や働き掛けをしてこないことがわかりました｡（する必要も教える必要もないことを知っているから…と後で知りました）目の前に来てなにもせず､ただそのものとしてそこに居るだけ…それだけで私には充分でした｡そして様々な存在に支えられ､3月21日のお大師様入定の日に､五月の胎蔵界結縁灌頂を受けに高野山に上ることを決定しました｡m(__)mこの時の経験により…私は言葉などで指示命令その他のﾒｯｾｰｼﾞを伝え､こちらを動かそうとする存在を脇に置いておけるようになりました｡人を集めて動かそうとするﾀｲﾌﾟの人とも距離を置くようになりました… あらためて振り返ってみると…自らの成長に貢献して下さった相反するすべてに感謝だなあ～としみじみ感じます…はい｡自分に何がﾌｨｯﾄするか､しないのか…ﾊｯｷﾘさせてくれた…という意味では巻き込んで下さった方も重要なｱﾝﾁﾃｰｾﾞの役割を担って下さった訳ですし…本当にありがたいことであります｡m(__)m そんなこんなで､結縁灌頂の先達である北の御方にいろいろお話を伺い､期待と不安をまるがかえにして､いざ高野山へと出発いたしました｡ 2006年 5月 高野山 極楽橋『満開の 今日ここに立つ 命かな』 難波から南海線で高野山へと向かいます｡橋本からしばらくゆくといよいよあたりは深山幽谷めいてきました｡この日は5月2日｡にもかかわらず山のあちこちに山桜が浮かんで見えました｡まさか桜が見られるとは思っておりませんでしたので（見たいなぁ～とは思っていましたが…）桜の花が待っててくれたもうそれだけでたまらなく嬉しくなってしまいました｡(＃^.^＃)　　　　極楽橋駅ではｹｰﾌﾞﾙｶｰに乗り換えます｡駅構内から朱塗りの極楽橋を眺めると…橋の上方に張り出した山桜が…この日この時､見事に満開すばらしい～力いっぱい張り裂けんばかりに空に開き､今もっとも美しい姿を晴れやかに見せて下さっているのがわかりました｡あまりの見事さにしばらく佇んで眺め入ってしまいました綺麗な花や光景に出会うと…それだけで､生きててよかった～と思うしごく単純な人間ですので…これはなによりの歓迎のしるしに思えました今日来てよかったなぁ～極楽橋の桜を眺めているうちに､緊張が溶けて､だんだん安心感が広がりはじめました｡これからｹｰﾌﾞﾙｶｰに乗り込み､いよいよ高野山にまいります｡

  2008.03.11

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• 高野山へ…～'06 高野山めぐり～

  2006年 5月 高野山『桜咲く 我を待ちたる 修羅の門』 2005年春…一通のﾒｰﾙから始まった｡それは北の大地の御方からのもので､今東京にいるとのこと…｡えっ…？わたくしこれから上京いたしますのでその準備をしているところなのですが…ｻｸｻｸっと話がまとまって､ちょこっとだけお会いすることにあい成りました｡｢では…9時の御護摩にて…｣あはは…場所はいわずもがなの…深川不動堂一年半ぶりにお会いいたしまするで…その日はお世話になった方をお祝いする集まりが帝国ﾎﾃﾙにてありまして…わたくしも出席させていただきましたm(__)mﾓｴや久保田ですっかり出来あがったところで散会その後､友達とﾎﾃﾙ内でｽｲｰﾂ挟んで話し込み大層盛り上がる心配してわざわざお迎えにいらした素敵な旦那さまにお友達をお返しして…（いいなぁ～）私は銀座のお宿でﾊﾞﾀﾝｷｭｰ～うい～っ♪いい気分じゃぁ～ところで朝ちゃんと起きられるかしらん～(∪o∪)｡｡｡ﾊﾟﾁｯと目覚めれば…まだ5時余裕～ゆっくり支度して門前仲町に向かいました(＃^.^＃)早く到着してしまいましたので堂内をあちこち参拝深川不動堂は､ﾃﾞｨｽﾞﾆｰﾗﾝﾄﾞみたいな空間で…一日いても楽しめるかも…というﾅｲｽな場所（あくまで私にとってですが…）好きなだけお護摩に参加できますし…うれしいな♪♪♪そして9時のお護摩のﾎﾗｶﾞｲの音が鳴り響く中…御方の姿はまだ見えず…おかしいな…いよいよお護摩が始まろうかというその時に、「よっ」ようやく登場～来た来た♪お元気そうでなにより…いやそんなことよりも、一年半ぶりに会って驚いた姿形はさほど変わっていないのに…一見しただけで､精神の骨格がｶﾞｯｼﾘしっかりとしてﾚﾍﾞﾙｱｯﾌﾟしてる一年半前が若木とすると…この時は大樹50倍くらいに増殖したんじゃないかという存在感…うううっ……ｼﾞｪﾗ～ｽ……o(＞＜)oくそぉ～私も頑張るぞ～～と火が点きました（もしもし？そう思うこと自体妙なんですけど…）久しぶりに一緒にお護摩に参加してみると､ますます練度が上がっているのを感じます｡むむむ…｡なにがこの方をこうしたのだろう？？？そうだ高野山だ私も行こうと心に決めました…(^O^)でも､実際に行くまでにさらに一年かかっておりまする｡もっともよい時によい形で導いて下さったあらゆるものに感謝m(__)mそして黙って見守り､それでいながらﾌﾙｻﾎﾟｰﾄして下さった御方にも深く感謝いたします｡m(__)m多分勧められていたら行かなかったと思うので…f^_^; 2006年 5月 高野山『我（わ）は歩む あゆめば会える 桜かな』

