櫻本坊~'07.瑠璃と金とで水を縫う旅~その9
近畿の旅の続きです井光山善福寺にてようやく合流したOさんとN氏と私の三人で、吉野山の残りの寺社をまわります♪私はこの時、金峯山寺秘仏金剛蔵王権現&役行者36寺社出開帳参拝に先立ち、女軆&氷川(明治天皇関連の流れですわね)、吉野山の南朝ゆかりの墓参り(大塔宮の流れ)…をこなして来たのですが…N氏は…王城鎮護二十二社と仏教十三宗の総本山めぐりと、義経関連の続きをいろいろとこなして来たそうな(義経の部下の墓参りめぐりしたり、義経と頼朝が対面した石に座ったりしてきたとか云ってた気がする^^;)お土産に黄檗宗のひょうたんの漬物いただきました~(*^^*)むにゅ、ぷちっ、こりっとして意外な美味しさでございました☆して、Oさんは、というと…『法隆寺に行ってきた』そうなお~い(~o~)Hさんからも「聖徳太子」にはまだ手を出すな…って云われたはずなのに~(--;)あえて行っちゃうところが…いい人すぎだぞ~♪(呼ばれちゃったんだろなぁ~はぁ~)試しに反応を聞いてみますと…『せっかく行ったのに…(聖徳太子さんは)なんにも云わず、ブスッとしてた…仕方ないから帰ろうとしたら…「またな…」ってさ…』ウッハッハ聖徳太子像さんの、ラブリン→ブスッの意味がわかったぞぉ~Oさんだったのか~納得。ははは…^^;まあまあ、法隆寺さんはじめ聖徳太子さん関連は、そのうち私がまとめてどかんと行っときますから…(*^^*)(何年後かは知らんけど^^;)☆『櫻本坊』にみんなで参拝させていただきました。ここは、役行者さん、聖天さんはじめ、大好きな方たちが勢揃いしておりまして、吉野山に来ると何度も寄ってしまうお気に入りの空間です徳川家の霊を祀る立派なお社もありまする(*^^*)んんん朝1人で参拝した時とは雰囲気ががらりと変わってますな。………………。ま、いいか^^;櫻本坊671年(天智10年)、吉野離宮で大海人皇子は、ある夜光り輝く桜の木の夢を見たそうです。そして翌年、壬申の乱に勝利し、天武天皇として即位。天皇として吉野山に登り、夢で見た桜の木を見つけ、そこに一寺を建立し《櫻本坊》と名付けました。天武天皇の桜の夢判断をした役行者の高弟 角乗僧を住職に迎え、以後 大峰修行の根本道場として今日に至るそうです。《本堂》:役行者神変大菩薩。金剛蔵王大権現。大日大聖不動明王。秋葉大天狗。聖宝理源大師。 等をお祀りしています。※聖宝理源大師※空海の孫弟子にして、聖徳太子の生まれ変わりと云われる人。天智天皇の皇子・施基皇子(志貴皇子?)を始祖とする名門に生まれ、東大寺で南都教学を修め醍醐寺を草創した、真言密教の大家。四国をはじめ霊山名窟にて徹底的に鍛練を行った方です。役行者以降ずっと途絶していた『金峯山』への入峯を成し遂げ、お山を再び開いたことにより《修験道当山派》の祖とされておりまする。また、真言宗小野流の開祖でもある。書ききれぬほどの業績を残しているにもかかわらず、聖宝は名利(地位名誉財産)を厭う清廉潔白の人であったという…。(…カッコいい~)《聖天堂》:大聖歓喜双身天王…ガネーシャ神《大師堂》:弘法大師~徳川家菩提堂~《諸仏堂》:釈迦如来坐像(白鳳時代) 地蔵菩薩坐像(藤原時代)円空仏、天武天皇神霊、後醍醐天皇念持仏。 等をお祀りする。他に、地蔵堂、吉野大弁財天社、金毘羅大権社現、高倉稲荷大明神社…有り。(*^^*)櫻本坊のパンフレットにある文がとっても素敵ですので引用させてもらいますね♪『聖地大峰山に身を投じ、大自然・大宇宙と融合するところから始まる修験の道は幅広い魅力を有します。櫻本坊は個人の幅広い能力(精神性)を目覚めさせ、磨き合い、成長できる空間です。自己の大いなる魂にふれ、その素晴らしさに気付き、実生活に活かします。そこから生まれる平安な心は、人生を意義あるものにすることができます。』☆大自然・大宇宙との融合は、『スタート』にすぎないのですが、それを目的にしちゃっているスピグループを結構見かけます。あれれおいおい(--;)大自然・大宇宙と融合したければ…大自然・大宇宙に直接どかんと身を置けばよいだけなんだけどなあ~^^;なぜ余計なものを必要とするのだろう…風の音、波のリズム、滝の音階、花の香り、空の色…。そこに何を付け加える必要があるのだろう…そのままで、神の声、言葉、音楽であるのに…。人間は…人間の都合のよいよいに大自然・大宇宙をも操作し変えようとしすぎる…。ただその身一つで大自然・大宇宙の懐に飛び込めばそれでよいものを…必要なのは他へのリスペクトと感謝のみ…他に必要なメソッドはないものを…大自然を師とし、大宇宙を友とし、無限の叡知と豊かさを受けとれるのになあまわりくどいことをしてるってことは………本気で《安らぎ》を求めてないんだろうな………ボソッ(笑)☆あはは♪いつもあちこちの山頂で感じる思いが、文字になって表に出てしまいました^^;(^^ゞ櫻本坊では秋から春にかけて錬成会(サットサンガ)が行われているそうで…う~ん、かなり興味がございます。一度お会いした櫻本坊のお坊様が、どっしりとした磐のような素晴らしい方で、…(*^^*)宿坊としてお泊まりもできるそうですので、いつか宿泊してみようと思います。☆みんなで一通り参拝し、ちょっとのんびりして次に向かいます