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October 24, 2006
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カテゴリ:レストラン
 

汐留にできたホテル、「コンラッド東京」。

ヒルトンホテル系列の、最高級版がコンラッド。


そのホテルに入っているフレンチレストラン、

ゴードン・ラムゼイ」に行ってきました!


ゴードン・ラムゼイ氏は、若干40歳の、

天才と言われるフレンチシェフ。


出身は、スコットランドで、

1998年に自分のレストランを持って、

翌年にはミシュランの星3つを獲得。


テンションが高くなると、

スタッフを罵倒したりものを投げたりと、激しい面も。


天才シェフですから、

もう芸術家の域に達しているのでしょう。


ロンドンに次々とお店をオープンさせ、

彼のお店のミシュランの星の合計は8つ


ヨーロッパではかなり人気の高い料理人です。


私がロンドンから帰国したのが5年前で、

その頃、コンランショップで有名な、テレンス・コンラン卿がプロデュースする

モダンブリティッシュレストランが次々とオープンし、

あたらし物好きのロンドンっ子たちの注目を集めていました。


そんな中、

ヌーベルキュイジーヌを打ち出したゴードン・ラムゼイの人気も

一気に上がったのではないかと思われます。


私が日本に戻った後に大ブレイクしたので、

ロンドンのお店には行けなかったの。

残念!!



私は、

コルドンブルーの「フランス料理と栄養学」という講座に通っていますが、

その中でも、やはり時代の流れとして、

身体にいいもの、ヘルシーなものを

どんどん料理に取り入れていかなくてはならない、と言っていました。


バターをたっぷり使うオーセンティックなフレンチは、

ある意味ヘルシーとは対極ですが、

フレンチのおいしさを壊さず、いかにライトにおいしい料理を作るかが、

今後の料理人の課題のひとつであるのは間違いないでしょう。


とはいえ、私は、身体のことだけを考えた、

マクロビ的な料理というのはあまり好きではありません。

マクロビオティックを否定しているのではありませんが。


ただそこにこだわりすぎると、

おいしさが二の次になってしまうのがいやで。

要は食いしん坊なんですね~^^;



今回、たまたま、

「ゴードン・ラムゼイ」のスペシャルランチの記事を、

無料の折り込み新聞で見て、すかさず予約。

「女性限定・平日のみ・スペシャルランチコース」

というのがあったのです!

コース料理にコーヒー紅茶までついていて、

しかも税金・サービス料込み。


このクラスのレストランになると、サービス料が馬鹿になりませんから、

かなりお得感があります。


今回は、私が日頃とてもお世話になっている方を

連れて行きました。


コンラッド東京は、高層ビルの28階がロビー階で、そこから上が客室。

最近、こういうタイプのホテルが多いですよね。


ゴードンラムゼイのあるところからは、浜離宮などは見えず、

汐留の高層ビル街に囲まれた感じの風景。


まるでマンハッタンにいる気分♪

こうやっていつも勝手にテンションを高めて盛り上がって行く私^^;

 

肝心のモダンフレンチの料理、いきましょう。


まずアミューズブッシュ

アミューズブッシュとは突き出しのこと。

白いんげん豆のポタージュ

白いんげん豆のポタージュ.JPG

最近、このポタージュのような、

カプチーノ仕立てのソースやスープを

よく目にします。


上品であっさりしているけど、コクがあって、すごくおいしい!

これからの料理を期待させるお味♪



次に前菜1品目


ズワイガニのサラダ仕立て マンゴーソースとバジルソース添え


ズワイガニのサラダ仕立てマンゴーソースとバジルソース.JPG

一瞬、自分でも作れそうかな、と思いましたが、食べ進むにつれて

シンプルだけと奥深い味わいに、とても自分では無理、と思いました。

まるで1枚の絵を見ているような美しい一皿。



その後に、前菜2品目。今度は暖かい前菜。


きのこのラビオリ セップソース 根セロリ添え

きのこのラビオリ根セロリ添えセップソース.JPG

ラビオリの中にぎっしり詰まったきのこ。

スモークされたらしきお肉も入っていました。


セップソースとは、

フランスのきのこであるセップ茸を使ったソース。

イタリアンでよく使われるポルチーニ茸と同じようなきのこです。

キノコの香りたっぷりで、秋を感じさせるお料理。
 
ソースにお醤油っぽい味を感じたのは、気のせいでしょうか。

それともキノコの香ばしさかな。


添えられた根セロリは、

ジャガイモのようにホクホクなのですが、

口の中でホワっとセロリの香りが♪



そしていよいよメイン。


スコットランド産のサーモンのポワレ 
トマトバターソース ロブスターポテト添え

サーモンのポワレトマトバターソースロブスターポテト添え.JPG


ゴードンラムゼイの出身地である

スコットランド産のサーモンの厚切りが

絶妙に焼かれています。


かなり厚切りなのに、

外は程よくかりっと、中はきちんと火が通っているけど

火を入れすぎていないのでジューシー。

完璧です!!


トマトバターソースは、全然しつこくありません。


ここまで全て食べ終わっても、

おなかいっぱいで苦しい、という状態ではありません。


デザートが別腹でなく楽しめるおなかの余裕があります。


デザート盛り合わせ

美しい絵のようです!

デザート盛り合わせ.JPG


いろんなものがちょっとずつ食べたい女性にぴったり。

お皿の左手から、

タルトタタン(りんごのタルト)、

ライチーのムースをバラの香りの焼き菓子でサンドしたもの、

オペラ(チョコレートケーキ)


オペラは、自分で作ることもあるのですが、

かなり手間のかかるケーキ。

きれいな層にしていくのが特に大変です。

そのオペラをこんなに小さくしてこんなに美しく仕上げるなんて!

まさに職人芸です!!!



そして奥の、右側のクリームは、

コアントローを効かせた大人の味。


その隣のグラスに入ったものは、トライフル

トライフルとはイギリスの定番デザートで、

スーパーなどでもよく売っています。


スポンジ、フルーツ、クリームの3層からなるデザートのこと。

それをアレンジして、

下はフルーツのジュレ、次にカスタード、一番上にクリーム。

こちらもかなりリキュールが効いていて美味♪



デザートを食べ終わった時点で、心地よい満腹感が訪れました。


う~ん、幸せ☆

重たくないんだけど、舌と心は大満足♪


料理は芸術なんだ、と改めて感じました。


私も頑張らないと~~!


いろんなレストランで食事をするのは、とても勉強になります。

味、盛り付け、テーブルセッティング、食材、などなど。



オーセンティックなフレンチが好きな方には、

ここのフレンチは、ちょっと違うのかも知れませんが、

私はすごく気に入りました。



新しいフレンチの世界を見た気がしました。


ディナーはとても予算が追いつかないので、

いつかまたランチで来たいな♪



またしても夕飯のメニューが思い浮かばないダメ母でした。






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最終更新日  October 27, 2006 12:05:12 AM
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