  2008.03.11

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• 天竜寺と野宮神社

  十年ほど前の話…所用で神戸に一週間滞在していた私は中一日フリーになったので、ふと思い立って嵯峨野に行ってみました。渡月橋を渡り、まずは天龍寺へ…ここは、修学旅行の時に何故かスルーしてしまった場所で（班別行動の日、参拝予定に入っていたのに門前まで来て、何故かみんなここは止めようと言い出し結局寄らずじまい）ずっと気になっておりましたので…この際お邪魔してみることに…。寺院内はさすがに素晴らしい空間ですピンと張り詰めた気高さがいっぱいに広がり…どこもかしこも心地よいあちこち拝見させていただき（大方丈の一角が妙に気になりましたが…拝見できる間ではなかったので…残念）見事なお庭を眺めてのんびり～眺めているだけでどんどん清らかになってゆくような気がして、すっかり気に入ってしまいました。そこで、池の向こう側に周り、その景色の中に入ってみると…思ったほど心地よくはなく…あれれ？？？見ているほうがよい空間なのだな…と納得しましたm(__)m　 　 　 　 　 そして裏にまわりますと…後醍醐天皇を祀る社がありましたので、一応参拝しようと近づいてゆくと…ドロドロドロリン～とした重た～いバイブレーションとともに…《お前のせいだ～》と怨めしげな声ならぬ念いが伝わってきました…はあ～っなんで私が後醍醐さんに怨まれなきゃいかんのだ《お前があの時～～～していたらこうはならなかった……お前のせいだ～～》文句があるなら尊氏に言いたまえ私に言うのはお門違いだ～《お前は～～～の～～～～で～～》な～に言ってんだかんな訳ないでしょ《お前は～～～～～だった～～》ほ～らそれは☆☆☆☆じゃん私じゃないよ《…………………》他人のせいにしてドロドロすんのはやめんかい全部自業自得じゃろうが～《………私も悪かった…それはわかっている…でもあの時お前が～～～～～》くわ～っこのお方はま～だそんな事言ってんのかもう何百年経ったと思ってんだせっかく参拝に来たっちゅうのに…参拝者に怨みぶつける御祭神様がどこにいるよ～そんな性根だから建武の新政もあっという間に瓦解したんじゃろうが段々腹立ってきたぞ～。（そして後醍醐天皇の尊霊はだんだん大人しくなってきた）《わかってくれ…》やだね…。とにかく文句があるなら尊氏の霊に言いたまえ。私は一切受け付けません参拝者にドロドロを浴びせるのも一切やめていただきましょう。そのエネルギーを人々を幸せにするとか世の中をよくするとか…別のことに使っていただけるとありがたいんですけどね～………。《………》まだぐだぐだ言いたそうな尊霊を置いて社を後にしました。f^_^;…で、いろいろあって去年吉野に登り、吉野神宮と後醍醐天皇稜に参拝してまいりました。我が不徳を詫びるとともにお慰めを………m(__)mちょうど参拝した日が後醍醐天皇命日の前日であり、吉野神宮でそれを知った時にはびっくりしてしばらく立ちつくしたまま動けませんでした。神宮でも稜でもすでにドロドロではなかったので…よかったな～と思いました。これまで後醍醐天皇の尊霊を慰めるべく奉仕し、動いて下さったすべての方に心から感謝。m(__)m　 　 　 　 　 嵯峨野の話の続き…天龍寺を出て、途中であつあつのきんつばを買って、食べながら竹林の道を散策（きんつば…美味しかったです）目についたミニ画廊に入って一休みしましたそれから野宮神社に参拝。人も沢山いらっしゃいましたが、なかなか素敵な空間で…和むなぁ～祇王寺にも足を延ばしましたが、慶応病院の医者だという怪しい男に纏わり付かれて全く楽しめず…がっかり（学歴や肩書を自慢にする個体にはもうそれだけで興味がなくなるんだけどなぁ～）怪しい男を追い払い、渡月橋に戻り、しばらくま～ったりしました。何しに来たんだろ？自分…と、その時は不思議でならなかったのですが、十年たって、大分わかったような、わからんような…f^_^;わかったのは…すべて偶然ではなく必然なのだ…てこと。

