スターリングラードのドイツ兵
撃破したT34脇の壕のドイツ兵。スターリングラードでの撮影。 1941年6月のバルバロッサ作戦開始時期には、多くのドイツ兵にM40ヘルメットが支給されていたがこの兵士はM35を被っている。M35ヘルメットとM40ヘルメットの違いは材質がモリブデン鋼からマンガン・シリコン鋼に変わったことだが、外見上はヘルメット側面の通気孔が別部品からプレスの一体成形に変わっただけで殆ど見分けがつかない。M40は通気孔がM35より僅かに大きい。ドイツ軍のヘルメットの特徴は独特な外見もあるが、内側の革張りがしっかりしており、頭に密着しずれないようにできていた。視界を確保しつつ頭部を広く防護できるデザインは現代の軍隊でも広く採用されているデザインで当時のドイツの先進性を感じさせる。私の友人でかつてファッションデザイナーをしていた人から、ドイツ軍のヘルメットは日本の力士の髪形が強そうにみえるので、力士の髪形からヒントを得て当時デザインされたものだという話を聞いたことがある。彼は多くの海外デザイナーと接点があった。力士の髪形がヒントになった・・・本当かどうか分からないが。★タミヤ 1/35 ドイツ歩兵 迫撃砲チームセット★