  2008.03.10

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• 賀茂御祖神社～'04･紅の社賀茂＆鴨紀行～

  2004年 初冬 下鴨神社『京五山 錆びて天下の 冬隣り』　　　　　　　上賀茂では晴れやかな晩秋の世界が展開されておりましたが、下鴨は清らかで鮮やかでありながら既に初冬の気配で満ちておりました。同じ日なのに不思議参道の白石の上に散りしだかれた紅葉の錦の紋様が切ないほどに美しく…やっぱり自然の作り出すものにはかなわないなぁ～としばし見惚れておりました。本殿に参拝生まれ歳ごとに参拝すべき社が点在しておりましたので嬉々として…家族の分も～と結局全部参拝してしまいましたf^_^;ここの本殿は特別なことはなく…サクッと参拝。こちらも山城国一ノ宮ですので御朱印をいただきました。　　　　　　　2004年 初冬 下鴨神社『書き終えて 冬日の中に 筆を置く』　　　　　　　書いて下さった巫女さんが、溌剌としてキュートな笑顔の方で、もうそれだけで嬉しさ倍増～（わたくしは巫女フェチざんす）みたらし川という水の聖域にまわってみました。この川は神事の際には必ず水が溢れ出すのだとか…渇水の時であっても。この日は水量は少なく、チョロチョロと流れている程度。川にはピカピカ輝く銀杏の葉がびっしり散りまかれ…眩しいほど。川そばの銀杏の木がこれまた見事に光り輝いています。こんなに力強い黄色のトーンは今まで見たことがありません美しい～(☆＿☆)内側から木そのものが輝いているようだ…思わず近寄ってなでなでしてしまいました。神域は広大で…かなり歩くことになりそうなので、今回は本殿周辺のみにしておきました。恋愛によいという摂社で…知人友人当時のクライアントさんたちの良縁成就を祈願し…（カットしましたが…春には清水の地主神社で同じことやってました^^）次の摂社にまわります。　　　　　　　2004年 初冬 下鴨神社『穿たれても 穿たれても 冴ゆる木よ』　　　　　　　神木にいくつもの穿たれた穴があるのを見つけました。ちょっとショックでしばしボー然。(O_O)人間の凝った思いのエネルギーを見つめているうちに…ふと、木は全く意に解さず、凛としてただそこに在ることに気付きました。その瞬間…人のドロドロした情熱がとても弱い力しかもたないこともハッキリと感じられました。この木のようでありたい。心からそう思いました。人々の怨なる思いを打ち込まれても、跳ね返すでもなく、受け止めるでもなく、ただそこに木として在る。見事だなぁ～と感じ入りました。木にとっては葉を鳴らす風や注ぐ光となんら変わることのない事象なのでしょう…。下鴨神社では、光輝く銀杏の木と、穿たれても清らかにある潔い神木に非常に感銘を受けました。　　　　さて、次は一気に飛んで2006年の桜の高野山紀行です。間にも沢山俳句を作りましたが、それは折々に相応しい時にでも…m(__)m

  2008.03.06

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• 賀茂別雷神社（其の二）～'04･紅の社賀茂＆鴨紀行～

  2004年 秋 上賀茂神社『甘らかな 夢見ることも 鰯雲』 川を渡るのはちょいとあとまわしにして､気になる川上へと進んでみると…摂社を一つ発見し参拝いたしました川べりにも何の遥拝処だったか忘れてしまいましたが《遥拝処》とあったので参拝で…川がね､小川なんですけど､ｷﾗｷﾗしていい感じなんです…(＃^.^＃)ｷｮﾛｷｮﾛ…辺りには幸い人影はなし…入っちゃえ～ちべたいひゃ～でも気持ちいいでござんす試しにお水を手ですくって飲んでみました…（いいのかな～？）薄い浅黄色がかった水色の味がするぞ～(☆＿☆)このｼｬﾜｼｬﾜ感はさっき降りてきたのと似てる～（って当たり前…）水が澄んでいてとっても気持ちよかったんで足を浸して遊んでしまいました…｡この小川…蜆がいます｡沢山いらっしゃるのですが､中にはﾊﾏｸﾞﾘよりもでっかいお化け蜆もあり､びっくりいたしました｡神域だから誰も採らないんだろうな～｡そろそろ人がやってきそうなのでこのへんで切り上げて､川を戻って橋を渡り､さっきｽﾙｰした玉依日売さんを祭る社に参拝しました｡そしてここでも捕まった…(*_*)あ…あの…動けないんですけど…しかも単一じゃなくて入り交じってますけど…(-.-;)後ろで素敵な雰囲気のｶｯﾌﾟﾙが同じく参拝している様子なので早く場を譲ってさしあげたいのですが…ここも5分くらい捕まってたな～ようやく離してもらえたので脇に避けると…ｶｯﾌﾟﾙさんもまだ参拝しておりましたf^_^;あ～よかったぐるっとみまわしてみると…近くにいい感じの空間があるので近づいてみました…勅使を受ける石？確か神職さんが神様に代わりこの石の上でなにやら受け取るという石の場所に出会いまして…ここも清らか～神戸から来たらしい二人組の男の子たち（国史研究の卵）とちょっと話し､さて帰ろうかと楼門の方へ向かうと…ちょうどその時､楼門の向こう側を先程お式を上げられた花嫁さんが通ってゆきますまあ～素敵な光景～と眺めていると…私から見て調度楼門のﾌﾚｰﾑの真ん中で､白無垢の花嫁さんが立ち止まり､ゆっくりとお式を上げたばかりの社と紅葉の空を見上げ､微かに微笑みました｡そこへひとひらの紅葉がはらりと…… うわあ～完璧です映画みたい～凄いﾋﾄｺﾏに遭遇してしまいました『ふり仰ぐ 女（をみな）に降るる 紅葉かな』はこの情景を詠んだもの｡もしかしたら私は…この女性の一生の中の､もっとも幸福で美しい瞬間を垣間見てしまったのかもしれませぬ｡感動～ 2004年 晩秋 上賀茂神社『ひもろぎの 砂白くして 紅ひとつ』 立砂に戻りますと､ここは上賀茂の表看板なだけあって多くの方が写真を撮られています｡白砂の上に綺麗な紅葉を一枚置いて撮影されている方がおりましたﾛﾏﾝﾁｽﾄでござんすな～ふふふ疲れたので全部の摂社をまわるのはあきらめて､休憩～しばらく草の上に寝転んでぼけら～っとしてみました｡ちゃあんとね…凄くｽﾃｷなものと出会えるように組んで下さっているのがよくわかったので､なあんにも心配する必要はないんだなあ～と思いました｡産土さんの賀茂神社は京都に本社あって…（二つあるけど上賀茂の方だよ）…というのを幼稚園の頃に､誰かから…母様だったか､おばあちゃまだったか…聞いて､その時､『大人になったら行かなきゃ』と思ったんですねそれが果たせて満足～上賀茂の神職さんのおっとりした風情にも和んでしまいました｡そんなに暢気でいいのかいな…とも思いましたが…いいのか

  2008.03.06

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• 賀茂別雷神社（其の一）～'04･紅の社賀茂＆鴨紀行～

  2004年 晩秋 上賀茂神社『ふり仰ぐ 女（をみな）に降るる 紅葉かな』 ﾜｸﾜｸに全てゆだね､なんにも考えないことにしてみました｡賀茂川沿いの道に出ると､目に映るものがなにもかも眩しい～嬉しくて嬉しくてたまりませぬ上賀茂神社に到着いたしました鳥居をくぐり､ゆっくり歩き始めます｡境内の空間に入った瞬間…｢私は…かつてここでご奉仕をしていた身でありますなぁ…｣という思いが湧いてきました｡はい…そうですね（もはやここまでくると素直な自分…f^_^;）早く本殿に行きたいのですが…何故かゆっくりとしか歩けない｡周りから見たら､多分怪しいほどの牛歩の歩み…｡どうかしちゃったんだろうか？と､ちょいと心配にもなりますが…もはや流れに任せるしかありません｡ゆっくりと､境内の様子や高く晴れあがった空を味わいながら進みました｡若き日の佐藤義清（西行）もここで馬を走らせたのかしら？祭の時には馬場ともなる広場には多くの人々が集い､草の上に寝転んだり､散策したりと､思い思いに境内の風情を楽しんでおりました｡天気もよく､風もなく､紅葉狩り日和です｡前方には真っ赤な紅葉が垣間見えております｡ゆっくりと…ようやく立砂の前に到着しました｡神様が降りられる白いお砂｡輝いてます無茶苦茶素敵ですちょっと眺めてから摂社の衣通姫の社に参拝しました衣通姫さん大～好きなんです我が姪っ子が衣通姫さんﾀｲﾌﾟの子で…会う度にほっこりします朱塗りの見事な楼門と､その向こうに見える紅葉がとっても素敵で､しばらく楼門の前に佇んで見入ってしまいました｡朱の楼門に､赤橙黄緑…の紅葉のｸﾞﾗﾃﾞｰｼｮﾝ､青い空に白い雲…息をするのも忘れるほどのすばらしさ…神様～今日この時に呼んでくれてありがとう～(ﾟ▽ﾟ)しばしﾎﾟｰ～っとしてしまいました｡(＃^.^＃) さてさて…いよいよ参拝しますよ～楼門をくぐり､橋を渡り､本殿に向かいます｡？？？黒いｽｰﾂのお姉さんが直立不動で待ってらっしゃいます｡なんじゃろ？なにかあるんだろうか？本殿に近づくと…どうやら調度結婚式がとり行われている模様～｡こりゃまためでたい場に行きあたったことよ有り難い縁起がよいぞ～そして､柏手打ったその時…｢誓いの言葉｣の奏上が中で始まりました(ﾟ▽ﾟ)そしてこちらには…しゅわ～っとなにやら降りてきた！(☆＿☆)ひえ～ｷﾗｷﾗして気持ちいいよ～しばらくそのまま動けず…果たしてどれくらいの時間がたったものか…記憶がすっ飛んでますf^_^;気がつくと中のお式は終わっておりましたので…かれこれ10分はﾄﾘｯﾌﾟしていたかと…｡振り返ると黒いｽｰﾂのお姉さんたちはもうおらず､代わりに七五三の昇殿参拝にいらしたご家族が現れましたでっかい千歳飴をやや引きずりながら歩く袴姿の男の子がいる～か…かわいい～ 2004年 晩秋 上賀茂神社『千歳飴 掲げて歩む 晴れ着かな』 ま～た袴姿の晴れ着のよく似合うなかなかﾅｲｽな男の子でして…周囲からも､｢かわいい～｣の賛嘆の声が沢山あがっておりました｡でも本人はそういわれてもあんまり嬉しくなさそうf^_^;（そりゃそうだ）二つも晴れの場面に遭遇できてﾗｯｷｰ～とﾎｸﾎｸ気分で次に境内摂社などをまわります｡

  2008.03.05

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• 上賀茂への道～'04･紅の社賀茂＆鴨紀行～

  自分は何故この瞬間（2004年11月23日）ここ（梅田）に来ているのだろう～？とﾏｼﾞで考えこんでしまいました｡ﾒｲﾝと思われた用事はたいしたことがなく､私が来る必要が本当にあったのかとっても疑問の残る内容で…(-.-;)ま…終わったことはいいとして…明日の信貴山に期待するといたしましょう この時はまだ､京都に向かうつもりはさらさら無く…かねてより参拝したく思っていた信貴山へ翌日向かうつもりでありました｡春に…秋には上賀茂へ～…とは考えましたが､二～三年後の秋でいいや～のつもりだったんですけどね～いろいろ体調が思わしくなかった頃ですので､ゆっくりにしようと考えていたし…｡上賀茂さんはﾍﾞｽﾄの時に行くつもりでしたし…｡梅田に来たのも急遽話が飛び込んで決定しましたし……今にして思えば､すっかり掌の上で転がされたんだな～とf^_^; 神様はどうしたら私が動くのかよくご存知ですm(__)m｢～へ～するように｣｢～して下さい｣｢～してくれないと～するぞ～｣｢～した方がいいよ｣｢～してくれたら嬉しいな｣このどのﾊﾟﾀｰﾝで伝えてきても…絶対動かないんです､自分f^_^;｢やなこった｣これが指示命令お願いに対する私の反応です｡人間だろうと神様だろうと仏様であろうと同じです｡とにかく､指図されると梃子でも動かなくなりますので…私が動く唯一のﾊﾟﾀｰﾝ…《自らそうしたくなる内なる衝動》がおのずとわきあがるように…あらゆる手段をこうじて下さいました｡有り難いことであります｡m(__)mいや……でも､ちょっと悔しいよなぁ～､う～ん｡ …で､翌朝…日の出とともに起きました｡朝日に輝く淀川はなかなか綺麗です｡（高層階から眺めるとｽﾓｯｸﾞがﾁﾗﾁﾗしている様子も見えてあちゃｰですが…)朝風呂にゆ～っくり入り…さあて信貴山にゆくぞ～と準備を始めると…いきなり､ｽﾞｯｼﾘ…だるいい～重いい～動けないい～(T_T)うぎゃ～勘弁してくれ～わたしゃ今から信貴山に行くんだよ～！助けて毘沙門天さま～ふと頭の中に､前日阪急の駅構内にて見かけた紅葉情報の掲示板が浮かんできました｡『上賀茂…今見ごろ』………………………？でも今回は信貴山のつもりだから京都行く準備してないし…『』ん～確かに紅葉は見たいけど…紅葉は信貴山でも見えるじゃろ…京都のお赤飯のおまんじゅうも浮かんできた………確かにあれは好きだけど一度食べたし…信貴山では新たなものと出会えるだろうし～だる～い身体のまま頑張って荷物整理をしていると…『全国一の宮御朱印帳』が出てきました(☆＿☆)え？なんで私これ持ってきたの？！…？？？そしてとうとう頭の中で､ﾎﾟﾝと閃いた…『そうだ京都へ行こう～』はい～！？行くの～？？？本人の思考はそっちのけ…もうね､うきうきﾜｸﾜｸが止まらなくなってきたよ…((o(^-^)o))身体が一気に軽くなり…羽根が生えたようにふわふわ～『そうと決まれば早く行かなきゃ』誰だよ～私の頭の上で勝手なこと言ってﾜｸﾜｸしてる奴は……でもまあな…京都なら阪急で行けるから…駅はｲﾝﾀｰの目の前だし移動が楽ﾁﾝだよな～…まいいか…京都の紅葉と遊ぶとしよう上賀茂まで行かなくても祇園の円山公園でも紅葉は見られるだろうしそれに足痛いからあんまり歩きたくないしな～と思ってたし…信貴山は今度でいいやそうして無事ﾁｪｯｸｱｳﾄを済ませ､京都へ向かう電車に乗りました｡春とは逆ﾊﾟﾀｰﾝ沿線の桜木は見事に紅葉しております｡｢綺麗～｣と見惚れる自分はて…春にもこんなことしていたような…f^_^;河原町に着きましたそして速攻でﾊﾞｽ一日乗車券を購入｡？？？円山公園の紅葉でお茶を濁そうと思ってたのに…何故買うの？どうせ京都駅へゆくのに使うし…ま､いいか地上に出るとちょうどそこへ『上賀茂行』のﾊﾞｽが到着｡目の前で扉が開きました｡す～っと吸い込まれるように中へ入ってしまいました｡後ろで扉が閉まります｡ﾊﾞｽは走り出しました｡乗っちゃったよ！！自分！？(☆＿☆)やっぱり行くの～！？祇園のあそことあそこで遊んで､ここでお買い物して～って考えていたのに～(+_+)扉の前でﾎﾟﾜﾜｰﾝとして軽やかな気分になり…我に返れば…ﾊﾞｽの中｡(┬┬＿┬┬)誰だかしらんが（多分賀茂別雷くん）頭の上で､ﾖｼｯo(^-^)oとｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞしてる奴がいるし…(>_<) 乗っちまったものは仕方ない…ま､いいか…行ってみますか､上賀茂｡時間があるようなら下鴨もまわってみるといたしましょう…｡だんだんﾜｸﾜｸが大きくなってきましたので､もうこのﾜｸﾜｸ感に委ねることにいたします…m(__)m（どうせ考えたって私の思うとおりになんてならなそうだしな～）しかし…それなりにいろいろ準備してよき状態の自分で参拝したかった場所なんだけど…どうやら上賀茂さんの方はこっちの状態なんてお構いなしのようだ…｡不思議だな～｡

  2008.03.05

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• 梅田～'04･紅の社賀茂＆鴨紀行～

  先にお断りしておきますが…今回の参拝記は､性質上､神霊とのやりとりや攻防戦の模様があとで少し入ってきますのであしからず｡m(__)m この時はもうｽﾀｰﾄからおかしな流れでございました｡まず､電車に乗り遅れ､ｱｸｱﾗｲﾝを渡る羽田空港行きのﾊﾞｽも一本逃し…第二ﾀｰﾐﾅﾙのﾁｪｯｸｲﾝ機に到達し､ﾁｹｯﾄﾚｽで予約した航空券を受け取ろうとｶｰﾄﾞを入れると…(>_<)出発5分前～♪もうﾀﾞﾒっす｡残念でした～☆といわれてしまいました(T_T)なんで～？前に5分前でOKだったよ～！二回程それでGHのお姉さんと一緒に走ったもん！！んで間に合ったもん！(*_*)（ｺﾗｺﾗ…他のお客様に御迷惑ですから15分前に～が筋ですよ！）ｶﾞｰﾝここでもやっぱり乗り遅れるのか～(┬┬＿┬┬)お姉さんに頼んで次の便に変更してもらいました｡これで計画が一つふっとぶな～(*_*)本当の用事は夕方からですし別に大丈夫なのですが…上手く1時前に梅田に到着できたら見たいものがあったんですね♪次の便だとぎりぎりかな～伊丹で急げばもしかして間に合うかもな～と思いながら手荷物検査場に行き､Bagを渡そうとしたその時…ﾌﾞﾁｯ☆何の前ぶれもなくBagのｽﾄﾗｯﾌﾟが切れた…｡(@_@)お気に入りだったのに～！近くにいた人々がみんな吹き出すほど…豪快な切れ方…｡これで第二の計画もﾊﾟｰとなる｡伊丹で何か入れ物探さないと…んで詰め替えてたりしたら1時には間に合わないよな～（まだ諦めない奴…f^_^;）機内販売でよいBagを見つけ…お姉さんに頼んで持ってきてもらいました♪おっ…これで探す手間は省けたぞ♪詰め替えを急げばもしや……で､急いで詰め替え梅田にﾀﾞｯｼｭしましたが当然間に合わず…(:_;)い～も～ん…ｽﾀﾊﾞでｷｬﾗﾒﾙﾏｷｱｰﾄ買ってお部屋でふて寝してやる～(*_*)と阪急ｲﾝﾀｰへﾁｪｯｸｲﾝ｡なして今回はこげに高級なとこさおるのじゃろうか…自分…ここに用があるからそれだけの理由でございます｡m(__)m ふて寝の最中に不思議な夢を見ました｡ﾎﾃﾙのお部屋に大きなｸﾘｽﾏｽﾂﾘｰがあり､背の高い人が沢山入ってきて歓談し帰ろうとしていました｡（一人残った）するとｸﾘｽﾏｽﾂﾘｰに飾ってあった真っ赤なｶｰﾄﾞがﾊﾟﾀﾊﾟﾀと嬉しそうにはためいて､皆様をお見送りしていました｡帰ろうとする皆様はかわい～とそのｶｰﾄﾞを覗きこんだ…（ｶｰﾄﾞには漢字が一文字書かれておりました） はたっと起きると3時すぎ…そうだ…つな天さんにご挨拶に行かなきゃ 綱敷天神御旅所茶屋町にある通称《つなてん》さん｡菅原道真公をお祭りしています｡平安時代の学者であり政治家でもあらされた菅原道真公が無実の罪をきせられて京都より九州の太宰府へと左遷された際に､この梅田の地で今を盛りと咲いていた紅梅に目を留められ､それをご覧になるため､乗ってこられた船の陸と船を繋ぐ綱を円座状に敷いて､ご覧になられました｡その由緒より《綱を敷く》綱敷天神社と称され今にいたっております｡本社はｷﾀの氏神さまとして北区神山町に､《綱敷天神社･御本社》がございます｡こちら茶屋町のつなてんさんは､茶屋町えんむすびの氏神様とされる《綱敷天神社･御旅所》です｡御旅所とは､神様の別荘のようなもので､ご本社の神様が夏のお祭りの際に､地元梅田の町が平穏であるかどうかご覧になられ､その時にお休みになられる為のお社が御旅所です｡この御旅所は元々御本社の南にあり､古くには《梅塚天神》とも称され､菅原道真公がご覧になった紅梅がありましたが､明治の頃に茶屋町の氏神様としてお迎えしたいと土地の寄進があり､現在の地にご鎮座しました｡～綱敷天神社 御旅所 社報より～ 小さい境内ですが…さすが菅さん強力です境内摂社の玉姫稲荷神社もかなりお気に入りここ…楽しいんです(ﾟ▽ﾟ)松平建さんの絵馬や（『敬天愛人』とありました）星野監督…その他いろんな方の絵馬がさりげなく（普通に）飾ってあります今回出鼻をくじかれちょりますので珍しく菅さんにお願い事をしてしまいました｡《楽しく過ごせて無事に家まで帰れますように》<（__）>ﾎﾃﾙに戻り､お姉さんたちが…（空港のｸﾞﾗﾝﾄﾞﾎｽﾃｽもｽﾁｭﾜｰﾃﾞｽもﾎﾃﾙのﾌﾛﾝﾄﾚﾃﾞｨも…全部ひとくくりに『お姉さん』にしちょるなあ～自分(^^ゞ）｢今年初めて飾ったものですのでぜひご覧ください♪｣と薦めてくれた､ﾌﾟﾛﾑﾅｰﾄﾞの大ｸﾘｽﾏｽﾂﾘｰをあらためて眺めに行きましたぬふふ結婚式してる～巨大ﾂﾘｰ（多分ﾃﾞｨｽﾞﾆｰﾗﾝﾄﾞのﾂﾘｰと同じくらいの大きさ）の前に祭壇を置いて､緋毛氈敷いて､花で周囲を飾って…なかなか素敵です(ﾟ▽ﾟ)おめでとう～ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ～周囲のみんなで勝手にお祝いして大盛り上がり…しあわせになれよぉ～ 2004年･晩秋･大阪梅田『目を閉じて まだそこにある ｸﾘｽﾏｽ』 さて､時間じゃ…まいろうかの

  2008.03.05

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• 円山公園の枝垂れ桜～'04京都桜紀行～

  2004年 春 円山公園『想へ汝（なれ） ほのしづかなる 桜月』 桜の花を見上げる人々の顔はどうしてこうも一様に淡く輝く桜色の笑顔になるのだろう｡(ﾟ▽ﾟ)暗くなりはじめた円山公園に戻ると､枝垂れ桜はﾗｲﾄｱｯﾌﾟされ､濃蒼の空をﾊﾞｯｸに妖艶な姿を浮かび上がらせておりました｡人々は魂を抜かれたようにその場所から動けなくなっています♪それぞれに､枝垂れ桜に魅入り､対話し､味わい､浸り､溺れているようです｡(＃^.^＃)円山公園は…見渡す限り外国からいらした人人人…f^_^;（日本人はごく小数）池の前の石に腰掛けると…隣は青い瞳の女性とﾍｲｾﾞﾙの瞳の男性でした｡そこへ､ﾄﾞｲﾂの方らしい男性が近づいてきて…｢Can you speak English ?｣とﾍｲｾﾞﾙの瞳の男性に話しかけましたf^_^;不思議なやりとりだなぁ～♪英語…教えているくせに会話はまったくもって苦手なわたくしとしましては…ちょいとﾄﾞｷﾄﾞｷしましたが…(>_<)…こっちに振られなくて…ﾎｯ(^^ゞでもやっぱり､外国の方同士で…Can you speak English ?…A little.…とやり取りしているのを耳にすると…いろいろと考えてしまい､ﾌﾗﾝｽ語が～いやその話は関係ないから置いといて…<（__）>ﾄﾞｲﾂの方が喜々として話し始めた内容は…なんと、とっても濃ゆい､この枝垂れ桜についての蘊蓄あれこれ…よ～知っちょる！(☆＿☆)日本人より詳しいぞ～この人☆周りの人々も思わずｳﾝｳﾝと聞き入り感心しておりました｡（英語で話されていましたが…なにしろ周りも青い瞳やﾍｲｾﾞﾙの瞳ばかりでしたので…）この桜がいかに特別なものなのかという情報が局所的に広まると､それを知った人々がまた新たな憧憬の思いで見つめるものだから…桜さんは刻々と艶やかさを増してゆくようでありました｡ 2004年 春 円山公園『円山の 桜見にくる 人を観る』 桜が人の表情を照らし､人々を眺めているようでもあり､桜が人々の瞳を通し､自分の姿を見つめているようでもあり…この枝垂れ桜の前では人は主体性をなくします｡久遠の浄福を醸し出す無音の花の色の音の前には､みんな器を飛び出して一つに溶けてしまうよう｡以前出光美術館で拝見した…長谷川等画伯の国宝『松林図』の前でも、人々は同じように足を止め､動けなくなり､悠久の時間の中に吸い込まれておりました｡画もすばらしいものは一瞬にして人を変えてしまう桜の花と同じ力があるんだな～と思いました♪（あそこまで凄いﾄｰﾝを顕現した画はまだ『松林図』しか知りませんが） まだまだ人々は桜の前から去ろうとせず…桜に惹かれた人々も続々と集まってきています♪私は一時間ほど眺めて祇園社に戻りました｡祇園社の社殿の下にはいくつか龍穴があり（昇殿すると龍穴の上に立つこともできます）そこから採れる濃青の石が青龍石としてお守りとともに置かれています｡（一つ千円以上…お志次第）この龍穴は神泉苑に繋がっているのだとか…神泉苑といえば善女龍王さん♪そして神泉苑は静御前が請雨を祈念して舞い、見事雨を降らせ、日本一の称号を賜った場所でもあり､義経との出会いの場所でもあり…｡そんなこんなをつらつらぼけら～っと考えたり…京都の桜は充分満喫したから今度は紅葉の季節に上賀茂＆下鴨さんにでもこれたらいいな～♪…とぼんやり考えながら祇園社で遊んでおりました｡そして…聖域でうっかりそんな事考えてしまうとどうなるのか…後々､身を持って知ることになります…f^_^; 八坂さんから四条河原まで歩き､東山を振り返ると綺麗な月が昇っておりました｡ 2004年 春 祇園『言問へと さわげる月の 昇る春』 もう一日いたはずなのですがあまり覚えてない（お赤飯のおまんじゅう買ったなぁ～ぐらい…頭の中が枝垂れ桜でいっぱいになっておりました♪）ので､桜の京都はここまで…m(__)m次は…紅葉の賀茂＆鴨編☆

  2008.03.04

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• 高台寺～'04京都桜紀行～

  2004年 春 京都 高台寺『花了（おわ）り 木は閉じている ねねの庭』 こういう俳句が生まれてしまいましたが…この日の高台寺の桜は見事なほどに満開でした｡満開の美しい姿を前にして､咲き終わり､脱力した空虚な木を空想してしまうとは…我ながらいやはや…f^_^;豪華過ぎて､美し過ぎて…果てしなく寂しくなってしまいました｡人の心はげにも不可思議なものでございます｡m(__)mなにかね…激動の世をしなやかに生き､さりげなく時代を動かし､自らを貫きとおした見事な方には､今は華やかさよりもしづけさと安らかさに包まれていて欲しいなぁ～と…これも私の勝手な思い込みなのかもなぁ～。でも次に高台院さまにお会いする時には青葉もゆる頃にしよう～と思いました♪ BBSへｺﾒﾝﾄいただいた皆様ありがとうございました｡大変申し訳ありませんが､今日その存在に気付きました…携帯からですとBBSは見ることができず…お返事もせず失礼しました｡m(__)m普段携帯で書き込んでおりますのであまり見ることはできませんが…書き込んでいただけてとてもうれしいです(＃^.^＃)私のたわ言のようなものを読んで下さる方がいるだけで感激ものですのに､何かを感じて下さる方がいらっしゃることに…ｼﾞｰﾝ(･_･､)…としてしまいました｡超をたっぷりまぶして固めた筋金入りの臆病者の自分にとって､東尋坊から飛び降りるような気持ちで書き始めた日記ですが…f^_^;（の割りにはずらずら書いてますが）よかったなぁ～♪と思いました｡気が向きましたらまた遊びに来て下さいm(._.)m私も折々にそちら様の日記の世界で遊ばさせていただきます♪見てくださる方たちすべてに､よきものがふんだんに降り注ぎますように…(＃^.^＃) 写真は昨日の金剛院の河津桜です｡

  2008.03.03

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